思い出の家電(51)

これまで使ってきた家電と、その思い出をみなさんから投稿していただきました。
「そういえば、うちでもそんなことあったな」などと思いつつ、ほっこりしていただければ幸いです。

わたしは「電子ソロバン

1973年発売の横長タイプの電卓、世界初のカウンター兼用電子ソロバン「エルシーメイト」<EL-120>です。

<EL-120>(1973年)

日々、世の電卓の小型化が進行し、カード型電卓などに向かって小型化が進んで行くただ中、

標準価格9,980円と価格を抑えて「ひとり1台計算機」を実現しました。

表示は3桁で、整数9桁、少数3桁の計12桁の計算が可能、4分割で表示する変わりモノが登場したという印象でした。

外形寸法:厚さ22mm×幅170mm×奥行65mm

重さ:185g(単3乾電池3本含む)

 

当時は、商品の棚卸チェックなど色々な用途を見込んで搭載した「カウンター機能」が重宝したとの話を耳にしましたが、真偽のほどは・・・。

 

背景

熾烈な「電卓戦争」の時期で、1972年に発売されたカシオ計算機株式会社の「カシオミニ」(12,800円)に対し、当社は翌1973年に「電池1本100時間」のキャッチフレーズで反射型の液晶を使った技術商品<EL-805>(25,800円)、低価格商品<EL-120>(9,980円)を発売し、挟み撃ちにする戦略を取りました。

 

   

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