プラズマクラスター加湿空気清浄機など3機種の新製品発表会を開催

9月3日(火)、室内の空気清浄効果の見える化を実現し、加湿フィルターを自動で洗浄する便利な「加湿内部洗浄」機能も新搭載したプラズマクラスター加湿空気清浄機など3機種のメディア向け発表会を八尾事業所で開催しました。発表に先立ち、8月27日(火)に東京ビルで、メディア向けに事前説明会を行いました。

左から、プラズマクラスター空気清浄機<FU-T40-H(グレー系)/-W(ホワイト系)>、
プラズマクラスター加湿空気清浄機<KI-TX75-W(ホワイト系)/-H(グレー系)><KI-TX100-H(グレー系)>

冒頭、SAS事業本部  副本部長の永峯さん(大阪:同 国内PCI商品企画部 部長の花房さん)より、2000年10月のプラズマクラスター空気清浄機発売から1億台達成までの歩みや新製品の開発背景について紹介。空気清浄機の市場が新型ウイルス流行前の需要まで回復していない状況を打破すべく、ユーザーが感じる不満や課題点を解決するためのアプローチに取り組み、空気清浄機のリーディングメーカーとして、「空気は『見る』時代です。」をコンセプトに掲げ、市場の復活に向け新たにチャレンジしていくことを表明しました。

プラズマクラスター空気清浄機フラグシップモデルの歩み

次に、同 国内PCI商品企画部 課長の松村さん(大阪:主任の福田さん)より、新製品の特長を紹介。「空気は見えない」という根本課題を解決するため、業界で初めて※1室内の粒子数を見える化する「AIモニター」を搭載したこと、従来よりも基準を高めて空気清浄する「AI AUTO」モードも搭載し、クリーンルーム規格Class8レベルの空気環境を目指した運転※2を実現したことを説明しました。また、多くのユーザーの不満を解消する新機能として搭載した、自動でのお手入れが可能な「加湿内部洗浄」についても訴求しました。さらに、同時に発売する加湿なしのモデル<FU-T40>も紹介。「Wフィルター構造」の採用により、コンパクトな本体サイズながら、低騒音と高い清浄性能が両立できたことを説明しました。

永峯さん
松村さん
花房さん
福田さん

※1 国内向け家庭用空気清浄機で、室内の粒子数目安を本体表示する点において。2024年9月発売<KI-TX100/TX75>。
※2 ISO 14644-1:2015(クリーンルーム規格)および日本電機工業会規格(JEM1467)を参考に、1μm相当の微小粒子を用いた密閉空間における試験結果です。<KI-TX100/TX75>「AI AUTO」運転時。実使用環境とは異なります。

説明後には、空気の汚れを見える化した粒子数の推移や従来機の自動運転との比較に加え、<FU-T40>と従来機の風量や運転音の違いを実感いただく実演を実施しました。また、<KI-TX100>で使用している環境配慮素材の展示も行いました。

粒子数の見える化実演
新製品<FU-T40>と従来機の風量/運転音比較実演(東京のみ)
環境配慮素材

■主な特長<KI-TX100/TX75>

1. 業界初、室内にただよう粒子数を見える化し、空気環境を詳細に確認できる「AIモニター」と、クリーンルーム規格Class8レベルを目指した運転をおこなう「AI AUTO」モードを新搭載

本体内蔵の高感度ホコリセンサーでセンシングした空気の状況に、独自アルゴリズムを掛け合わせることで、1L当たりに含まれる花粉よりもさらに微小な、細菌やタバコの煙の大きさである1μm相当の粒子数を算出。新搭載の「AIモニター」により、室内にただよう粒子を数と色で見える化するとともに、過去30分間の粒子数の変化を表示するなど、空気環境を詳細に確認できます。


また、検知した粒子数に応じ11段階で細かく風量を制御する「AI AUTO」モードも新搭載。当社従来機よりもキレイだと判断する基準を高め、食品工場などで求められるクリーンルーム規格Class8レベルの空気環境提供を目指した運転をおこないます。

 


2. 新搭載の「加湿内部洗浄」機能により、加湿フィルターの自動洗浄が可能

加湿トレーにクエン酸と水を入れてボタンを押すと、加湿フィルターが回転し自動でクエン酸洗浄をおこなう「加湿内部洗浄」機能を新搭載。面倒な加湿フィルターのお手入れが手軽にできるようになり、清潔に使用いただけます。また、操作ガイドや洗浄の残り時間が「AIモニター」に表示されるほか、従来よりも凹凸が少ない新形状の「フラットトレー」を採用しているので、清掃性も向上しました。

水回りのお手入れ方法展示

 
3. シャープ史上最高濃度の「プラズマクラスターNEXT」搭載で空気を浄化

イオン濃度50,000個/cm3以上の「プラズマクラスターNEXT」を搭載し、フィルターでは取れない付着ニオイ原因菌の除菌※3や、付着ウイルスの作用抑制スピードアップ※4など、より高い空気浄化性能を発揮します。

※3 ●試験機関:(一財)日本食品分析センター ●試験成績書:第17097215001-0101号 ●試験方法:約28m3の密閉した試験空間で1種類のニオイ原因菌を付着させた試験片で、菌の除去率を算出。■試験結果:9日後に99%抑制。<KI-HP100>(プラズマクラスターNEXT搭載機種)の風量「中」運転で実施。
※4 ●試験機関:(株)食環境衛生研究所 ●試験方法:約25m3の密閉した試験空間で日本電機工業会規格(JEM1467)の性能評価試験にて実施。●試験対象:付着した1種類のウイルス。■試験結果:約7.5時間で99%抑制。<KI-PX70>(プラズマクラスターNEXT搭載機種)の風量「中」運転で実施。約10時間で99%抑制。<KI-BX50>(プラズマクラスター25000搭載機種)の風量「強」運転で実施。

■プラズマクラスター空気清浄機<FU-T40>主な特長

本体左右の側面に集じん・脱臭一体型フィルターを設けた「Wフィルター構造」を採用しました。本体サイズをコンパクトに抑えながら、当社従来機と同等※5のフィルター吸い込み面積を確保したことで、少ないファンの回転数でも効率よく空気を送り出すことが可能です。これにより、44dBの低騒音と、8畳の部屋を15分で清浄可能な空気清浄性能を両立しました。

Wフィルター構造

※5 従来構造機種<FU-S50>(2023年度機種)との比較。吸い込み面積:<FU-T40>907.80cm2、<FU-S50>871.08cm2

会場の様子(東京会場)
会場の様子(大阪会場)

 

 <関連リンク>

・ニュースリリース
プラズマクラスター加湿空気清浄機など3機種を発売

・製品サイト
空気清浄機製品ページ

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