神於山(こうのやま)シャープの森から、フクロウの雛が無事巣立ちました
2015年6月8日
大阪府岸和田市の神於山(こうのやま)にある「シャープの森」で、フクロウの雛が生まれました。
「シャープの森」とは、「森・いきもの・人のつながりを理解し、きずなを深め、地球環境への優しい心をはぐくむ森」
を基本コンセプトとして、全国の事業所や営業・サービス拠点の近郊11か所で、
植林や、植えた苗を育てる育林により育まれている森です。
労使共同の環境ボランティア団体「シャープグリーンクラブ(SGC)」を中心に活動をしています。
神於山シャープの森では、「フクロウの棲む森づくり」をテーマに、
定期的な間伐やフクロウの巣箱作りなど、様々な保全活動を続けてきました。
本年3月28日に、巣箱に設置したカメラにより、1羽のフクロウが巣を作っているところを発見。
それから定期的に、お母さんフクロウの子育ての様子を観測することになりました。
そして、4月11日には、お母さんフクロウがじっと動かないことから、卵を抱いていると予測。
7日後の4月18日には、ついに1羽目の雛の誕生を確認しました。
4月28日には、2羽目の雛が誕生したのを確認。2羽ともすくすくと育っていきました。
雛たちを守るためにも、情報公開を控えていましたが、
2羽とも無事に巣立ちましたので、みなさんに動画をお見せできることになりました!
動物園などでフクロウを目にする機会はありますが、雛を育てる場面はなかなか見ることができません。
その姿はとても神秘的で、お母さんフクロウの力強さと頼もしさを感じました。
フクロウの巣箱づくりは、2011年からスタートしました。
2014年春には、巣箱でフクロウが産卵したものの、残念ながら孵化には至りませんでした。
そこで、2014年9月13日(土)の活動でフクロウの巣箱の改修とメンテナンスを行い、
今年はどうか孵化してほしいと願っていました。
2014年9月13日(土)の活動の様子
http://blog.sharp.co.jp/2014/09/30/1308/
フクロウの巣箱の改修とメンテナンスの様子(2014年9月13日)
その成果が、今回の孵化に繋がったのだと思います。
作業された方々にとっては、お母さんフクロウと同様に、我が子のように見えたのではないでしょうか。
フクロウの棲む森づくりには、どのような意味が込められていると思いますか?
もちろん、フクロウを見たいから、というわけではありません。
フクロウが生息するには、餌となるネズミやトカゲ、昆虫類などが生息できる環境が必要です。
動物や昆虫がより多く生息するには、豊かな自然でなければいけません。
つまり、フクロウが棲める森とは、自然が豊かである証拠なんですね。
これからも、自然豊かな森の象徴とされるフクロウが毎年営巣するように、
継続して保全活動を行っていきます。
(広報担当:M)
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