石川県能美市での「IoT高齢者見守りシステムサービス」提供開始に関する発表会を開催

左から、AIoTクラウド シニアフェローの白石さん、能美市DX推進アドバイザーの丹氏、能美市市長の井出氏、
SAS(事本)長沢さん、三菱電機IoT・ライフソリューション新事業推進センター長の石原氏

10月2日(月)、石川県能美市での「IoT高齢者見守りシステムサービス」提供開始に関するメディア向け発表会を能美市役所で開催し、オンラインでも配信しました。

最初に、能美市 市長の井出氏よりご挨拶をいただき、自治体としての高齢者見守りに関する現状を解説した上で、地域が抱える課題や本事業の概要、今後の展開に関する期待を表明されました。続いて、北陸先端科学技術大学院大学副学長で、市のDX推進アドバイザーである丹氏からも「メーカーや機種に関係なく家電の使用履歴を有効活用できるだけでなく、将来的には石川県全体でも連携が可能となる拡張性の高いシステムだ」と、今回の取り組みの意義を説明いただきました。

次に、SAS事業本部 グローバル新規事業推進統轄部 AIoT事業推進部 部長の長沢さんより、「IoT高齢者見守りシステムサービス」の概要を紹介。見守り対象者のご自宅にIoT家電を設置し利用頂くだけで、能美市関係機関・支援者が見守り対象者の生活状況の変化に早期に気づけることを説明したうえで、「メーカー共通規格を採用することで複数メーカーのIoT家電を効率的に利用可能」「イエナカデータ連携基盤の仕様を活用することで様々なサービスへ提供可能」「能美市汎用連携システムへの接続により他の自治体へ横展開が可能」という特長をアピールしました。

続いて、三菱電機 IoT・ライフソリューション新事業推進センター センター長の石原氏は「各社のクラウドシステムが標準的な仕組みでつながることで、地方が抱える社会課題の解決に貢献できる」、AIoTクラウド シニアフェローの白石さんは「社会に貢献できる仕組みを構築できたので、活用に向けて取り組んでいきたい」とそれぞれ抱負を述べられました。

長沢さん
白石さん

石川県能美市での「IoT高齢者見守りシステムサービス」について

当社と三菱電機、およびAIoTクラウドの3者により、能美市在住の見守りを必要とする高齢者らがIoT家電を日常的に利用することにより、市内の関係機関・支援者が対象者を遠隔で見守ることができる「IoT高齢者見守りシステムサービス」の構築事業を2023年10月より着手し、2024年にサービス開始を目指します。

本サービスは2024年度以降も能美市の継続事業として展開を予定しています。今後は、さまざまな社会課題の解決に向け、本サービスの対象となるIoT家電メーカーの拡大や災害対策への応用など、協力しながら推進してまいります。

会場の様子

<関連リンク>

・ニュースリリース

日本初(※1)、複数メーカーのIoT家電を活用したマルチベンダー型「IoT高齢者見守りシステムサービス」の提供を開始

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