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シャープが卓上型超音波洗浄機を売ってるってこと、ご存じでした?

当社は11月14日より、卓上型超音波洗浄機の新機種、3タイプ(H、M、L)×6サイズ(3、6、10、14、20、26リットル)の全18モデルを順次発売します。液晶表示タイプ(H:ヒーター有り/M:ヒーター無し)とダイヤル式タイプ(L:ヒーター無し)があります。

当社が超音波洗浄機事業を始めた経緯や、新機種の特長、こだわりのポイントについて、商品企画担当の村山(以下、村山さん)に詳しく聞きましたので、ご紹介します。

卓上型超音波洗浄機

(左から)卓上型超音波洗浄機<UT-607H><UT-407M><UT-107L>と商品企画担当の村山さん

 

――どういった経緯で、当社は医療機関や研究機関などで使われる超音波洗浄機の事業を始めたのでしょうか?

(村山)超音波応用機器分野が将来飛躍的に大きく発展するとの期待を持って、1962年に業界初の超音波洗浄機<U-3>を開発、発売したのが始まりです。当初は、時計の部品など精密機器の洗浄用でしたが、その後、理化学/工業用と病院用の両分野に製品ラインアップを拡大し、販売してきました。

現在、当社の超音波洗浄機事業は業界で中堅の規模で、50年以上続けてきたこともあり、理化学/工業用の分野、病院用(手術器具の洗浄)の両分野で、多くのお客さまにご好評いただいています。

超音波洗浄機<U-3>

大小の洗浄槽(左、中央)と超音波洗浄機<U-3>(右)

 

――今回、理化学用として発売する新機種の特長について教えてください。

(村山)理化学/工業用とは、研究所や各種試験/検査機関、大学の理工学部、工業向けの機種で、さまざまな洗浄物に対応できるように、脱気(ディガス)機能、2段階の超音波出力切り替えと洗浄ムラを抑制するスイープ機能、パルス機能(H/Mタイプのみ)、ヒーター機能(Hタイプのみ)を搭載し、多彩な洗浄条件の設定を可能にしています。

 

――それぞれどのような機能でしょうか?

(村山)洗浄液に溶け込んだ気体は、洗浄液中の超音波振動の伝わりをさまたげ、洗浄力低下の要因となります。「脱気(ディガス)機能」は、洗浄前に超音波の0.5秒発振/0.5秒停止を繰り返す間欠運転(照射)を行い、洗浄液中から溶存酸素などの気体をある程度取り除くことで、洗浄液中の超音波の伝播を良くし、洗浄力を向上させる機能です。

「2段階の超音波出力切替」は、洗浄物の材質や汚れの度合いに応じて、超音波の出力を強モードと弱モードの2段階から選択できる機能です。

「スイープ機能」は、周波数を変動させながら超音波を発振して定在波(定常波)の発生を防ぎ、ムラの少ない洗浄を行うことで洗浄効果を高めます。

「パルス機能」は、超音波の1秒発振/1秒停止を繰り返す間欠運転(照射)を行います。振動と休止の相乗効果で、洗浄中に発生した気泡を洗浄液面に浮上しやすくし、洗浄物と洗浄液との接触をさまたげる洗浄物表面の気泡を取り除いて、通常に比べソフトな洗浄ながら高い洗浄効果を発揮します。

「ヒーター機能」は、洗浄液の種類や、洗浄物の素材、汚れの種類に応じた温度で洗浄するための機能で、20~60℃の範囲で設定が可能です。

超音波発振イメージ

機能別の超音波発振イメージと洗浄効果
※Lタイプには、パルスおよびパルス+スイープはありません。

 

――そのほか、こだわりの機能などはありますか?

(村山)はい。自己診断機能、異常通知機能、ヒーターの空だき防止や自動OFF機能(Hタイプ)など、ユーザーの日々の使いやすさに配慮した機能を充実させました。

今回のラインナップ刷新は実に12年ぶりで、従来機種はかなりのロングセラーでした。また、2タイプ×4サイズの8機種だったものを18機種へと大幅に拡大し、用途や設置場所など、洗浄機の使用シーンに最適な機種をお選びいただけるようになりました。

 

研究施設や工場などで使用される業務用の製品なので、当社の洗浄機を目にされる方は少ないと思いますが、ガラス器具や精密部品などの洗浄に用いられています。ひょっとしたら、お客さまがお使いのさまざまな製品のどこかに、当社の超音波洗浄機で洗浄された部品が使われているかもしれません。
(広報担当:C)

 

製品情報
https://jp.sharp/business/industrial-cleaning-systems/products/ut-107/

ニュースリリース  卓上型超音波洗浄機 3タイプ18機種を発売
https://corporate.jp.sharp/news/191018-a.html

 

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