オススメの一冊(2)高慢と偏見

みなさんから募集した、とっておきの書籍を紹介します。ご自身の参考や、ご家族に紹介したくなる一冊とめぐり会えるかもしれません。

高慢と偏見

ジェイン・オースティン 著 (訳)中野康司 (筑摩書房)

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高校生のとき、学校の図書室で次に読む本に悩んでいたら、「今月のおすすめ」と題した本棚にこの本がありました。

何気なく手に取って、概要を読んでみて、面白そうだなと思ったのがきっかけです。

全くの偶然ですが、同じ本が自宅の本棚にもあり、今でも時間があるときに繰り返し読み直しています。

この本は様々な出版社から出版されているのですが、個人的には、このちくま文庫さんの「高慢と偏見」の訳され方が好きです。

※ 筑摩書房の文庫レーベルが「ちくま文庫」です。

 

平凡で退屈な日常を送る主人公エリザベス・ベネットは、近くに引っ越してきた資産家ビングリーのパーティーで、ビングリーの友人ダーシーと知り合いますが、そのパーティーでの高慢な態度に反感を抱きます。やがて知り合う美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ウィッカムの話すダーシーへの中傷を信じてしまいます。ところがその話には裏があって・・・、という内容から始まる上下巻のお話です。

 

18世紀ならではの価値観・考え方が表現されていて、恋愛事情や結婚観も今とたいぶ違います。話す内容も皮肉や比喩が飛び交って、ラブ・コメディになるのも頷けました。英国恋愛小説の名作であり、大ヒットしたドラマ(1995年BBC)もあるようですので、ドラマを知っている方があるかもしれません。観られた方も、ぜひ原作を読んでほしい推しの本です。

 

 

 

 

 

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