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2012年3月期(2011年度)第3四半期の決算を発表

2012年2月1日

著者:sharp-admin

2012年2月1日、平成24年3月期(2011年度)第3四半期の決算発表を行いました。

2012年3月期 第3四半期9ヶ月間累計の売上高は前年同期比81.7%の1兆9036億円、営業利益は前年同期比13.7%の91億円、経常利益はマイナス29億円となりました。
また、四半期純利益はマイナス2135億円と大幅な赤字になりましたが、これは、第1四半期に計上した大型液晶操業損失および事業構造改革費用などの特別損失、そして税制改正と業績悪化に伴う繰延税金資産の取り崩しを計上したことなどによるものです。

売上高については、「国内液晶テレビの想定以上の市場悪化」「大型液晶の外販減少」「国内携帯電話の販売減」そして「太陽電池の売上低迷」などにより、前年同期比4257億円の減収となりました。主に「AV・通信」「液晶」「太陽電池」部門で、それぞれ大幅な減収となりました。

利益については、売上減少による収益悪化に加え、「在庫評価減」「事業構造改革の推進」「繰延税金資産の取り崩し」など、体質改善を目的とした費用やイレギュラー的な費用の計上を行ったことから、営業利益の大幅減(前年同期比13.7%、573億円減益)、経常利益の赤字化(マイナス29億円)、四半期純利益の大幅な赤字化(マイナス2135億円)となったものです。
営業利益を主な部門で見ますと、売上同様、「AV・通信」「液晶」「太陽電池」が、それぞれ大幅な減益となっています。

また、市場環境要因としては、価格下落の影響額が前年同期比3043億円、為替影響額が99億円、タイの洪水による影響額が30億円、それぞれマイナスに働きました。

「部門別売上高」及び「部門別営業利益」は以下の表をご覧ください。

「主要商品・デバイスの状況」は以下の表をご覧ください。

欧州債務問題や高まる世界景気の減速懸念、長期化する円高など、我々を取り巻く事業環境は期初想定よりも厳しさを増しています。
年間の業績見通しについては、これらの事業環境や第3四半期累計の業績の進捗実績などを勘案し、売上高を前回予想の2兆8000億円から2兆5500億円に、営業利益を850億円から0円に、経常利益を670億円からマイナス300億円に、当期純利益を60億円からマイナス2900億円にそれぞれ修正しています。

今後は、4つの分野で2013年3月期に向けた業績改善に取り組んでいきます。
ひとつめは、「財務体質の改善」、2つめは、「AV事業および国内営業体制の構造改革」、3つめは、「太陽電池の事業構造改革」、最後が、「液晶事業構造改革の着実な推進」です。

これらにより、従来から進めてきた液晶事業構造改革を着実に推進させるとともに事業環境の変化に柔軟に対応し、2013年3月期以降の事業拡大と収益向上に取り組んでいきます。

部門別実績など、決算の詳しい内容はシャープホームページIR(投資家情報)サイトに掲載しておりますので、ご確認ください。
平成24年3月期 第3四半期 決算短信(PDF:288KB)
プレゼンテーション資料(PDF:448KB)

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