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誕生から1年、さらに進化した『AQUOS XLED』<EP1>ライン登場!-「AQUOS」史上最高※1の輝きと色の表現力、音にもこだわったプレミアムテレビ-

『AQUOS XLED』<EP1>ライン

皆さん、『AQUOS XLED(アクオス エックスレッド)』をご存じでしょうか?

当社のテレビ「AQUOS」は、液晶と有機ELの両方をラインアップしてきましたが、『AQUOS XLED』は、第3の選択肢として誕生したテレビのフラッグシップモデルです。明るい映像は液晶テレビに分があり、有機ELテレビは黒の表現に優れるという特長がありますが、『AQUOS XLED』はこの両方の良いとこ取りをした製品で、卓越した明暗表現力を発揮します。

『AQUOS XLED』は昨年12月に新ブランドのテレビとして登場後、その性能の高さが注目されており、この度、第2弾として、4Kテレビの新製品<EP1>ラインが登場しました。今回、新製品の特長と、第1弾からの進化について、企画担当者に話を聞きました。

スマートディスプレイシステム事業本部 国内TV事業部 山田(左)、 西本と
『AQUOS XLED』<EP1>ライン<4T-C65EP1>

― まずは、従来の液晶テレビより優れている点、そして第1弾からの進化について教えてください。

( → <EP1>ライン製品詳細はこちら

(西本)『AQUOS XLED』<EP1>ラインは、「AQUOS」史上最高の輝きと色表現力を兼ね備えたモデルです。その性能を実現するディスプレイ技術から説明します。

新製品<4T-C65EP1>の場合、バックライトとして、従来の当社液晶テレビ※2比 約72倍の数のmini LEDを高密度に敷き詰めています。1,000以上のエリアごとに明暗をきめ細かく制御する「アクティブmini LED駆動」技術により、従来の当社液晶テレビ比 3倍以上の輝き(ピーク輝度)と高いコントラスト(明暗比)を実現しています。

アクティブmini LED駆動による効果イメージ

  • ※1 当社が発売した「AQUOS」ブランドのテレビにおいて、同サイズのテレビのピーク輝度と色再現範囲の値
    • ※2 当社4K液晶テレビ<4T-C65EN1>(2022年発売)との比較において。

この「アクティブmini LED駆動」技術に加え、近接したmini LEDを相互連携させエリアごとに輝度を上げるほか、LEDの輝度制御だけでは表現できない“黒色”を映像処理側にフィードバックするなどの処理を行う「フレアブライトネス」回路で、『AQUOS XLED』の最大の特長である局所的な輝きと黒の表現力を向上させています。これは、長年のテレビ開発で培った、液晶とバックライトの駆動アルゴリズムで最適化を図るシャープ独自の技術です。

「フレアブライトネス」回路による効果イメージ

さらに、ナノサイズの半導体粒子である量子ドットにより光波長を変換する「量子ドットリッチカラー」技術を採用しています。mini LEDバックライトの青色光から純度の高い3原色(青・緑・赤)を生成することで、広色域と色鮮やかな映像表現を実現します。新製品<EP1>ラインでは、量子ドット半導体に新素材を採用し、赤色の純度を高めることにより、従来の液晶テレビに比べ色域(色再現範囲)を約20※3、昨年発売の『AQUOS XLED』<DP1>ラインに比べても約10%拡大しています。

  • ※3 色再現力の評価基準である色度図CIE1976 UCSでの比較において。
「量子ドットリッチカラー」による色再現イメージ

 

― ディスプレイ技術以外では、どんな進化をしているのですか?

(西本)新・画像処理エンジン「Medalist S4X」を搭載しました。従来のMedalist S2Xから実装している、なめらかな高精細映像を復元する超解像アップコンバート、映像本来の美しさを解析し復元するオブジェクトプロファイリングに加え、新製品の「Medalist S4X」には「AIプロセッサー」「環境センシング」を新たに追加しました。

「AIプロセッサー」は、100万通り以上の映像を学習したAIが、映像の中から人の顔や空などを高精度で検知し、例えば、顔の場合、顔色を自然で柔らかな色に調整します。加えて、映画やドラマ、スポーツといった番組のジャンルに合わせて、映像を自動で調整することで、コンテンツに適した色彩・明暗・精細感に最適化します

最近普及が進んでいる動画配信サービスを視聴する際、通信の回線状態で変わるネット動画の解像度に合わせ、画質調整を行う機能も備わっています。Medalistエンジンの進化はご販売店様からも高く評価いただいているんですよ。

「AIプロセッサー」による効果イメージ

「環境センシング」は、部屋の明るさに応じて画質を自動で調整する機能です。人の視覚は、周囲の明るさにより、明暗や色の感じ方が変化します。明るい部屋では、見えにくい暗部の中間調の階調レベルを上げ、輝度のダイナミックレンジを拡大することで、視認性を高めます。暗い部屋では、暗部階調をなめらかに調整し、明るい部分の白飛びを抑制し、質感を重視した自然な映像に仕上げます。

「環境センシング」による効果イメージ

「AQUOS」史上最高の輝きと色表現力を実現するには、ディスプレイ技術と画像処理技術のどちらも欠かせません。自社で開発した最先端の技術を投入し、ハードとソフトの両方の進化でそのシナジーを発揮させることで、『AQUOS XLED』は進化しているのです。

 

― 音にもこだわっているんですよね。

(山田)音響システム「AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS」により、映像と音声を一体化し、イマーシブ※4な音響体験を提供します。

例えば、スピーカーが下部だけにあると、画面の映像ではなく、画面の下の方から音が聞こえるような場合もあります。『AQUOS XLED』は、画面下部に加え、画面背面上部にツィーターおよびミッドレンジ(ハイトスピーカー)を搭載し、さらにハイトスピーカーを視聴者方向に20度傾けています。これにより、音の定位が上方へ移動し、映像と音声の一体感を生み出すとともに、上下に配置したスピーカーの音が合成され、画面中央から音が聞こえる、ファントムセンター定位(画音一致)を実現しているんです。

  • ※4 没入感のあるさま。

また、<EP1>ラインでは、サブウーハーとミッドレンジに新たに「パワーボイススピーカー」を採用しました。磁力を高め小型化した高効率なスピーカーユニットにすることで、低音から中音域の厚みと音のレスポンスを強化しています。人の声(中音)などが、クリアでよりリアルになり、音に厚みが加わりました。

立体音響フォーマット「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」との相乗効果で、イマーシブな音響体験をお届けします。

 

― <EP1>ラインのおすすめの機能などはありますか?

(山田)Google TVTMに対応し、よく使うサービスなどの履歴から、お客様の好みにあったものを勧めてくれるほか、音声操作でテレビを操作できるGoogle アシスタントにも対応していますので、「OK Google」と言ってから話しかけることで、映画を探したり、オン・オフなどテレビを操作したりできます。また、ビデオ通話アプリ「Google Duo」に対応※5していますので、別売りのカメラをつけるとビデオ通話なども可能です。ほかにも、HDMI 2.1規格のVRR、ALLM、eARCに対応し、最新のゲームを存分に楽しめますし、通信速度、接続安定性が向上する最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6」にも対応しています。

  • ※5 別売の外付けUSBカメラの接続が必要です。ご使用のデバイスに、アプリをインストールする必要があります。また相手側の機器によっては正しく動作しない場合があります。

 

― 『AQUOS XLED』は昨年のモデルの評価が高かったので、<EP1>ラインの商品化にはプレッシャーもあったのではないですか?

(山田)そうなんです。従来モデルを超えるため、技術の方にかなり無理なお願いをしました。ただ、私たちが進化したと思っても、お客様から評価されなければ、ただの自己満足になってしまいます。客観的な評価は大事なので、様々な視点からチェックし、磨きをかけていきました。特に、音の部分については、調整を繰り返すことで、皆さんに満足いただけるような仕上がりになったと思います。開発部門をはじめ関連部門の方に感謝しています。

そのおかげもあり、国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワード「VGP2023」で、特別大賞を受賞するなど、<EP1>ラインは高く評価されています。

「VGP2023」で特別大賞を受賞

 

― 最後に、今後の抱負を教えてください。

(西本)光と影を描き分ける優れた明暗表現力は、引き続き他の追随を許さないAQUOS XLEDの最大のストロングポイントだと自負しています。肉眼で見ているような臨場感を感じていただけるのではないでしょうか。他社にもたくさん良いテレビがありますが、75V型から55V型まで、大型ゾーンに5インチ刻みでラインアップし、お客様のお部屋にジャストサイズの製品をご提案できるのは当社だけです。『AQUOS XLED』がもっとお客様の身近な存在になれるよう、これからも注力していきます。

(山田)登場してから1年経ち、『AQUOS XLED』という名称は、販売店やメディアの方の認知はかなり進んでいると思います。今後は、お客様の間にも “プレミアムなテレビ『AQUOS XLED』“をさらに浸透させ、お選びいただけるように努力していきます。

 

― ありがとうございました。


『AQUOS XLED』の凄さを感じていただけたでしょうか。現在、「AQUOS XLED キャッシュバックキャンペーン」も実施しています。テレビの買い替えを検討されている皆さん、AQUOS史上最高の輝きと色表現力を実現したフラッグシップモデルの『AQUOS XLED』をぜひご検討ください。

  1. *「AQUOS XLED キャッシュバックキャンペーン」:ご購入期間:2022年10月25日(火)~ 2023年 2月28日(火)、ご応募期間:2022年11月 1日(火)~ 2023年 3月31日(金)16:59まで。
    キャンペーンサイト:https://jp.sharp/xled-cbcp22B/

(広報H)           

<関連サイト>
■ニュースリリース:4Kテレビ『AQUOS XLED』<EP1ライン>5機種を発売
          「AQUOS XLED キャッシュバックキャンペーン」を開始
■製品情報:テレビAQUOSサイト /『AQUOS XLED』『AQUOS XLED』<EP1>ライン

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