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いまだかつてない圧倒的なスピード感!爆速5Gモバイルルーターへのこだわりを聞きました

2020年8月4日

記事:c

2020年春に発売した当社製5Gモバイルルーターについて、開発陣を代表して商品企画部の大屋修司、城田真吾、要素開発部の引野望、機構開発部の空閑(くが)綾子、回路開発部の川崎勲に、製品化の狙いや仕様決定の経緯、開発でこだわった点、おすすめの使い方などについて聞きましたので、ご紹介します。

5Gモバイルルーター

当社製5Gモバイルルーターの主な仕様

・5Gの通信電波帯「サブ6」「ミリ波」両方に対応
・受信時最大約 4.1Gbps、送信時最大約 480Mbpsの超高速通信を実現
・無線(Wi-Fi6)最大16台と有線(2.5GBASE-T LAN 、USB3.0)の同時使用が可能
・複数の端末で 同時に5Gの超高速通信をシェアできる
・サイズは約157×約84×約16mm
・質量は約268g
・バッテリー容量は4,000mAh

    ※通信会社により数値が異なる場合があります。

 

―― 製品化の狙いと仕様決定の経緯をお話しいただけますか?

(大屋)日本における5Gのリーディングカンパニーとして、また当社8K+5G戦略実現のためにも、スマートフォンとデータ端末(モバイルルーター)の両方を、商用サービス開始に合わせてご提供しました。

商品化にあたっては、5G立ち上げ時の商品ということで5Gの高速通信をいかに有効に活用するかという点に注目して仕様を決めました。 このために、Wi-Fi6(802.11ax)の搭載に加えて、2.5GBASE-Tの高速有線LANを搭載しました。

これにより、外出先における大容量ファイルの送受信や動画視聴、Web会議の通信などにも使用できるほか、イベント会場や仮設事務所など、固定回線の敷設が困難な場所や一時的に高速回線が必要となる場面での複数機器の同時使用が可能となりました。

 

製品化の狙いについて語る大屋さん
製品化の狙いについて語る大屋さん

 

―― この5Gモバイルルーターでは「サブ6」の電波に加えて「ミリ波」にも対応していますが、「ミリ波」とはどんなものなのでしょうか?

(引野)5Gの電波帯である「サブ6」は6GHz未満の周波数帯、「ミリ波」は28GHz帯などの高周波数帯です。「ミリ波」は「サブ6」よりも直進性が高く減衰しやすいため、利用可能なエリアが「サブ6」よりも限定されます。しかし、「サブ6」が3.7GHz帯と4.5GHz帯を100MHz幅ずつ利用するのに対し、「ミリ波」は28GHz帯を400MHz幅ずつ利用するため、「ミリ波」を使ったほうが周波数帯域の幅、つまりデータが通る道幅が広くなり、「サブ6」より一層高速な通信が可能という特長があります。本機では「ミリ波」用に、方向の異なる3つのアンテナを搭載し使い分けることで、「ミリ波」での受信感度を高めました。これにより、「ミリ波」の高速通信を活かした新たな用途に寄与できると考えています。

 


3つのミリ波用アンテナの電波放出イメージ
(赤いところが強い電波)
左側、長辺方向の上方、右側をそれぞれのアンテナでカバーしています
ミリ波について説明する引野さん

 

―― 新規格Wi-Fi6や有線LANについて説明いただけますか?

(城田)Wi-Fiは、5Gの高速通信を活かせるように、Wi-Fiアライアンスの最新規格であるWi-Fi6(11ax)に対応しています。また最大16台の機器を同時に接続できるため、タブレット端末やノートパソコンなど複数の端末を接続した時でも高速かつ安定的な通信が可能です。

有線LANについては、従来のモバイルルーターでは最大1Gbps通信が可能な1000BASE-TのLANをクレードルに搭載するのが一般的ですが、5Gでは受信最大4Gbpsの高速通信が可能なため、2.5GBASE-Tの高速LANを5Gモバイルルーター本体に内蔵しました。

無線(Wi-Fi6)と有線(2.5GBASE-TのLANポート、USB3.0)の同時使用も可能なので、デスクトップPCとノートPCを併用するなど、利用シーンや接続端末に応じた接続方法が選べます。

 

新規格Wi-Fi6などについて語る城田さん

 

―― 技術的に一番こだわったところは?

(川崎・空閑)モバイルルーターにとって、「安定した通信速度を継続して出せること」が最も重要であり、熱による処理速度の低下をできる限り起こさないように、放熱設計に一番こだわりしました。熱源を分散したレイアウトと放熱を効率的に行うため内部金属部品の配置について試行錯誤を繰り返し、最適な放熱設計を実現しました。

放熱設計について語る空閑さん(左)と川崎さん

 

―― オススメの使い方など、お願いします。

(大屋)通信会社様によって若干異なりますが、5Gは大容量通信を前提とした料金プランになっています。従来のモバイルルーターは個人が持ち歩いて1人で使うような用途が多かったですが、この5Gモバイルルーターは小規模オフィスや家庭での固定回線の代わりとしても十分お使いいただけます。

また、現在主流の4G通信としても最速クラスの性能を持っていますので、5Gエリア外でも幅広いエリアで高速4Gルーターとして利用でき、オススメです

 

―― ありがとうございました。

 

5Gの通信エリアは、今後各通信会社様が順次拡大させていく予定です。もちろん4Gエリアでも高速通信が可能ですから、ご自宅の固定回線の置き換えにもご利用いただけます。お引越しや新しいモバイルルーターをご購入の際は、ぜひ、5Gモバイルルーターを検討してみてください。きっと、いまだかつてない圧倒的なスピード感を体験できると思います。

(広報担当:C)

  

製品情報

https://jp.sharp/k-tai/lineup/router.html

 

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