「IVS2023 KYOTO」に、シャープがコミュニティパートナーとして初参加
2023年7月28日
日本最大級のスタートアップ※1カンファレンスである「IVS2023 KYOTO」が、6月28日(水)~6月30日(金)の3日間に渡り、京都市勧業館「みやこめっせ」で開催されました。Infinity Ventures Summit(IVS)は、2007年から開催され、スタートアップエコシステムの発展に貢献してきたイベントで、今回、シャープがコミュニティパートナー※2として初参加しました。
- ※1 新しいビジネスモデルや革新的なアイデア・技術で急成長をめざす、市場開拓フェーズにある企業のこと。
- ※2 「IVS2023 KYOTO」を多くの方々に知っていただくことで、スタートアップとの活性化、および、企業とスタートアップの最適なマッチング機会をより多く創出できるよう推進する団体・法人。
「IVS2023 KYOTO」は、「次世代の、起爆剤に。」をミッションとして開催され、新たな時代を牽引する企業の経営者・経営幹部・投資家が一同に会しました。国内外の企業経営者・幹部など200名以上の登壇者によるセッションから知見を学ぶとともに、参加されたスタートアップの皆さんと交流することで、新規事業創出/成長のきっかけを掴む場になり、参加登録者は1万名を超えるなど、過去最大級のイベント規模で行われました。
一方で当社は2016年から、長年培ってきたモノづくりのノウハウをもとに、スタートアップを支援するオープンインキュベーション※3事業を研究開発本部にて進めてきましたが、現在は、さらにスタートアップとイコールパートナーとしてともに成長していくプログラム(SHARP Incubation Partner-program)を展開するなど、事業環境の変化に迅速に対応するため、各分野で強みを持つスタートアップとの連携を積極的に推進しています。昨年の「IVS2022 LAUNCHPAD NAHA※4」で3位に入賞された、アスエネ株式会社さまとシャープエネルギーソリューション株式会社の業務提携も、連携強化の一例です。
- *業務提携詳細はこちら→「シャープエネルギーソリューションとアスエネが企業の脱炭素化支援に関する業務提携を開始」(7月12日 ニュースリリース)
- ※3 インキュベーション(Incubation):英語で「(卵の)孵化」という意味があり、転じて、「新規事業の創出や起業の支援を行い、その成長を促す」こと。
そして今回、シャープとしてスタートアップとの連携をさらに深めるため、「IVS2023 KYOTO」にコミュニティパートナーとして初めて参加することとしたのです。本社(大阪府堺市)から近い京都での開催ということもあり、各事業部門から多くの社員が参加し、今後のビジネス展開に向け多くの方々と実りのある交流をすることができました。
また、「IVS2023 KYOTO」と同時に開催された「IVS2023 LAUNCHPAD KYOTO※4」 で、当社SHARP Incubation Partner-programメンバーのスタートアップである株式会社abaさまが「スタートアップ京都国際賞(優勝)」を受賞されました。介護の現場に密着し、真の課題解決に向けた技術とサービスの開発に邁進されてきたabaさまの熱量が優勝に繋がったと思います。今後のご活躍に期待しています。
- ※4 「まだ世に出ていないアーリーステージのスタートアップの飛躍を支える発射台になりたい」という思いで実施されているイベント。「IVS2023 LAUNCHPAD KYOTO」では、IVSと京都府が連携し、世界との競争で勝ち抜くスタートアップを集中支援するアワード(京都府賞)「スタートアップ京都国際賞」の表彰も実施。
今は「VUCA」の時代だと言われています。「VUCA」とは、「Volatility:変動性」、「Uncertainty:不確実性」、「Complexity:複雑性」、「Ambiguity:曖昧性」の4つの単語の頭文字をとった造語で、予測困難な状況のことを意味します。当社は1912年に創業し、今年111周年を迎えますが、この予測困難な時代にあっても、優れた製品・サービス・ソリューションを生み出し、世界に貢献し続ける企業であり続けるためには、素早く変化し続けていくことが重要になります。そのためにも、スピード感と情熱を持ったスタートアップの皆さまとのシナジーを生み出し、社会のニーズにいち早く応えていくことを目指してまいります。
(広報H)
<関連サイト>
■IVS公式サイト/IVS2023 KYOTO
■SHARP Incubation Partner-program (当社 研究開発本部のインキュベーション施策)
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