【新製品紹介】企業向けタブレットとは?
2011年8月22日
外出先でも気軽にネットやゲームを楽しめることで、急速に広まりつつあるタブレット端末。最近では、外出の多い営業マンなどを中心に、ビジネスの現場でも徐々に普及が進んでいる。
では、このタブレット端末。そもそも、一般のユーザー向けと企業向けの端末には、どんな違いがあるのだろうか?
「最大の違いは、NFCを標準搭載していることです。日本でのICカード普及率は、かなりのものなので、NFCの搭載は必須と考えていました」と語るのは、商品企画担当者。
この聞き慣れない“NFC”とは、一体何の事だろうか?
NFC(Near Field Communication = 近距離通信) とは、非接触ICカードの無線通信規格の事で、国内では、交通系のカードや電子マネーで広く普及しているFeliCaが、よく知られている。
だが、このNFC、実はそれだけではない。
ICカードは、私たちの日常生活で既に幅広く使われている。最近では、パスポートや免許証、社員証から学生証まで、至るところでICチップが使用されている。
こうしたICカードの読み取りに使用されている規格が、NFCだ。
「既に普及が進んでいるICカードを利用したシステムやサービスの構築ができるので、幅広い業務に端末を利用してもらうことが可能です。例えば、小売店で会員カードシステムとして活用する場合、売り場にいながら会員情報の照会やポイントの確認もできるので、その場で効果的な接客が可能になります」。
7型と画面サイズも大きいので、据え置いての使用も想定できる。たとえば、マンションのエントランスに端末を設置すれば、住人向けのサービスにも活用できる。カードキーを読み取ってドアを解錠するセキュリティだけでなく、宅配便の着荷案内などを知らせるメッセージボードとしても端末を活用するなど、スマートフォンやICカードと組み合わせたサービスも提供可能だ。
日常生活において、タブレット端末を毎日どこかで使用する。そんな日も、意外と遠くないかも!?
●FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
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