8月8日(木)から2日間、東京都千代田区の東京ミッドタウン日比谷内にある会場「BASE Q」にて、「食&料理×サイエンス・テクノロジー」をテーマにしたイベント「Smart Kitchen Summit Japan 2019(主催:株式会社シグマクシス、NextMarket Insights)」が開催されました。
イベントには、世界各国から、グローバルで活躍する起業家、シェフ、投資家、研究者など、幅広い分野のプロフェッショナルが集まり、講演やディスカッションが行われました。
食文化の歴史や、IoT化が進むスマートキッチン、フードテックと呼ばれる食に関する最新技術、投資家から見た食ビジネス、世界的な課題であるフードロスなどの講演がいくつも行われ、どれも興味深いものばかりでした。
冒頭、主催者であるシグマクシスのディレクター 田中 宏隆さんが、スマートキッチンの最新トレンドやフードテックの未来について語られました。世界的にも、食への関心が非常に高まっており、多種多様な企業や団体が参入している。それらの企業や団体が連携することが技術革新に繋がるとし、今回のようなイベントが非常に有効だと話されました。
講演会場に併設された展示ブースでは、様々な企業や団体が食に関する最新の製品やサービス、コンセプトなどを出展。当社は、複数の料理の調理手順をわかりやすく教えてくれる「だんどりナビ」サービスのプロトタイプと、料理キット宅配サービス「ヘルシオデリ」などを展示しました。
「ヘルシオデリ」は、当社の調理家電「ヘルシオシリーズ」のウォーターオーブン「ヘルシオ」と水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」専用の料理キットをご自宅にお届けするサービスです。届いた食材と調味料を対応機種で調理することで、シェフの味をご家庭で簡単にお楽しみいただくことができます。
食のプロが多く集まるイベントとあり、ご自身のビジネスとの親和性や、共創することで新しい何かを生み出せるのではないか、という視点の質問が多く聞こえてきました。異なる分野・業界の人やビジネスが交流することで、革新的な製品やサービスに繋がる可能性を感じることができました。
当社の新しい取り組みとして、開発中の「だんどりナビ」サービスのコンセプト展示も行いました。
料理の上手な人は、複数の調理を手際よく同時にこなしますよね。食材を切り、茹でている間に、別の調理の下ごしらえをする。そんな調理の「段取り」について深く考え、AIにより「段取り」良く調理ができるよう各工程をおすすめする、というサービスのプロトタイプです。
開発中のプロトタイプを、あえて公開することで、新たな共創を生み出したい、食のプロたちのご意見をいただきたい、という狙いがありました。実際に、プロトタイプの反響は大きく、当社の担当者は「このコンセプトがすんなりと受け入れられ、面白いと言っていただいたことは大変嬉しい」と語っていました。
19時頃より行われたネットワーキングディナーでは、「ヘルシオデリ」のスパイシーキーマカレーが振る舞われました。オリジナルのスパイスが美味しさを引き立てる、オススメの一品です。
カレーを待つ人の行列が途切れることはなく、用意した60食はすぐになくなりました。召し上がった方からは、「スパイスが非常に美味しい」「この味を、家で簡単に楽しめるのは嬉しい」などのコメントをいただきました。
その他にも様々な料理が提供され、賑わいと共に、新たなビジネスの話もたくさん生まれていたように思います。
こちらは、今話題の「完全食」のパン。2個食べると1日に必要な栄養の1/3が摂れるというものです。クリームチーズとハチミツが添えられており、美味しくいただきました。
こちらは、自動でカラフルなクレープ生地を焼いてくれるマシン。
生クリームの入ったデザート系のクレープもさることながら、チーズとハム、トマトソースを使ったこちらの料理は最高に美味しかったです。申し訳ないと思いつつも、2ついただきました。
調理家電を手掛ける当社が食のプロたちと交わることで、新たなビジネスに繋がっていく。その大きな可能性を感じるイベントでした。
(広報担当:M)
料理キット宅配サービス「ヘルシオデリ」
https://cocorostore.sharp.co.jp/kitchen/
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