プラズマクラスターエアコン<Xシリーズ>新製品および「ソーラー家電連携」サービスを発表しました

ソーラー家電連携の展示。エアコンは新製品の<Xシリーズ>

10月24日(火)、プラズマクラスターエアコン<Xシリーズ>新製品および、「ソーラー家電連携※1」サービス提供開始についてのメディア向け発表会を八尾事業所で開催しました。

最初に、SAS事業本部 空調事業部 事業部長の三代さんより、昨今の電気代高騰により、家庭内で電力消費割合の高いエアコンへの省エネニーズが急速に高まっており、ハード面での省エネ追求に加え、起床時間や気象情報に合わせた省エネ制御などソフト面での対策にも積極的に取り組んだことを説明。エアコンの新製品では、昨年発売モデルから搭載した CO2 センサーを活用したエコ自動運転と AI と連携した制御で省エネ・快適運転を実現したことを紹介しました。

次に、同 国内商品企画部 係長の倉田さんより、エアコン新製品では、CO2 センサーで計測した CO2 濃度の変化から活動量や人の増減などを推定し、状況に応じて運転を弱める業界唯一※2の制御を搭載したことなど、省エネ運転の特長を説明。また、根強い清潔性のニーズに応える取り組みとして、プラズマクラスターNEXTや業界唯一※2のフィルター自動両面お掃除機能についても紹介しました。

「ソーラー家電連携」サービスに関しては、SESJ ゼロエナジーホームプロジェクトチーム 部長の高尾さんより、電気代高騰や売電単価の下落のため、太陽光発電システムで発電した電気の自家消費ニーズが高まっていることを紹介。自家消費率を一段と高めるため、 AI が余剰電力量を予測し、余剰電力の有無に応じてエアコンの快適な温度範囲内で運転をわずかに強め/弱めに制御することで、エアコンの電気代を抑制※3することを説明しました。さらに、本サービスに対応する家電の第1 弾として2023年 11 月発売予定の<X シリーズ>エアコンから利用でき※4、今後は他の AIoT 家電や他社製のインターネット接続対応家電、すでに設置済みの家電についても順次対応を検討していくことを表明しました。

※1 ご利用には、当社会員サイト「COCORO MEMBERS(https://cocoromembers.jp.sharp/)」への登録、およびクラウド連携エネルギーコントローラ<JH-RV11/JH-RVB1>が必要です。また、スマートライフアプリ「COCORO HOME」のインストール、およびHEMSとの連携が必要です。
※2  国内家庭用エアコンにおいて。2023年10月1日現在(当社調べ)。
※3  当社太陽光発電システムとエアコン<AY-S40X2>の連携による効果であり、当社独自の条件により評価しています。試験対象モデル<AY-S40X2> 冷房運転時:1日18時間連続運転にて、6時~8時余剰なし、8時~16時余剰あり、16時~24時余剰なしとした場合の通常運転時と本制御適用時の余剰なし時間帯における消費電力量を比較。通常運転時1.05kWh、本制御適用時0.79kWh、暖房運転時:1日18時間連続運転にて、6時~10時余剰なし、10時~14時余剰あり、14時~24時余剰なしとした場合の通常運転時と本制御適用時の余剰なし時間帯における消費電力量を比較。通常運転時7.36kWh、本制御適用時5.89kWh。
※4 2023年11月以降に発売の当社製無線LAN内蔵エアコンが対象。

三代さん
倉田さん
高尾さん

 


■新省エネ基準※5を達成※6。業界で唯一CO2センサーを搭載し室温を制御する「エコ自動運転」と、AIと連携した省エネ制御「つないでもっと節電」により、消費電力を抑制

<Xシリーズ>では、2027年度を目標年度として昨年改正された新省エネ基準の達成に加え、「エコ自動運転」がさらに進化し、自動で賢く省エネを実現。新たに室内のCO2濃度の上昇具合から、掃除や料理などの家事による人の活動量や、在室人数の増加など、体感温度や室温が上昇するシーンを推定し、状況に応じて暖房運転を自動で弱め、消費電力を抑えた※7運転を実現します。

※5  2022年6月1日に改正された家庭用エアコンの新省エネ基準。
※6  7.1/8.0kW機種を除く。
※7  <AY-S40X2>において、当社試験室(14畳・フローリング)にて、同一体感温度となる設定において、運転開始から1時間後の積算電力量を比較。外気温2℃、季節冬、日射・CO2制御あり、エコ自動運転(1,675Wh)と通常暖房運転・設定温度23℃(2,195Wh)とで比較。設置環境、使用状況により効果は異なります。


業界初※8、太陽光発電システムと連携し、AIが予測した余剰電力量に応じてエアコンを賢く制御

今回発売する<Xシリーズ>では、当社のクラウドHEMS※9サービス「COCORO ENERGY」により、太陽光発電システムとエアコンが賢く連携することで、余剰電力に応じてエアコンを省エネ制御※10することが可能となりました

※8 家電を制御するHEMSサービスにおいて。2023年10月24日現在(当社調べ)。
※9 Home Energy Management Systemの略。住宅で使用するエネルギーを管理・制御するシステム。
※10 当社太陽光発電システムとエアコン<AY-S40X2>の連携による効果であり、当社独自の条件により評価しております。試験対象モデル<AY-S40X2> 冷房運転時:1日18時間連続運転にて、6時~8時余剰なし、8時~16時余剰あり、16時~24時余剰なしとした場合の通常運転時と本制御適用時の余剰なし時間帯における消費電力量を比較。通常運転時1.05kWh、本制御適用時0.79kWh、暖房運転時:1日18時間連続運転にて、6時~10時余剰なし、10時~14時余剰あり、14時~24時余剰なしとした場合の通常運転時と本制御適用時の余剰なし時間帯における消費電力量を比較。通常運転時7.36kWh、本制御適用時5.89kWh。


太陽光発電の有効活用により、快適性を維持しながらエアコンの電気代を削減

余剰電力量が多いときは、エアコンの運転を快適な温度範囲で通常よりわずかに強めに制御することで太陽光発電の電気を積極的に利用します。これにより、予冷効果や予熱効果が得られ、省エネを図ります。一方、余剰電力量が不足するときは、エアコンをゆっくり立ち上げることで設定温度到達までの消費電力量を抑え、設定温度到達後の安定運転時には常に省エネ運転を行います。本制御により、当社独自条件による試算では、エアコンの電気代を冷房運転時で約25%、暖房運転時で約20%抑制※11する効果が得られました。

※11  当社太陽光発電システムとエアコン<AY-S40X2>の連携による効果であり、当社独自の条件により評価しています。試験対象モデル<AY-S40X2> 冷房運転時:1日18時間連続運転にて、6時~8時余剰なし、8時~16時余剰あり、16時~24時余剰なしとした場合の通常運転時と本制御適用時の余剰なし時間帯における消費電力量を比較。通常運転時1.05kWh、本制御適用時0.79kWh、暖房運転時:1日18時間連続運転にて、6時~10時余剰なし、10時~14時余剰あり、14時~24時余剰なしとした場合の通常運転時と本制御適用時の余剰なし時間帯における消費電力量を比較。通常運転時7.36kWh、本制御適用時5.89kWh。

  

エアコン内部を常に清潔に保つ「フィルター自動両面お掃除」により、フィルターの目詰まりなどによる性能低下を抑制し、ムダな消費電力をカット

業界で唯一※1、2つのブラシでフィルター両面をお掃除する「フィルター自動両面お掃除」を搭載。フィルターの裏側のホコリを押し出す「掃除アシストブラシ」と、押し出されたホコリを回転しながら取り除く「トルネードブラシ」を採用し、フィルターのホコリをしっかり除去します。フィルターの目詰まりを防ぐことで、暖房時の設定温度到達までのムダな消費電力を約21%カット※12、さらに設定温度到達までにかかる時間も短縮※12することが可能です。

※12  <AY-S40X2>において、フィルターに1年分のホコリ2gを散布し、フィルター自動お掃除ありとフィルター自動お掃除なしの設定温度到達までの消費電力量とスピードを比較。フィルター自動お掃除あり(1,122Wh、33分)、フィルター自動お掃除なし(1,422Wh、41分)。


「プラズマクラスターNEXT」や「上下両開きロングパネル」により365日安心で快適な空気をお届け

「プラズマクラスター」は、自然界に存在するものと同じイオンであり、当社独自の空気浄化技術で、浮遊ウイルスや浮遊カビ菌などの作用を抑えることが可能です。安全性が確認されているため高濃度化することが可能で、本シリーズはイオン濃度を50,000個/cm3まで高めた「プラズマクラスターNEXT」を搭載し、高い効果を発揮します。

さらに、カビの生えやすい環境を自動で検知しエアコン内部や室内のカビを抑制する「プラズマクラスターパトロール」や、運転停止後にエアコン内部にプラズマクラスターイオンを送る「内部清浄運転」、部屋の空気をキレイにする「プラズマクラスター送風運転」を搭載し、365日清潔で安心な空間を実現します。

エコ自動運転・つないでもっと節電・フィルター自動両面お掃除
風クリーンシステム・プラズマクラスターNEXT
上下両開きロングパネル気流
ソーラー家電連携

<関連リンク>

・ニュースリリース

プラズマクラスターエアコン<Xシリーズ>9機種を発売

業界初、太陽光発電と家電が連携して家電の電気代を抑制する「ソーラー家電連携」サービスの提供を開始

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