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美術とデジタルが融合する「おもしろびじゅつワンダーランド2017」

2017年8月8日

著者:広報M

東京都港区赤坂の東京ミッドタウンにあるサントリー美術館では、8月31日(木)までの期間限定で、六本木開館10周年記念展「おもしろびじゅつワンダーランド2017」が開催されています。(中学生以下、入場無料)

サントリー美術館さまが所蔵する名品と、シャープの技術が融合した展示があるということで、さっそく取材に行ってきました。一人で体験するのもそれはそれで楽しそうでしたが、今回は2組のご家族と一緒に体験してきました。

では、「おもしろびじゅつワンダーランド2017」の世界へ!

入ってまず目にするのは、屏風がふわっと開く映像。

実はこれ、当社の超短焦点プロジェクターを使っていただいているんです。

プロジェクターは普通、遠くに置くほど画面が大きくなりますよね。つまり、近いと画面は小さくなります。この超短焦点プロジェクターは、短い距離でも、大きな画面の投影が可能なんです。人がスクリーンの前を横切っても影になることがほとんどありません。

業務用レーザー超短焦点プロジェクターPG-LU400Z
http://www.sharp.co.jp/business/projector/products/pglu400z/

「この距離でも歪まずに綺麗に映るのは衝撃でした」と、サントリー美術館のご担当者にも仰っていただきました。案内役のツル太と一緒にパタパタすると特別な映像がご覧になれますので、ぜひパタパタしてみてくださいね。

そしてその先には、17世紀の江戸を代表する絵師、狩野探幽の傑作『桐鳳凰図屏風(きりほうおうずびょうぶ)』が広がります。

鳳凰の目に生命を感じるのは私だけでしょうか。

そこから少し歩くと、暗闇の中にきらきらと光り輝く「切子(きりこ)」の世界が広がります。こちらの展示コーナーでは、当社のインフォメーションディスプレイが、「切子」表面の見事な文様を映し出しています。

次の展示は、幸せへの願いがこめられた『色絵寿字宝尽文八角皿(いろえことぶきじたからづくしもんはっかくざら)』。

めでたさを意味する「寿」のまわりに、不思議な力を持つ宝物がたくさん描かれています。ということで、「おもしろびじゅつワンダーランド2017」では、宝物に埋もれることができます。

隠蓑と隠笠に隠れる奇跡の一枚。

『色絵寿字宝尽文八角皿』も温かく見守ります。

次は、墨を吹き付けたかのような文様が施されている『染付吹墨文大徳利(そめつけふきずみもんおおどくり)』。

マイクに向かって叫ぶと、『染付吹墨文大徳利』そっくりの大きなオブジェに、カラフルな文様が吹き付けられます。小さな声だと、小さくなるみたいですよ。

私のおすすめはこちら。タブレットで自分だけの着物をデザインできます。

色を決めて、好きな模様を配置しながら、着物をデザインしていきます。

着せるモデルさんを選び、最後に署名すると……。目の前の大画面ディスプレイに、デザインした着物が映し出されます!

さっそく私も。鷺(さぎ)や花束などの絵柄は、大きくしたり、回転したりできるので、デザインの自由度は高いです。人によって全く異なるデザインの着物がつくれるので、見比べる楽しさもありますね。

しっかりと署名。

私のデザインも表示してくれたこちらのディスプレイには、当社の色鮮やかな80V型4K高精細インフォメーションディスプレイを使っていただいています。4Kが表現する緻密で立体感のある映像は、オリジナリティ溢れる着物たちをより豊かに表現します。

先ほどデザインした着物の模様や選んだモデルさんは、隣に展示する『白綸子地梅に熨斗蝶模様打掛(しろりんずじうめにのしちょうもよううちかけ』や、『色絵女人形(いろえおんなにんぎょう)』などが元となっています。元のデザインを再現したり、オリジナルの着物をつくったり、様々な楽しみ方がありそうですね。

サントリー美術館のご担当者より、「美術品の展示は、どう伝えるか、どう見せるかが大切です。シャープさんの技術は、美術品の魅力をお客さまにわかりやすく伝える言葉のような存在だと思います」とのお言葉をいただきました。デジタル技術などを通して、日本美術を体験・体感することをテーマにした「おもしろびじゅつワンダーランド2017」は、8月31日(木)までです。ぜひデジタルと美術の融合を体験してみてくださいね。

(広報担当:M)

 

サントリー美術館さま
http://www.suntory.co.jp/sma/

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