『グッドデザイン・ベスト100』を含む4件が『2024年度 グッドデザイン賞』を受賞

当社は、以下の計4件において、『2024年度 グッドデザイン賞』(主催:公益財団法人 日本デザイン振興会)を受賞しました。また内1件が特に優れた100件とされる『グッドデザイン・ベスト100』に選定されました。

・スマートフォン『AQUOS R9』-グッドデザイン・ベスト100-
・スマートフォン『AQUOS wish4』
・デジタルフルカラー複合機<BP-C131WD>
・多階層ロボットストレージシステム

今年度は11月5日(火)に東京・有明の東京ガーデンシアターで受賞祝賀会※1、11月1日(金)から5日(火)まで東京ミッドタウン[六本木]で上記案件を含む受賞全件展示会「GOOD DESIGN EXHIBITION 2024」が実施されます。

また東京・有楽町にあるGOOD DESIGN Marunouchiでは審査委員が個人的に選んだお気に入りの受賞デザインを展示・紹介する企画展「私の選んだ一品」※2の第1期に『AQUOS wish4』が展示され、審査委員および三宅デザイン事務所、当社のデザイナーとのトークイベント※3も行われます。

  • ※1 オンラインでのライブ配信も行われます
  • ※2 第1期:10月16日(水)から10月29日(火)第2期:10月31日(木)から11月12日(火)第3期:11月14日(木)から11月27日(水)
  • ※3 実施時刻:10月27日(日)14:00から
グッドデザイン賞は1957年に創設された、日本の「総合的なデザイン」の推奨制度です。
https://www.g-mark.org/

■スマートフォン『AQUOS R9』

≪審査員評価≫
これまでスマートフォンのデザインは、高性能、高機能、高級感の追求が大きな流れであった。しかし、それらの追求が収穫逓減を迎え、人々の豊かさ、幸せに結びつきづらくなりつつある。 そのような状況を背景として、これまでの流れに安易に流されることなく、勇気を持って立ち止まり、最も身近な機器としてスマートフォンを見つめ直し生まれたのが、本デザインである。 自由曲線を用いたカメラ周りのパネルのシェイプ、縦横を揃えないレンズ周りのレイアウトが、プロダクトのキャラクターとなり、どこか愛らしく、手帳や財布のように愛着を持てるプロダクトに仕上がっている。 また、作り手側から見ると、この定石からあえて外したデザインから、これまでのスマートフォンとは一線を画すものを作ろうというデザイナー、開発者の強い意思、勇気が伝わってくるデザインであり、本年度を代表するデザインに相応しい。


<グッドデザイン賞サイトへのリンク>
https://www.g-mark.org/gallery/winners/23126

■スマートフォン『AQUOS wish4』

≪審査員評価≫
多機能、高性能、高級感の追求に疑問を持ち、ユーザーが本当に持ちたいと思えるスマートフォン、手帳のように身の回りにあるお気に入りのもののようなスマートフォンを作りたいという強い決意のもと生まれたプロダクトである。 カメラ周りの絶妙なバランスでデザインされた自由曲線が、プロダクトのキャラクターとなり、どこか愛らしく、置き忘れの回数も減るのではと思うぐらい感情移入してしまう。またこの自由曲線から、デザイナー、開発者の新しい価値観を作り出すという強い決意、またもがきすら感じる。

<グッドデザイン賞サイトへのリンク>
https://www.g-mark.org/gallery/winners/23129

■デジタルフルカラー複合機<BP-C131WD>

≪審査員評価≫
外装のほぼ全てに再生プラスチックを用いており、総樹脂量の使用割合で見ても50%以上と高い使用率を達成している。そして、その再生プラスチックを用いた筐体は、コントラストの高すぎないグレートーンでゾーニングがなされており、コンパクトなサイズと相まって、落ち着いた存在感を醸し出している。また、ユーザーインターフェイスについては、操作部は小型であるが、その分、選択肢が整理されて操作に迷うことが少なくなり、わかりやすい操作性が実現されている。

<グッドデザイン賞サイトへのリンク>
https://www.g-mark.org/gallery/winners/25332

■多階層ロボットストレージシステム

≪審査員評価≫
ロボット化しても作業員が動き回ってピッキングするのは変わらないので、棚が動く方式を考えたという発想、メーカーでありながら物流の現場の課題解決に踏み込んだ姿勢に共感した。QRコードやWi-Fiといった親しみやすいデバイスの使用は、信頼性の高さにつながるだろう。ロボットの八角形の形状は、回転するので丸に近づけつつ、荷重を受け止めるので表面積を広く取り、見た目の力強さも考えたとのことで、ものづくりへのこだわりが伝わってきた。

<グッドデザイン賞サイトへのリンク>
https://www.g-mark.org/gallery/winners/24014


グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品認定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

私たちは今後も、コーポレート宣言“Be Original.”に則り、人に寄り添う製品の創出に努めてまいります。

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