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「Anytime, Anywhere.」―― anyポータブルスピーカーランタンのある暮らしは、いつもの風景より、ちょっといい。

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当社は、ECサイトCOCORO STOREにて、「any ポータブルスピーカーランタン 」<DL-FS01L-S>の販売を開始しました。やわらかく拡がりのある光と、全方位360°に音を届けるスピーカーを備えた、気軽に持ち運べるポータブルスピーカーランタン。シンプルな佇まいが印象的です。今回、このanyポータブルスピーカーランタンの開発に携わった、デザイン担当者に話を聞きます。

Smart Appliances & Solutions事業本部 国内デザインスタジオ 課長 奈良さん

――ポータブルスピーカーランタンはこれまで当社にはなかった製品ですが、開発の背景を教えてください。

私たちは、長期にわたりデザインやインテリアのトレンドを分析しているのですが、今は屋外の心地よさを室内に取り込もうというトレンドがあります。これを受けて、「Anytime, Anywhere」をコンセプトにした、コンセントがある場所にしばられない、いつでもどこにでも持ち運べる「Any」という商品群の構想を、新しい体験価値としてデザイン側から提案しました。その中から実際に商品化されたのが、このポータブルスピーカーランタンです。

ポータブルスピーカーランタンの企画は2019年頃から始めていました。その後、新型ウイルスの影響で在宅時間が増え、「おうちキャンプ」や「ベランピング」といった言葉が生まれるなど、家の中と外の境界がなくなっていき、家の中に外を取り込んでいく、家の中でいかに心地よく暮らすかというトレンドがより加速し、開発の追い風になった面もあると思います。

――ポータブルスピーカーランタンのデザインのこだわりについて聞かせてください。

デザイン面でこだわったのは、ランタンの原型と、「Anytime, Anywhere」の、いつでもどこへでも持ち運べるというところです。これらにフォーカスしてデザインしています。

一般的に、ランタンは、オイルなどが入った燃料部の上に明るく光る照明部があるという垂直配列になっています。ポータブルスピーカーランタンにおいても、燃料と照明の垂直配列を守り、デザインを行いました。

また、アウトドアで使うランタンは堅牢感のあるものが多い中、このランタンは、まずは家でのリラックスタイムを作る、それを外へも持ち出せるということを考えていたので、インテリアにもなじむ佇まいと、さっと持ち出せるアームを象徴的に配置したデザインを目指しました。

大きさや重さといった点では、もう少し長く光らせたいとか、長く音楽を鳴らしたいといった要望に対応する過程で、初期のデザインモデルより少しだけ大きくなりました。縦に大きくなってもいいけど、横には大きくしないといった全体のバランスにこだわり、技術者と検討しながら進めました。

一番左が完成したポータブルスピーカーランタン。
一番右が初期のデザインモデル、真ん中が開発途中の試作品。

――ポータブルスピーカーランタンは、眩しすぎないやわらかな光が印象的です。どうやってこの光が生まれたのでしょうか?

光にはとてもこだわりました。今、市場のLEDランタンは、美しい情緒的な光をつくる光量が弱いものと、LEDがむき出しでとにかく明るいものに二極化しています。どちらにも良さがあるんですけど、情緒的な光にこだわると、せっかくのLEDの明るさが半減してしまうし、LEDむき出しだと、明るいけどまぶしすぎるという面もあります。この製品では、そこを解決したいと思いました。

ポータブルスピーカーランタンはLEDを一灯だけ配置しているのですが、LEDの光が上に向かって扇状に広がろうとするのを、集約レンズを使って、上部の半円形の高反射板にまっすぐ当てています。そうすることにより、高反射板に当たった強い反射光は下方向に折り返すようにテーブルや移動中の足元を明るく照らします。そして、集約レンズから漏れた光は、シェードを抜けた時に横方向のやわらかい拡散光になります。

例えば食事をするとき、反射して下に広がった光はテーブルに並べた食事に当たり、シェードからの横の光は、一緒にテーブルを囲む人の顔をグラデーション状の情緒的な拡散光で優しく照らすことができます。これはポータブルスピーカーランタンならではの光り方です。

「集約レンズ」「高反射材反射板」「円筒形乳白シェード」の3つが連携する独自の仕組み(特許出願中)によって、穏やかで暖かみのある光で広いエリアを照らすことができます。(画像は光の拡がり方のイメージです)。

他には、上からのぞきこんだ時、筒の中のLEDのまぶしい光が直接目に入ってしまうのを防ぐため、筒の径と長さを何度も調整しました。また、光り方に影響が出ないよう、シェードの樹脂の厚みや外からは見えない内部の構造形状まで試行錯誤を繰り返しました。デザイン性と情緒性、そして実用性まで全部を兼ね備えようと、すごく欲張りました。

――360°に広がるスピーカーの音について工夫したことはなんですか?

スピーカーについてはあまり知見がなかったので、関連する事業部の人にアドバイスをもらいながら進めましたが、最初の試作では納得いくものはできませんでした。そうした中で、オンキヨーさんを紹介してもらいました。このポータブルスピーカーランタンでどういう音楽をかけてほしいかということを考えたとき、リラックスしたい時にかける音楽だということで、オンキヨーさんには、そういう音楽がいちばん心地よく聴けるチューニングをアドバイスいただくことができました。

――製品をPRする上ではどのようなことを大切にしましたか?

ポータブルスピーカーランタンは、実際にモノを見ていただいたら「いいね」と言っていただけるとは思うのですが、ECサイトで販売しているため、サイト上に製品画像を掲載するだけではなかなか良さが伝わりづらいところがあります。伝え方を間違えると誰も買ってくれないよな、と思っていました。

そこで、製品をPRするスペシャルサイトの制作にあたっては、商品として伝えたいイメージや世界観をあらかじめ関係者で共有するため、インテリア雑誌の広告や商品紹介動画のイメージを自ら手作りしてみました。これらの写真は、撮影メンバーが私の家に集まって、時間帯を変えたり、テーブルに料理を並べたりと、実際に使うシーンをイメージして撮影しました。最初にこういうものがあったからこそ、ポータブルスピーカーランタンの訴求イメージについて、関係者が同じ方向性をもつことができたのだと思います。

ポータブルスピーカーランタンを紹介する雑誌広告をイメージ

――ポータブルスピーカーランタンの開発に携わって、いかがでしたか?

これまでにない製品を作り出すということで大変ではありましたが、色々な新しい試みにトライすることができ、楽しい作業でした。ポータブルスピーカーランタンには「any」という名前をつけましたが、「any」というシリーズとして製品化を続けていければと思っています。

――ありがとうございました。

これまでにない新しい製品を生み出す過程のお話はとても新鮮で、一言一句お伝えできないのがすごく残念です。ぜひポータブルスピーカーランタンを手に取って、奈良さんの熱い想いを感じてみていただきたいです。次回はポータブルスピーカーランタンのECサイトで販売を手がけたCOCORO STOREの担当者の話を紹介します。

(広報Y)

any ポータブルスピーカーランタン製品サイト

any ポータブルスピーカーランタンスペシャルサイト

当社ECサイト:COCORO STORE

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