シャープの透明で曇らないフェイスシールドで、壁を感じさせないコミュニケーションを！

2022年3月2日

2020年11月から販売している当社のフェイスシールドシリーズ。今日は、フェイスシールドが実際に使用され、活躍している現場をご紹介したいと思います。

左から、フェイスシールド＜FG-F20M＞、アイシールド＜FG-E20M＞
（2021年11月発売）

左からフェイスシールド＜FG-800M＞、マウスシールド＜FG-300M＞、
アイシールド＜FG-500M＞、フェイスシールド＜FG-F10M＞（2020年11月発売）

シャープのフェイスシールドシリーズについて

最初に、フェイスシールドシリーズについてご説明します。当社のフェイスシールドシリーズは、長年の液晶パネル開発で培ったフィルム表面の特殊加工技術（モスアイ技術）を応用し、低反射で防曇（ぼうどん）性の高いクリアな視界を実現しました。

2020年11月にチタン製フレームのフェイスシールドとマウスシールド、アイシールド、そしてポリカーボネート製フレームのフェイスシールドを発売。2021年11月には新たに抗ウイルス対応ポリカーボネート製フレームのフェイスシールドとアイシールドを発売しました。チタン製フレームのフェイスシールドは、2022年2月からお求めやすい新価格になっています。

【フェイスシールドシリーズの主な特長】

１．液晶パネルの開発で培ったフィルム表面の特殊加工技術（モスアイ技術）を活用

①日光や照明などの光の映り込みを大幅に低減（表面反射率約0.3%／面）
②温度差・高湿環境下で発生する結露や、呼気による曇りを防止（防曇効果）
③（フィルム部）表面に傷を付きにくくする特殊加工により、長期間の使用が可能

２．鯖江産の軽量チタンフレームを採用＜FG-800／500／300＞

フレーム部は、軽量で強度・耐食性にも優れたチタンフレーム（βチタン）を採用。プロダクトデザイナーの大浦イッセイ氏によるデザイン監修の下、「めがねのまちさばえ」で知られる福井県鯖江市で製造し、外見の美しさだけでなく長時間装着しても快適なデザインを実現しています。

聴覚障がいがある人の役に立っています

新型ウイルスの影響でマスクの着用が一般的となり、すごく困っている人たちがいるという話を聞いたことはありませんか？そうした人たちの中に、聴覚障がい者がいます。聴覚に障がいのある方が他の人と会話する際、相手の口の動きが非常に重要な情報になっており、マスクを着用すると口が見えず、コミュニケーションの壁になってしまうのだそうです。当社の特例子会社・シャープ特選工業株式会社（以下、シャープ特選）には、聴覚障がいのある社員が多く働いています。そんな彼らが当社のフェイスシールドを使用しているということで、話を聞いてきました。

シャープ特選は、オンラインで出前授業を行っています。出前授業とは、シャープ特選が行っている社会貢献活動の一つで、全国の各種支援学校の生徒さんなどに対するキャリア教育として、障がいのある社員が自らの仕事や経験などを話しています。支援学校に通う生徒の皆さんが卒業したあと、社会の一員になるイメージを強く持ってもらい、不安を解消することが狙いです。

シャープ特選工業株式会社　ビジネスソリューション部オフィスソリューション課　田中裕美さん

この日、出前授業の講師を務めた田中は、聴覚障がいのある社員です。普段は、シャープからの発注を中心とした資料の電子化業務に携わっています。田中は、出前授業では口元をよく見せることを優先するため、フェイスシールドを使用して話をする際は、マスクを外します。通常は、フェイスシールドを使用する際は、マスクの併用をおすすめしています。

約2時間にわたる出前授業を終えたところで、フェイスシールドの使い心地を田中に聞いてみました。「話をしても曇らないので、快適です。私は眼鏡をかけているのですが、眼鏡と併用しても反射することなく、素晴らしい使い心地です」とのこと。また、「曇らないことで、口元だけでなく、顔全体の表情までよくわかるのが良いです。聴覚障がい者は口元だけではなく、表情からも相手の言いたいことを読み取るのです」と講師としての責務を果たせたことに、満足していました。

出前授業では、画面を通じて生徒の皆さんからの質問に答える時間を設けていますが、曇りにくく、反射しにくいフェイスシールドを使うことで、生徒さんとのコミュニケーションが円滑になり、よりいっそう理解も深まることでしょう。