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大阪中之島美術館「みんなのまち 大阪の肖像 [第2期]」に当社の家電製品を出展しています

大阪市北区に2022年2月に開館した大阪中之島美術館で、8月6日(土)から10月2日(日)まで、展覧会「みんなのまち 大阪の肖像[第2期]」が開催中です。こちらの展覧会は大阪中之島美術館開館記念展として開催されているもので、この第2期に、大阪発祥の工業製品として、当社の家電製品が展示されています。今回、その展示の一部をご紹介いたします。

大阪中之島美術館(大阪市北区)

展覧会の第3章のエリア「ニューライフからの情景 きょうびの、ええし。」では、積水ハウス株式会社が中心となって実物大で再現した1970年代の工業化住宅「温居(ぬくい)さんち」で、当時の生活の様子をごらんいただけます。

「きょうび」とは「最近」を、「ええし」とは「裕福な家」を意味するそうで、「当時のみんなの憧れの住宅」を表します。その時代を知る方には懐かしい、知らない方にもどこか温かい空気が感じられるのではないでしょうか。工業化住宅の再現にあたっては、当時の設計図などをもとに、部材はほぼ同じものを調達し、手に入らないものについては今回のために制作したそうです。ちなみに私の感想は「子供の頃、こんな感じだったなぁ。懐かしい!」です。

1970年代の工業化住宅「温居さんち」
花柄が美しい電子ジャーは象印マホービン株式会社の製品です。
子供の頃、同じようなものが家にありました。

このエリアでは工業製品として当社製品とともに、パナソニックグループや、象印マホービン株式会社といった、大阪の地で成長してきたメーカーの製品が出展されています。当時、電化製品の普及により、人々の生活は大きく変化しました。

「三種の神器」と呼ばれた冷蔵庫・白黒テレビ・洗濯機
(左から 松下電器産業株式会社製、当社製、三洋電機株式会社製)
松下電器産業株式会社(左)と当社の電子レンジ。いずれも1960年代の製品です。
会場に展示されている当社製品(一部)

この他にも多くの製品をご覧いただけますが、同時期に販売されていた複数のメーカーの製品を同時に見ることができるのはこの展覧会ならでは。当時、多くの人々が便利で快適な生活を夢見て、憧れたであろう家電製品の数々に、私も胸を躍らせながら見学しました。

パナソニックグループと当社は、同時期に創業した総合家電メーカーとして大阪の家電業界を牽引してきました。また、花柄の意匠の魔法瓶のデザインには当社のデザイン責任者が携わったという話も伝わっており、その後の象印マホービン株式会社などによる<花柄ブーム>に影響を与えました。そんな歴史に思いを巡らせつつ、こちらの展示をご覧いただければと思います。

【「みんなのまち 大阪の肖像 [第2期]」について】
会場:大阪中之島美術館 5階展示室
会期:2022年8月6日(土)~10月2日(日)※月曜日休館(9月19日を除く)
開催時間:10:00 – 18:00(入場は17:30まで)
会場までのアクセスや観覧料など、くわしくは大阪中之島美術館ホームページをご覧ください。
https://nakka-art.jp/exhibition-post/osaka-portrait-2022/

また、会期中は館内に「シャープミュージアム紹介コーナー」を設けています。このコーナーには、1950年代から1960年代にかけ全国各地で見られた「街頭テレビ」を模したディスプレイを設置し、展覧会展示製品に関する秘話などを紹介しています。こちらもぜひご覧ください。

「街頭テレビ」を模したディスプレイ

当社は戦後の高度成長期に数多くの家電製品を世に送りだし、その家電製品は豊かさの象徴とも言われました。これからも、より豊かな生活を実現する製品やサービス、ソリューションをお届けできるよう取り組んでまいります。

(広報Y)

※各企業のミュージアムでは、今回の展示以外の製品もご覧いただけます。ぜひ足をお運びください。見学について、くわしくは各ミュージアムのホームページでご確認ください。

●パナソニックミュージアム:https://holdings.panasonic/jp/corporate/about/history/panasonic-museum.html
●まほうびん記念館:https://www.zojirushi.co.jp/corp/kinenkan/

●シャープミュージアム:https://corporate.jp.sharp/showroom/

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