「SHARP Tech-Day’24」まであと4日◇「エリア別選択加熱技術」で食品ロス削減を目指す!
「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」の5つのゾーンから、今回はNext Innovationゾーンの「エリア別選択加熱技術」についてご紹介します。新たなレンジのあり方を提案するもので、食品ロス削減といった、これから増々重要になってくるESGにもつながるテーマです。
「エリア別選択加熱技術」は複数の食品をあたたかいものと冷たいものにわけて、エリア別に配置することで、それぞれ最適な状態に解凍・あたためることができます。これにより、冷凍食材活用シーンも広がり、食品ロス削減に繋がります。
ポイント
1.あたたかいものと冷たいものを同時に適温仕上げ
2.細かな加熱出力制御で、食品に適した解凍・あたためを実現
3.半導体採用(脱マグネトロン)により、長寿命の安心安全設計
集合施設やコンビニエンスストアなど、頻繁に使う場所でも、長く安心して使える
「エリア別選択加熱技術」の実用例(4種類の冷凍食材を加熱分け)
焼売やポテトサラダ、おひたしなど、複数の食品を投入した場合でも、エリアごとに出力を細かく設定することができ、結果、右上のサーモグラフィー画像のように、適した温度に食材をあたためたり解凍したりすることができます。
食堂施設やコンビニエンスストアなど、冷凍状態で保存した料理や弁当の異なる食材を、同時に適度な状態であたためることができれば、食材の保存が長期化でき、フードロス削減に繋がります。また、冷凍食材の活用シーンも広がっていくと考えています。
この「エリア別選択加熱技術」の担当者に、「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」への意気込みを語ってもらいました!
なかなか電子レンジの新技術をお披露目する機会がなかったため、大変うれしく思っています。
みなさんが普段使われている電子レンジですが、進化できる可能性が出てきました。
今回の新技術で解凍・あたためを同時に行い、お弁当でごはんに合わせてあたためるか、サラダに合わせてあたためるか気にする必要がなくなります!
出展の反応を見て、これからのことを考える段階ではありますが、わかりやすく解説できるように頑張りますので、ご来場をお待ちしております!
多くの方々の協力を得ながら、エリア別選択加熱技術のデモ機の試作、デモ内容の企画、検討を行い、無事、この日を迎える事ができました。感謝しています!Tech-Dayでは「新しい電子レンジ」を感じ取っていただけるよう頑張ります!
食品業界の方々から「電子レンジの進化で食のサプライチェーンを変えたい!」というお声を聞いて、「エリア別選択加熱」を開発開始、電子レンジを進化させてみました。
「エリア別選択加熱」で出来ることは、お弁当の最適加熱の他にもたくさんあると思います。
(個人的には、日本酒の熱燗と冷凍お刺身の解凍が同時に出来ればいいなぁ、、と)メンバーで協力して作ったデモ機をTech-Dayでお披露目し、多くの人に見ていただきたいです。
みなさんもぜひ見に来てくださいね!
17日からの「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」には、当技術のほか、フードロス削減につながるとして、「急速冷凍」や「減圧乾燥」技術も展示しますので、ぜひご注目ください。
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