つくば市でのIoT家電の防災情報伝達効果実証に関する発表会を開催

2月13日(月)、茨城県つくば市、国立研究開発法人防災科学技術研究所（以下 防災科研）、当社の3者は、シャープ製のIoT家電を防災で活用するための検討に関する共同研究契約を締結し、本年2月27日から3月5日（予定）まで、日本初^※となる、音声発話機能を用いた実証実験をつくば市内にて行うことを、つくば市役所にて発表しました。

会場では、まず、防災科研 総合防災情報センター長補佐 取出 新吾 氏より、シャープとの実証実験に至った経緯とつくば市での実証実験の意義や目的について概要をご説明いただきました。

次に、防災科研 理事長 林 春男 氏より、既存の防災情報インフラとIoT家電がクラウド上で連携することで、現在の防災情報を発信する手段を補完する重要な媒体になる可能性をご紹介いただきました。また、今後も他社の様々な機器への展開や、他自治体へも積極的に広げていきたい旨を表明されました。

続いて、当社 SAS事業本部 BtoBソリューション事業統轄部 AIoT事業推進部長の中田さんより、AIoT家電の概要と機器としての特長を紹介。その上で、家電と防災情報との親和性について解説しました。さらに、身近な生活家電を活用した「フェーズフリー防災」の実現に向け、今後本取り組みを他社プラットフォームにも積極的に広げ、オープンな形で発展させていくことをアピールしました。

最後に、つくば市長 五十嵐 立青 氏よりご挨拶いただき、本実証実験への期待や、自治体としての防災上の課題を解説した上で、本取り組みを全面的に支援していきたいとの市の考えを表明されました。

つくば市、防災科研、シャープの3者は、本実証実験をもとに、今後の実用化に向けた検討のほか、今回、実験を行う冷蔵庫・エアコン・空気清浄機以外の発話機能を持つ機器とのさらなる連携など、幅広い防災活用を協議してまいります。

■ 実証実験の概要

プロジェクト名	対象者	期間
発話機能搭載家電を利用した防災情報伝達実験	対象の家電を 利用している、つくば市民	2023年2月27日（月） ～3月5日（日）（予定）

＜実証実験の募集詳細（つくば市ウェブサイト）＞
https://www.city.tsukuba.lg.jp/kurashi/anshin/bousai/1019647.html

　

※　クラウド音声発話機能を持つ生活家電で地域住民に防災情報を伝達する実証実験として。（2023年2月13日時点、シャープ調べ）

　

＜関連リンク＞

・ニュースリリース
日本初、つくば市でシャープのIoT家電の音声発話機能を用いた 防災情報の伝達効果に関する実証実験を実施