2024年の今年は当社の電卓事業が60周年を迎える節目の年です。その礎となる、60年前に発売した最初の電卓が大阪市内で常設展示されているところがあるんです。その名も「大阪企業家ミュージアム」。大阪は古くから商人の町として栄え、多くの企業が生まれてきました。大阪企業家ミュージアムはそんな大阪の中心地、大阪メトロ堺筋線、堺筋本町駅より徒歩5分のところにあります。今回、電卓の展示を見に大阪企業ミュージアムを訪問してきましたので、その様子をご紹介します。
なお、当社電卓の開発物語と歴史に関しては、別の記事でご紹介していますので、そちらも是非ご覧ください。
まずはスマートフォンを持っていても迷ってしまった私のような人でもちゃんとたどり着けるように、私がたどったルートで行き方を紹介します。
大阪メトロ堺筋本町駅に降り立ったら、12番出口に向かって通路を進みます。
12番出口を出たら、くるっと後ろを向いて入口の横を抜けていきます。
そのまま5分ほど歩くと突然目の前に、船が空に向かっていくモニュメントのある特徴的な建物があらわれます。あとで調べたら、大阪産業創造館という中小企業を応援する施設でした。
その隣に併設されているスタイリッシュな建物が、大阪企業家ミュージアムの入口です。ミュージアムは地下にあります。
大阪企業家ミュージアムは2001年に開設され、常設展では関西を代表する105人の企業家を展示しており、その中に当社の創業者、早川徳次も含まれています。日・英・中・韓国語による音声ガイドに対応しています。
奥へ進んでいくと、ありました。当社の創業者、早川徳次の展示です。初期の代表的製品、エバー・レディー・シャープ・ペンシルも展示されています。
ここで、今回の私の目的だった電卓が真向かいに展示されていました。当社が60年前の1964年に発売した世界初のオールトランジスタ電子式卓上計算機、通称電卓の「コンペット」<CS-10A>です。重さはなんと25kgあり、さらに価格は53万5,000円と、乗用車並みの価格でした。ちなみに日本の情報処理技術の発展を示す歴史的製品として、一般社団法人情報処理学会より「情報処理技術遺産」に認定されています。
この当社の大きな電卓をご覧いただき、現代の手のひらに収まる電卓を思い浮かべて、人類の60年間の発展を感じていただければ幸いです。
奈良県天理市にある当社のシャープミュージアムにも、この「コンペット」<CS-10A>の展示があります。また、当社の歴史を作ってきたもっと多くの製品をご覧いただけますので、どちらのミュージアムもぜひ訪ねてみてください。
広報:トム
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