4件が『グッドデザイン・ベスト100』を含む  『2023年度 グッドデザイン賞』を受賞

 

当社は、以下の計4件において、『2023年度 グッドデザイン賞』(主催:公益財団法人 日本デザイン振興会)を受賞しました。また内2件が特に優れた100件とされる『グッドデザイン・ベスト100』に選定されました。

・プラズマクラスタードレープフロードライヤー<IB-WX901>-グッドデザイン・ベスト100-
・屋内光発電デバイス『LC-LH』-グッドデザイン・ベスト100-
・ウォーターオーブン『ヘルシオ』<AX-LSX3A>
・集中管理システム『SMART CONSOLE』

今年度は東京・六本木のグランドハイアット東京で受賞祝賀会・グッドデザイン大賞選出会が10月25日に実施※1されます。また東京ミッドタウン内で4年ぶりの受賞全件展示会「GOOD DESIGN EXHIBITION 2023」(10月25日~29日)や東京・有楽町にあるGOOD DESIGN Marunouchiで審査委員が個人的に選んだお気に入りの受賞デザインを展示・紹介する企画展「私の選んだ一品」※2に当社受賞案件が展示されます。

※1 オンラインでのライブ配信も行われます。
※2 第1期:10月5日~22日および11月1日~5日(10月23日~30日はイベント開催のため休止)

グッドデザイン賞は1957年に創設された、日本の「総合的なデザイン」の推奨制度です。
https://www.g-mark.org/


■プラズマクラスタードレープフロードライヤー<IB-WX901>

≪審査員評価≫
そう言えばドライヤーで髪を乾かすときに手櫛で髪を持ち上げて乾かしていることを思い出した。髪を押し分けて立体的に回り込む風で乾かすと時短でしかも髪へのダメージも少なく済むことが分かる。この、手を使うような押し分けに相当する技術を4点の吹き出しを持つ構造に置き換えている。このアイデアは、サロンテクニックのドレープフローに由来するとのことで、2点吹き出しの弱点を改良して縦横の方向性を問わない使い方を実現化しているところが全く新しい。また、髪との距離をセンシングして熱によるダメージを抑制する機能やプラズマクラスター機能などの髪への美容性も考えられている。子供用の熱や風量を抑えたモード、頭皮モードなどもLEDライトで直感的に認識できる配慮もされている。成熟家電と言われてきたドライヤージャンルに、日本初の流体力学から速乾のあり方を考えた美しく革新的な製品が誕生したとして評価された。

<グッドデザイン賞 受賞詳細ページ>
https://www.g-mark.org/gallery/winners/15703

 

■屋内光発電デバイス『LC-LH』

≪審査員評価≫
この新しい光発電デバイスは、複雑な構造を伴うがゆえに高コストが大きな課題だった。しかし、液晶パネルとの構造の類似性を発見したことをきっかけに、太陽電池と液晶パネルのエンジニアが協力して開発に取り組んだ結果、製造プロセスの約90%を既存の液晶工場の設備で共有可能となり、それによってコストは1/5に圧縮され、発電性能向上にも成功した。技術が縦割りではなく、エンジニア同士の密な繋がりのある社風だからこそ産まれたイノベーション創出のプロセスは見事である。さらに、結果としてこのプロジェクトが古い液晶工場の再生も実現している点は、まさにドラマティックというほかない。

<グッドデザイン賞 受賞詳細ページ>
https://www.g-mark.org/gallery/winners/17034

 

■ウォーターオーブン『ヘルシオ』<IB-WX901>

≪審査員評価≫
2004年発売の長寿商品であるが、「温め」イメージの強い電子レンジから調理器具として進化し続けている。音声機能などを充実させたAIによるメニュー提案も魅力的であるが、外観の金属バイブレーション仕上げなど、キッチン空間の面材として使われていた親和性の高い仕上げなどを採用し、プロダクト単体ではなく空間とのマッチングを第一に考えたCMFの提案も良い。長い間市場で評価され続ける創意工夫と、進化し続ける姿勢も含め評価した。

<グッドデザイン賞 受賞詳細ページ>
https://www.g-mark.org/gallery/winners/16828

 

■集中管理システム『SMART CONSOLE』

≪審査員評価≫
中小規模施設向けの空調管理ソリューションとしてIoT活用の積極的なクラウドシステムが実装されている。人手や予算が課題となる中小規模施設に対して低コスト導入を目指した機能選択とI Tリテラシーによらない明快なU Iにより操作負担と管理負担を削減する機能性が評価された。現場での管理情報のヒエラルキーやユーザーの操作リテラシーなど情報と機能の分析が十分になされた成果として、その誠実な取り組みとデザインに今後さらなる展開を期待したい。

<グッドデザイン賞 受賞詳細ページ>
https://www.g-mark.org/gallery/winners/17963

 

グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品認定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

私たちは今後も、コーポレート宣言“Be Original.”に則り、人に寄り添う製品の創出に努めてまいります。

 

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