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空気清浄機と呼べる唯一※1のエアコン「Airest」
その魅力を開発担当者に聞きました!

梅雨に入ってますますムシムシしてきましたね。梅雨が終わればうだるような暑さがやってきます。今年は特に厳しい暑さが続くようです。熱中症対策のためにもエアコンはぜひ上手に活用してください。
今回は当社が2019年12月に新たに発売したエアコン「Airest」についてご紹介します。

 

「Airest」はズバリ

空気清浄機と呼べる唯一※1のエアコンです。

※1 国内家庭用エアコンにおいて。2020年7月現在。(当社調べ)

 

当社が長年培ってきた、空気清浄機の技術とエアコンの技術を融合することで、強力な空気清浄力を実現しました。昨今、お部屋の空気の汚れが気になり、空気清浄機を新たに購入された方も多いと思います。「Airest」は1台で、エアコンとしてだけでなく、空気清浄機としても使用することができる一台二役の商品です。さらに、新構造により、エアコンの大きな悩みである「カビ」の抑制にも高い効果を発揮します。

 

今回は、「Airest」の商品企画を担当した国内空調・PCI事業部 空調商品企画部の担当者に開発の背景などを聞きました。

企画担当の福地さん(左)と南條さん(右)

―発売以来、どういった反響ですか。

エアコンに本格的な空気清浄能力を搭載したのは業界で初めてだったので、大きな反響をいただいています。空気清浄機が欲しい、と思っていても、家庭によっては置き場所に困っているとか、子どもやペットなどが触って倒してしまうといった不安があって購入をためらう方がいる中、「Airest」であれば場所も取らず、安心して使用できると、たいへんご好評をいただいています。

 

 

―エアコンと空気清浄機を一体化する案はいつから構想されていましたか? 開発ではどのような苦労がありましたか?

4年ほど前から、企画を構想していました。大きな課題だったのは、空気清浄機としての基準をクリアしながら、エアコンの性能(風量)もしっかり出すことでした。空気清浄機とよべる基準をクリアするためには集じん脱臭フィルターで吸込口全体を覆うことが効果的ですが、それではなかなか風量を出すことができず、エアコン本来の性能を出すことができませんでした。
そこで新たに開発したのが「4連シロッコファン」です。当社の空気清浄機でも採用している、吸引力の高いシロッコファンを採用することで、しっかりと風量を確保することができました。ただ、空気清浄機に入っているシロッコファンをそのままエアコンに入れるととても大きなエアコンになってしまいます。サイズを小さく改良し、性能を発揮するために4連にするなどの工夫を実現するまでの開発はとても難しく、長い時間がかかりました。

 

ここで改めて、「Airest」のポイントを大きく4つに分けてご紹介します。

 

 

 

その1:圧倒的な空気清浄力を実現

エアフィルターに加えて吸込口全体を覆う「集じん脱臭フィルター」をプラスしました。業界No.1※2のパワフルな空気清浄力を実現。さらに、微細なホコリをキャッチすることで、エアコン内部に入るホコリを従来のエアコンと比べて99%抑制※3し、エアコン内部をキレイに保ちます。

※2 国内家庭用エアコンにおいて。JEM空気清浄適用床面積55畳。2020年7月現在。(当社調べ)
※3 当社従来モデル(AY-J22D)と(AY-L22P)において、室内機内部に付着したホコリの量を比較。■試験結果:(AY-J22D)365.7mg付着、(AY-L22P)1.5mg付着(当社調べ)

 

 

その2:「新構造」によりエアコン内部が圧倒的に清潔に

冷房運転時は、吸い込まれた室温の空気が、冷たい熱交換器を通ることで温度が下がり、冷風が出ていく仕組みになっています。従来モデルでは、空気をエアコン内部で冷却するためカビの原因となる結露が発生しやすくなっていました。一方、「Airest」では吹き出し口近くで冷却するため、エアコン内部は室内とほぼ同じ湿度が保たれ、結露が発生しにくくなっています※4

※4 試験機関:当社調べ。試験方法:AY-L40Pにおいて。室温27℃ 湿度60%の条件で、冷房運転を2時間実施し、その後運転停止5時間の計7時間における室内機内部の湿度を測定した結果、エアコン内部の露点温度を算出し結露状態にならないことを確認。

 

 

その3:お手入れラクラク

「Airest」は集じん脱臭フィルターと熱交換器の配置により、カビの原因となるホコリと湿度を抑制しているため、内部はいつも清潔に保たれています。フィルターのお手入れは約6ヶ月に1度、天面のエアフィルターを掃除機できれいにするだけ。集じん脱臭フィルターは約1年半おきに交換していただくだけで、とても簡単にお手入れすることができます。

 

 

その4:気流をイメージした曲線を帯びたデザイン

「Airest」は冷房・暖房それぞれの使用に応じて開き方が変わる、上下両開きのロングパネルを搭載しています。足元から暖める冬、天井方向へ風を持ち上げて、天井からやさしく冷やす夏、など直接体に風を当てることなく、お部屋を快適に冷暖房してくれます。「Airest」本体もその快適な気流をイメージしたデザインとなっています。また、空気清浄機としてのみ使用する場合はパネルが開くことなく、スタイリッシュなデザインのまま運転します。24時間365日使っていただきたいものだから、デザインにもこだわりました。

 

―今後はどういったエアコンを開発したいと考えていますか。

「清潔機能」と「AIoT機能」です。 「清潔」はエアコン内部の清潔さを保ちながら、お部屋の空気をきれいにすることで、今まで以上に快適性を進化させるエアコンを開発したいと考えています。 また「AIoT機能」では、利用者一人ひとりの好みや環境に合わせて、温度・湿度・風の当たり方などに対する不満を解消し、気持ちよく過ごすことができる空間を届けていきたいです。

 

 

―ありがとうございます。

 

「Airest」は空気清浄適用床面積55畳※5とパワフルな空気清浄能力を発揮するため、一台で十分、リビングルームなどの空気清浄機としてお使いいただけます。

※5 国内家庭用エアコンにおいて。JEM空気清浄適用床面積55畳。2020年7月現在。(当社調べ)

 

この夏はぜひ「Airest」でキレイな涼しい、快適な空間で過ごしていただきたいと思います。また「ニューノーマル」と呼ばれる新しい生活様式には、空気清浄をしてくれる「Airest」は特にオススメの商品です。ぜひお試しください。

広報担当:U

 

製品情報

https://jp.sharp/aircon/airest/

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