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大阪中之島美術館「開館1周年記念展 デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」に当社製品を出展しています

家電製品を選ぶとき、どんな基準で選びますか?機能や価格はもちろん、好きな色や形といったデザインで選ぶという方も多いのではないでしょうか。かつては無機質なものが多かった家電製品にも素敵なデザインのものが増えており、選ぶ楽しみが広がっていると感じています。

シャープの製品は、通常なら工業デザインの分野にあてはまりますが、それは本当にデザインなのか、それともアートなのか?そもそもその違いは何?そんな視点でさまざまな作品を自分の目で確かめる企画展「デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」が大阪中之島美術館で2023年4月15日から6月18日まで開催中です。

大阪中之島美術館(大阪市北区)

この展覧会に展示されているのは、当社製品のような工業製品だけでなく、家具、造形作品、イベントや映画のポスターなどといった、70名以上の作家の約110点。戦後1950年代から現在までの流れに合わせ、ひとつひとつの作品がすべて主役となるように展示されているとのことです。

今回の企画展に、当社から液晶テレビ「AQUOS」<LC-13C1>(2001年発売)とモバイル型ロボット電話『RoBoHoN』(2016年発売、以下ロボホン)が出展されていますので、ご紹介いたします。

液晶テレビ「AQUOS」<LC-13C1>(2001年発売)/喜多俊之

2001年に発売した、初めて「AQUOS」という愛称を冠した液晶テレビです。「20世紀に、置いてゆくもの。21世紀に、連れてゆくもの。」というキャッチコピーを覚えてくださっている方も多いかもしれません。喜多俊之さんによるデザインは、ハンドルをつけることで「持ち運びできるほどの薄型・軽量」を印象付けつつ、スピーカー部を強調しインテリア性を高めており、新しいテレビの時代を予感するものでした。

モバイル型ロボット電話『RoBoHoN』(2016年発売)/高橋智隆

ロボホンは2016年にモバイル型ロボット電話として登場しました。電話としての機能だけでなく、歌を聴かせ、踊りを披露し、愛嬌たっぷりにふるまうロボホン。表情は変わらないはずなのに、不思議と表情豊かに感じます。デザインは、ロボットクリエイターの高橋智隆さんによるものです。

ところで、この企画展ではそれぞれの作品の近くに設置されたデバイスから、自分の思う「アート成分/デザイン成分」を投票し、集計結果を確認することができます。皆さんなら、AQUOSやロボホンはアート成分多めと思いますか?それともデザインのほうでしょうか?もちろんこの投票に正解はありません。感覚や感じ方は私たちひとりひとりのものですが、他の人がどんな目で作品を見ているのかを知ることで、さらに想像力が広がるような気がします。

このデバイスを使って、自分の思う位置にスライドさせて投票します

【「開館1周年記念展 デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」について】
会場:大阪中之島美術館 4階展示室
会期:2023年4月15日(土)~6月18日(日)※月曜日休館(5月1日を除く)
開催時間:10:00 – 17:00(入場は16:30まで)
会場までのアクセスや観覧料など、くわしくは大阪中之島美術館ホームページをご覧ください。
https://nakka-art.jp/exhibition-post/design-art2023/

ぜひ足を運んでいただき、自分の目でじっくりと確かめながら新しい作品と出会ってみてください。デザインとアートの境界線を行き来する、そんなわくわくする時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

(広報Y)

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