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スマホで自由研究「スマホで星空を観察しよう!」

スマートフォン担当になって丸一年が経った広報Nです。最新のスマホAQUOSを使って、誰からも宿題が出ていないのに熱く自由研究に取り組む本ブログも、2年目を迎えました。スマホAQUOSが気になる方はもちろん、学校の自由研究の宿題がまだ終わっていない方も、その他の方もぜひ!研究成果をお楽しみいただければ幸いです。

今回自由研究に使用するスマホは、7月に発売された最新のフラッグシップモデル「AQUOS R8 pro」です。

「AQUOS R8 pro」のカメラは、ライカカメラ社が監修。スマートフォン向けとして圧倒的な集光量を誇る1インチイメージセンサーを搭載し、テクニック要らずでプロが撮ったような明るくキレイな写真が撮影できます。
昨年モデル「AQUOS R7」より画像処理が高速化して、もっとサクサク撮れるようになったほか、進化したAIエンジンで人物はもちろん料理やペットも認識し、さまざまな被写体の魅力を引き立てる写真が撮れます。また、新たに花火モード、星空モードにも対応しました。

今回の自由研究では、新搭載の「星空モード」を使って、スマホで夜空を観察します!

そもそも夜空の撮影って、あんまりキレイに撮れないなと思ったことは無いでしょうか。私も、夜空は妙な灰色のガサガサ画質でしか撮れたことが無く、もはや星のきらめきは写真には残せず、心の中にだけ刻むものと諦めていました。

が、「AQUOS R8 pro」の星空モードはすごいのです。自分で実践する前に、まずは星空モードの紹介を兼ねて、弊社広島事業所のスマホ開発メンバーが広島県某所で撮影した写真をお見せします。

なんとまあプラネタリウムか、それ以上に星がきれいなこと。中央の上下にのびているモヤモヤはおそらく天の川でしょう。広島の星の美しさに感動すると同時に、本格的な撮影機材で撮ったような写真が星空モードで簡単に撮れることに驚かされました。センサーサイズが大きいので、暗闇の中の星明かりのような繊細な光もちゃんと捉えられます。

さらに星空モードで美しく撮影できるものの番外編として、同じく広島県某所で開発中に撮影されたホタルの写真を紹介します。

私はホタルを見たことがないのですが、ホタルも星と同様、撮影が難しいそうです。星空モードを応用することでたくさんのホタルの光を写したこの一枚も、とっても幻想的!ちなみに一部のホタルの光が線状になっているのは、星空モードでは暗所撮影のため露光時間※を長く取るので、その間にホタルが移動した道筋が光の軌跡になるためです。

※露光時間:光をカメラのイメージセンサーに取り込む時間。長いほど明るい写真が撮れる。

星空モードの魅力をご紹介したところで、いよいよ自由研究の実践です。東京在住の私、広島までの星はまあ見えないとしても、そもそも研究のネタになるほど星が出ているのかが不安でした。

ちなみに昨年に引き続き今年も、私が紙コップと画用紙で作ったペンギンの「自由研究くん」にお供してもらいました。

AQUOS R8 proナイトモードで撮影。
夜ですが、昼間のようにくっきり明るく撮れます

ここで、星空モードでの撮影のコツを紹介します。ブレ防止のため、手持ちではなく本体を三脚などで固定して撮影することが基本です。三脚が無い場合は、本体を何かに立てかけて固定するか、広島の開発メンバー直伝の裏技として、カメラアプリ起動状態で地面にカメラが上になるように置いて(画面の傷つき注意)、音量ボタンでシャッターを切る方法もあるとか。この技は思いつきませんね~。

【研究1・私の家の近くから、何等星まで見えるのか?】

何はともあれ、まずは星を探します。7月下旬の晴れた夜、広報N家の近く(住宅地+たまに畑)に「AQUOS R8 pro」を持って繰り出し、いざ撮影。ちなみに月は上弦(半月)よりやや欠けたくらいの日ですが、この時間にはほぼ沈んでいました。星の観察には好条件です。

星の観察場所に向いているのは、やはりなるべく暗い場所。電灯などの明かりが直接差し込まない影になっている場所から、この時期“夏の大三角”が出ている東の空を星空モードで撮影しました。

自分の感想として、思ったより出ていました!撮った写真もよーく目を凝らすと、数えるのが大変な程度にはちゃんと星が写っています。正直、3つくらいしか見えないかもと予想していたので、星スポットに行かなくても近所でこんなに見えるとは嬉しい誤算でした。

さて、私の家からは、何等星まで観察できているのでしょうか。等星とは恒星の明るさを示す尺度で、一番明るい星が1等星で、人間の目で見える限界の暗い星が6等星とされています。何等星であるかは地球と星との距離も関係しており、近い星はより明るく見えます。

※星の名前・等星は広報N調べ。

夏の大三角を構成している、ベガ・デネブ・アルタイルはやはり1等星だけあり、はっきりと見えます。これに対して暗めの星として今回目を付けたのは、この写真ではアルタイルの左下の方にある、ひし形の4つの星。いるか座の一部ですが、和名はその形から菱星というそうです。

スアロキンという4等星までは、なんとか見えている感じはありますが、その下の5等星は超うっすら・・ということで、我が家から観察できるのは4等星まで?でしょうか。ちなみに、肉眼のほうが良く見えているという感じはなく、星空モードはまさに肉眼か、それ以上に星をよく捉えていると感じます。

なお、調べた所、地球から32.6光年の距離で見た場合の明るさでランク分けをし、星本来の明るさを示す「絶対等級」という指標もあり、それによると太陽の絶対等級は4.8等級だそうです。眩しい我らが太陽は、広い宇宙では意外と暗い星だったんですね。
皆さんもご自宅から何等星まで見えるか、チェックしてはいかがでしょうか。

【研究2・私の家の近くから見える星座は?】

さきほど何等星まで見えるか確認した写真に、どんな星座が写っているのか見てみましょう。(星が細かいので少しでも見えるように、元データから夜空を少々暗くする画質調整を行っています。)

※星の名前や星座の配置は、広報N調べ。

わし座は、写真に若干入りきっていませんでした・・・。個人的には、夏の大三角の中にありながら、名前も形もシンプルなや座(矢座)が気になりました。星座は神話や物語があるものが多いのですが、この矢で心を射られると、どんな人でも恋に落ちる代物だそうです。
また、研究1でも触れた、いるか座のひし形は、星の明るさはそこまでですが実際に見ると結構捉えやすいフォーメーションで、今回の自由研究で存在を覚えられました。

せっかくの自由研究なので、星座のモチーフの絵を実際に描いてみました。この星がしっぽなど、絵を描いてみると配置がよく覚えられますね。

や座がこぎつね座をかなり近くから狙っていますね・・・。イルカは実際にはワシより大きいイメージなのに(種類にもよります)、星座上は圧倒的にワシが大きいです。

【研究3・国際宇宙ステーション(ISS)を見よう!】

さて、最後の研究テーマとなりました。国際宇宙ステーション(以下ISS)は、地上から約400km上空にあるサッカーコートほどの大きさの有人実験施設です。1周約90分のスピードで地球の周りを回っているこのISSが、地域や日によって、上空を通過する様子が見える時間帯があるのをご存じでしょうか。

ISS(絵・広報N)

今回は、後輩の協力を得て、ISSが埼玉県某所の夜空を通過する数分間を狙って星空モードを使い撮影しました。成功して良かった!

ISSは、地上からは動いている星のように見えるので、星空モードで撮影すると流れ星の写真のように線状になって写ります。あの中で、各国の宇宙飛行士さんがお仕事をしているんですね。

ちなみに、ISSが光を出しているのではなく、太陽光を反射して星のように輝いて見えるとのことで、ISSが見えるとき、こちらは夜でもISS側は太陽が当たっている=昼だそうです。

* * *

今回の自由研究を通して、星空モードの楽しさを満喫することができました。撮影時は暗闇で怪しい動きをしていたように思いますが、怪しい人物として通報されなくて良かったです。蚊取り線香をつけて撮影に臨んだため、何枚も撮っているうちに鼻の奥まで蚊取り線香の匂いが染み付き、その日一晩中匂いが取れなかったことも、今は良い思い出です。
*子どもの皆さまは、大人と一緒に観察しましょう!

なお、8月に発売された最新のプレミアムモデル「AQUOS R8」にも、星空モードが搭載されています。星空の他にもさまざまなシーンで本当にキレイに撮れるのですが、私のおすすめはポートレートモードです。写真集が出せるかもと思うような素敵な人物写真が簡単に撮れます。高いパフォーマンスや美しいPro IGZO OLEDディスプレイも魅力の「AQUOS R8 pro」「AQUOS R8」を見かけたら、是非手に取ってみてください!

(広報N)

今回語り切れなかった製品の詳しい特長はこちらから:
AQUOS R8 pro
AQUOS R8

昨年の自由研究はこちらから:
スマホで自由研究「再生プラスチックからできたスマホって?」
スマホで自由研究「スマホで絵日記を作ろう!」

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