【シャープ横断♪バトンリレー】第7走者◆初めての海外生活で四苦八苦!
シャープ横断バトンリレーの第6走者として、和田さん(通称ワダム先輩)からバトンを引き継ぎました、SEE(Sharp Electronics (Europe) Limited)で人事を担当している吉村です。SKFC(=シャープ郡山フットボールクラブ)で数多くのアシストを頂いたワダム先輩から超ロングキラーパスが飛んできました。これまでの皆さんのような華々しいエピソードはないのですが、自分のキャリアを振り返って印象に残っていることを中心にいくつかご紹介させて頂きたいと思います。
【2008年 入社→ドキュメントシステム事業本部 総務部 @大和郡山(現SBS事業本部 総務部)へ配属】
入社日前日、自分の配属先もわからないまま天理の研修所に向かう電車の中での、あの期待のような不安のような、何とも言えないソワソワした気分は忘れられません。(同期の皆さんも似たような気分だったのではないでしょうか?)
研修を終えて奈良の総務部に配属されたのですが、仕事に関してはとてもここでは書けない失敗のオンパレード・・(一切謙遜ではありません)関係者に多大なるご迷惑をおかけし、当時の上司には愛あるご訓示を頂くことも度々で、落ち込むことも多かったですが、 定時後に同期の仲間と体育館で運動したり、週末のサッカーでリフレッシュしながら何とかやっていたように思います。
【2012年 奈良事業所ソフトボール大会】
そんなパッとしない日々を過ごす中で、一つの転機になったのがこのイベントの運営を担当したことでした。
これは元々シャープ創業100周年記念スポーツ大会(結果的に中止となりましたが・・)の予選という位置づけで、事業所のグラウンドで毎日定時後に1試合ずつ、全32試合のトーナメント形式で実施したものです。
かなり労力がかかるので最初はやや気乗りしなかったのですが、大会が始まるとこれが一変。毎日、応援も含め多くの方がグラウンドに足を運んでくれるので試合も大いに盛り上がり、結果速報をイントラへUPすると想像以上の反響があるので、いつの間にやら自分でも信じられないくらいやる気いっぱいに・・
この後本社へ異動になったので、結局担当したのは初回大会のみでしたが、「やり切ったなぁ・・」と思える忘れがたい仕事(遊んでるようにしか見えませんが・・)の一つです。
このほかにも奈良事業所のファミリーフェスティバルや夏休みの家族工場見学を企画したりする中で、来場される方の普段は見られない「家族」としての顔が見れたり、毎年会うたび大きくなるお子さんに驚いたり、一見仕事とは直接関係のない文体活動ですが、働くヒトの背景にある職場での人間関係や、ご家族の存在を肌で感じ取れたことが、人事のキャリアを歩む上での礎の一つになっています。
(特にこの関連ではU先輩に散々お世話になりました。お元気でしょうか?)
【2013年 人事本部 @西田辺)】
当時は(当時も?)激動の時代で、仕事の話が少し書きにくいため詳細は割愛しますが、初めての異動後、右も左もわからない中で色々と新しいことに挑戦させてもらいました。
そんな中、この頃は独身、寮住まい、本社の立地、と条件が揃っていたので、西田辺や天王寺界隈へしょっちゅう飲みに行っていたように思います。(注:お酒は全く飲めないのですが飲み会は好き)飲み会に限らずですが、上司、同僚、同期、研修仲間、社外の関係者など、関係性問わず色んな人と話をする機会が増えたことで、自分の視野が大きく広がった時期ではないかと思います。
そして共感してくださる方も多いのではないでしょうか。西田辺の居酒屋が恋しいです。(特に海外赴任してからは安くて美味しい日本の居酒屋の価値を痛感します)ま〇ぞう行きたいなぁ・・
【2016年 他社での経験】
経緯はさておき、、ところ変わって兵庫県内にある、とある鉄管を製造する工場の総務部門で働いていました。仕事は人事考課の調整や昇格試験の運営のような人事らしいものから工場見学の案内、毎月の全体朝礼の司会や工場内の社内報作成、採用活動での工業高校への挨拶回り・・更に週末には企業スポーツの応援や工場の文体行事もあったりして、何とも現場らしい雑多で忙しい毎日でした。
溶けた鉄や粉塵があちこちで飛び交い、頭上には何トンもの鉄管がクレーンで運搬される現場は文字通りエネルギーに溢れていて、それ自体も衝撃でしたが、そこに働く人たちが長年かけて培ってきた知識・経験・技術を次の世代に継承しようとする、「モノづくりはヒトづくり」という文化がトップから現場に至るまで深く浸透していたことが印象的でした。
【2018年 管理本部 総務部 @堺】
経緯は再び割愛させて頂きますが、いわゆる「出戻り」でシャープに再入社しました。大変な時期にシャープを離れていた後ろめたさもやはりあって、入社初日に堺本社のゲートをくぐる瞬間は言葉にならないくらい緊張しました。まだまだこうした再入社をNGとする会社も少なくない中、受け入れてくれた職場の懐の深さには感謝しかありません。
【2021~現在 Sharp Electronics (Europe) Limited.(欧州統轄会社)@ロンドン】
異動を打診された際、英国はロックダウンの真っただ中で、当然不安はありましたが、海外赴任はこれがラストチャンスかもしれないと思いもあり、はるばるロンドンへやってきました。当然ながら英語はなかなか聞き取れず、車を運転してもラウンドアバウト(円形の交差点)のルールがわからず同じ場所をグルグル…散髪に行くと思いがけない髪形にされる…などなど。初めての海外生活で四苦八苦の毎日は続いていますが、気づけば赴任からそろそろ1年半。周囲の温かいご支援のおかげで、ようやく少しずつ楽しみも見いだせるようになってきました。
また、海外赴任をすると改めて感じるのが家族の存在の大きさです。比較的住みやすいロンドンとはいえ、言葉はもとより食事や医療、教育、治安など、環境が大きく異なる中、その負荷の多くを担ってくれている妻と、コロナどころか風邪一つひかずに元気いっぱいの息子(2歳)の存在が何よりの支えです。
以上、偶然にも人事という世界で過ごすことになったこれまでのキャリアを眺めてみると、ヒトのもたらすエネルギーとその面白さに助けてもらって何とかやってきた14年半だったなぁと改めて思います。気づけば社会人生活もすっかり中盤戦なので、お世話になっている皆さんに少しは恩返しせねば…と思う今日この頃です。日本に帰るころには一回り成長できるよう精進します。
ということで、こちらのバトンは
スマートディスプレイシステム事業本部 アジア中国TV事業部 アジア事業推進部の堀内信吾さん
へお渡ししたいと思います。彼は私と同じく2008年入社で、たまたま新入社員研修でグループが一緒だったのがきっかけで知り合ったのですが、当時から既に「世界を股にかけるオーラ」を身にまとっていたのを覚えています。新卒採用のイベントに先輩社員として登壇してもらったり、NHKの朝のニュースに出ている彼を見かけたり(!)など、何かと刺激をもらっている同期の一人ですので、次回のコラムを楽しみにしています。
よろしく!
(吉村広之/Sharp Electronics (Europe) Limited)
≪シャープ横断♪バトンリレー≫とは…?
みなさんの人脈を駆使しバトンのようにコラムを繋いでいくという、太古の昔からある数珠つなぎ企画!第7走者はSharp Electronics (Europe) Limitedの吉村さんでした。第8走者は、吉村さんからバトンを託された堀内さんです。お楽しみに♪