太陽光発電、蓄電池、家電、EVがつながる「Eeeコネクト」システムの提供開始を発表

2024年2月19日2024年2月19日 kohi.hideaki@sharp.co.jp シャープエネルギーソリューション株式会社

2月15日（木）、太陽光発電、蓄電池、家電、EV（電気自動車）がつながる「Eeeコネクト」システムの提供開始について、メディア向け発表会を八尾事業所で開催しました。

EVの充放電が可能なEV用コンバータ＜JH-WE2301＞を発売し、EVと住宅をつなげるV2Hシステムを構築。太陽光で発電した電気を有効に活用するため、蓄電池との連携や2023年11月にスタートした家電連携に加え、新たにEVもつながるシステムです。

本システムでは、太陽光発電、蓄電池、EVの3連携制御により、従来の太陽光発電と蓄電池に加え、EVの充放電も一括制御できます。太陽光で発電したクリーンな電気は直流（DC）のままEVに充電するため、発電した電気を効率良く自家消費するほか、太陽光由来の電気をEV走行に最大限活用できます。

発表会では、シャープエネルギーソリューション株式会社（SESJ）エネルギーマネジメント事業統轄部エネルギーマネジメント商品企画部長の佐藤さんより、市場の動向、商品、システムなどについて説明しました。

■業界最小・最軽量^※１で住宅壁面への設置が可能なEV用コンバータを発売

今回発売するEV用コンバータは、業界最小・最軽量のサイズ（幅505×奥行194×高さ347ｍｍ、23㎏）で住宅の壁に設置できるので、スペースが限られる駐車場でも設置することが可能です。

※1 太陽光発電と蓄電池とDC連携可能なV2Hシステムにおいて。シャープ調べ（2024年2月15日現在）。

■太陽光発電、蓄電池、EVの3つの電気を、自動で連携し制御が可能

EV用コンバータを蓄電池連携型パワーコンディショナに接続しV2Hシステムを構築することで、太陽光発電、蓄電池の制御に加え、EVの充放電もできるようになり、3連携での自動制御が可能となります。

また、太陽光で発電した電気は直流（DC）のままEVに充電できるので、効率良く自家消費できるほか、日中など多く発電しているときには、蓄電池とEVへの同時充電も可能です。

万が一自宅が停電した場合には、停電していない地域でEVを充電し、帰宅後EVから自宅に放電しながら蓄電池にも充電することができるため、停電の備えとしても有効活用できます。

■クラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」で、EVと気象警報との連携や通知機能に対応

エネルギー機器を自動で賢く制御するクラウドHEMS^※２サービス「COCORO ENERGY」バージョンアップにより、EVの気象警報連携、EV接続忘れ通知などに対応します。

EVとの気象警報連携では、台風などで気象警報が発令されると、蓄電池だけでなくEVにも充電することで停電に備えられます。

※２ Home Energy Management Systemの略。住宅で使用するエネルギーを管理・制御するシステムです。

また、V2HシステムはEVに充放電コネクタを取り付けた後、通信を開始するためEV接続操作が必要です^※３。「COCORO ENERGY」のEV接続忘れの通知機能では、指定時間にEV接続操作がされていない場合はスマートフォンに通知が届く^※４ので、EVの充電忘れを抑止します。

※３一部、車種によっては操作不要の場合があります。

※４当社スマートフォンアプリ「COCORO HOME」（無料）のインストールが必要です。

■機器補償に加え、24時間365日問い合わせ対応、偶発事故に対する損害補償サービス^※５などを提供

機器保証に加えて、V2Hシステム特有の困りごとを解決する有償補償サービスをご用意^※５します。V2Hシステムは帰宅後など夜間に操作することも多いため、コールセンターは24時間365日対応としています。また、落雷・台風のほか、充放電コネクタ^※６の落下や車両との衝突といった偶発事故に対する損害なども補償されます。コールセンターをはじめとするこれらのサービスは最大15年まで延長可能^※７なため、購入後も安心してお使いいただけます。