10月10日はなんの日?転倒リスク予測で転倒予防に取り組みます!
10月10日が何の日かご存じですか?この日は、日本転倒予防学会が制定する「転倒予防の日」です。職場での転倒災害は、令和2年で30,929件(休業4日以上)と労働災害で最も多く、近年増加傾向にあります。転倒災害は、その約6割が休業1か月以上と重症化することも多く、転倒予防は職場において重要な課題となっています。
現在、Digital Healthcare事業推進部では、転倒リスクを計測し改善プログラムを提供する「転倒予防ソリューション」の事業化取り組みを進めています。
今回、社員を対象に「転倒予防ソリューション」を用いた転倒リスクの計測と転倒予防に関するセミナーを堺、八尾、奈良の各事業所で開催しました。
■転倒リスク計測会
計測では、計測器を利き腕の指に装着し、計測用ボードの上に足を揃えて立ちます。1分間、目を閉じた状態で計測器を装着した腕を振り、体の揺れなどを計測することで、転倒リスクを予測します。
このようなレポートが作成されます。レポートでは、転倒にかかわる身体能力/感覚能力を評価したグラフや、バランス偏差値、おすすめの体操などを知ることができます。
■転倒予防セミナー
後日、計測会に参加した社員向けに、転倒予防に関するセミナーを開催しました。10月10日(火)、「転倒予防の日」には堺事業所で開催、セミナーの前に計測結果のレポートをお渡ししましたが、レポートに記載された推定年齢と実年齢との差に、嬉しそうな方がいる一方、苦笑いされる方もいました。セミナーでは、株式会社ユーフォリア ウエルネス事業プログラム責任者 兼 産業アスレティックトレーナーの一原克裕氏による、転倒の原因や転倒予防運動の効果についてのお話に加え、簡単にできる体操などをご紹介いただきました。
今回社員の皆さんに体験してもらった「転倒予防ソリューション」は、10月17日(火)から開催されているCEATECで展示しています。健康関連施設やイベントなどでの利用を想定し、多くの方に転倒予防に取り組んでいただくきっかけにしていただくとともに、社会課題の解決につなげてまいります。