インドネシア・SEIDのエアコン新工場が生産開始にともない、出荷式を実施

4月12日(水)、インドネシアの生産販売会社SEIDが拠点を構えるカラワン工業団地のエアコン新工場が生産を開始し、出荷式を実施しました。

※ ピー・ティー・シャープ・エレクトロニクス・インドネシア P.T. Sharp Electronics Indonesia(略称:SEID)

新工場は、インドネシア国内およびASEAN諸国の旺盛な需要に対応する生産・輸出拠点として、ノーマルタイプはもちろん、今後は、省エネ性能が高いインバーターエアコン・プラズマクラスター搭載エアコンなどを生産する予定です(生産能力:90万台/年)。

出荷式には、副社長の沖津さん、SEID社長の寺岡さん、副社長の藤井さん、(SAS)空調事業部 事業部長の三代さんが出席し、ご尽力いただきました協力会社の皆様、エアコン生産にかかわる従業員の前で、感謝の気持ちをお伝えするとともに、今後の展望を紹介しました。

沖津さん
寺岡さん

寺岡さんによる出荷宣言のあと、沖津さんから「省エネ需要が世界的に高まるなか、インドネシアとASEAN諸国向けにインバーターエアコンの普及拡大を図り、2025年までに、生産するエアコンのインバーター比率約50%を目指そう」という激励の言葉がありました。出荷式後、生産されたエアコンはトラックで出荷され、4月中にインドネシア各地の店頭に並ぶ予定です。

世界第4位の人口(約2億7,000万人)を擁するインドネシアなどASEAN諸国では、急速な経済発展に伴い家庭用エアコンの市場が拡大しており、都市部だけでなく地方においても今後さらなる需要の増加が見込まれています。

当社は、1970年にインドネシアで家電事業を開始して以来、50年以上にわたりテレビ・冷蔵庫・洗濯機などを製造販売してまいりました。さらに、インドネシア全土で販売・サービス網を構築し、家電機器のリーディングメーカーとして各種生活家電の普及拡大を図ってまいりました。

今後はその知見を活かし、エアコン新工場の生産開始を契機にASEAN市場全体への安定的な供給体制の構築を図るとともに、将来的にはAIoT搭載モデルなどの付加価値モデルも生産することにより、ASEAN市場でのシェア拡大をめざしてまいります。

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