「メディカルリスニングプラグ」実証研究に関するオンライン発表会を開催しました

6月12日(月)、耳あな型補聴器「メディカルリスニングプラグ」を活用した、島しょ部における難聴者支援の実証研究について、オンライン発表会を開催しました。発表会には、東京医療センター 感覚器センター 聴覚障害研究室長 神崎医師、通信事業本部 ソリューション事業推進部 部長の景井さん、同 参事の布浦さんが登壇しました。

※「島しょ部」は、国内の本州・北海道・四国・九州・沖縄本島を除く島々としています。

上段左から、神崎医師、景井さん、下段 布浦さん

初めに、景井さんより、補聴器事業への参入経緯を説明し、メディカルリスニングプラグの商品特長を紹介。お求めやすい価格やデザイン性に加え、オンラインフィッティングが可能な点をポイントとして訴求しました。

次に、布浦さんより、当社が今回の実証研究に参加するきっかけとなったオンラインフィッティングの機能について詳細を説明。続いて、利島村や実証実験の概要を紹介後、当社が参加する目的や意義について、「実証研究で得られる知見を活かし、補聴器販売店などにアクセスがしづらい難聴者支援に貢献できるソリューションとして、本機を広く展開していきたい」と表明しました。

最後に、神崎医師より、実証研究の医学的な意義や、島民の補聴器使用効果の測定方法について説明。聴力検査のほか、認知機能検査も実施し、補聴器使用との関連を研究する旨を表明しました。また、今後、他の島しょ部の難聴者支援においても、本機の活用が期待できるとコメントしました。

当社は、お住まいの近くに耳鼻科や補聴器販売店がない方々に、テクノロジーとサービスを持って、聞こえのサポートを提供し、難聴の分野における医療の地域格差を、専門医の先生とシャープのテクノロジーを持って、共に乗り越えていきたいと考えています。

【関連リンク】

◆リリース

耳あな型補聴器「メディカルリスニングプラグ」を活用した島しょ部における難聴者支援の実証研究を利島で実施

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