「JAPAN BUILD TOKYO ―建築の先端技術展―」にて衛星通信ソリューションを参考展示

当社は、船舶用電子機器分野大手の古野電気株式会社様と、LEO(低軌道)/MEO(中軌道)衛星通信アンテナの開発において協業しています。12月10日にはその分野を建築分野まで拡大し、建設DX向けの衛星通信ソリューションを両社で開発することを発表しました。この建設DX向けの衛星通信ソリューションを、12月11日(水)から13日(金)まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「JAPAN BUILD TOKYO ―建築の先端技術展―」の古野電気様ブースにて、参考展示しました。

■ 主な出展内容

建設DX向けの衛星通信ソリューション

LEO(低軌道)衛星通信端末

シャープが開発するLEO衛星通信アンテナと古野電気様の建設現場向けWi-Fiシステムを連携させた、建設DX向け衛星通信ソリューションを共同開発。地下や高層階、トンネル内など、モバイルデータ通信が困難な建設現場における高品質で高速大容量のネットワーク環境の構築に加え、工事の進捗にあわせたネットワーク構築エリアの柔軟な変更ができます。本ソリューションを早期に実用化することで、緊急時の迅速な連絡や効率的かつ高度な施工管理、遠隔監視など、建設現場のDX促進に貢献可能です。

会場で新規事業開発統轄部 第二開発部 部長 大杉さんにお話を伺いました!

新規事業開発統轄部 大杉さん

ブースには、多くの建設業界の関係者にご来場いただき、建設現場における安定した通信環境確保に対する高いニーズを実感しました。また、防災時のネットワーク構築への関心の高さも伺えました。具体的なシーンとしては、山間部に鉄塔を建設する現場や、高速道路のトンネル工事現場などです。「いつからサービスインするのか?」「競合機との違いはなにか?」など、実用化に向けた期待のお声を多数いただきました。今後も衛星通信の活用分野の開拓ならびに早期の実用化に向けて取り組んでまいります。

さらに、古野電気で建設分野をご担当されている、古野電気株式会社 技術研究所 ビジネスラボ 主任研究員 建設DX 事業責任者 石野さんにもお話を伺いました!

今回の出展では、LEOアンテナが目を引いたようで、多くの方にお越しいただきました。ありがたいことに、LEOは周知されつつある通信技術であり、サービス開始について多数の質問をいただきました。特に、先行する他社との仕様の違いや、サービスの開始時期、料金体系など、利用するにあたっての前向きな質問が多くありました。これからの実証実験の結果も建設市場に大きく訴求できると考えており、試作いただいたLEOアンテナの有効性を示せるような取り組みを進めたいと考えています。

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