「シャープ・エコハウス」報道関係者向け見学会を開催しました
2011年6月14日
シャープは、家庭における電力負荷ゼロを目指す“節電を極める家”「シャープ・エコハウス」を、グリーンフロント 堺内に完成させました。
2011年6月8日、この「エコハウス」に報道関係の皆様をお迎えし、当社の「節電を極める」取り組みについてご説明する見学会を開催しました。
「シャープ・エコハウス」には、主に以下のような特長があります。
- 「電力の見える化」
HEMS※1とスマートタップにより、タブレット端末で家中の家電機器の電力使用量が確認できます。
加えて、コントロールも可能です。
また、タブレットの情報をアクオスにも表示可能です。
大きな画面で、どの部屋で、どの機器が稼働中かわかります。
- LED照明による節電効果と快適性
- インテリジェントパワーコンディショナによる電気自動車との連携
電気自動車用のバッテリー(蓄電池)を、家庭用の外部バッテリーとして利用します。
電気自動車に充電したエネルギーを放電し、家庭用の電気として使用する実験です。
- 直流給電によるDC家電※2の検証
通常、家庭の電気製品は、電力会社からくる交流電力を使用します。
一方で太陽電池は直流で発電しますが、パワーコンディショナーと呼ばれる機器で交流に変換し、
電力会社からの電力と一緒に使用します。しかし、直流から交流に変換すると「ロス(損失)」が発生します。
これを省き、太陽電池の電力をそのまま使うというコンセプトが、DC家電です。
変換のロスがなくなるので省エネにつながります。
ただし、家庭内で直流電力を流すには、安全性の面などまだまだ検証が必要です。
これらの特長を活かし、電力消費の最小化と、住空間の快適性を両立させる技術の実証実験を行ってまいります。
※1 HEMS(Home Energy Management System)
※2 直流電力で動作する家電機器
発表会レポート
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