メーターのAI読取『WIZIoT(ウィジオ)遠隔監視サービス』の発表会を開催

1月29日、株式会社AIoTクラウド(以下、AIoTクラウド)は、IoTプラットフォームを提供する株式会社ソラコム(以下、ソラコム)との連携により、工場設備の遠隔監視サービス市場に本格参入。AIとIoTの活用により工場設備の巡回・点検業務の効率化を実現する『WIZIoT(ウィジオ)遠隔監視サービス』を2月1日より提供開始することを、メディア向けに発表しました。

展示

冒頭、AIoTクラウド 代表取締役社長の松本さんより、AIoTクラウド社の概要について説明後、ソラコムとの連携により『WIZIoT』として遠隔監視サービス市場に本格参入すること、『WIZIoT』と「スリーゼロ」のSaaS型※1ビジネスを中心に、2027年度までに100億円企業を目指すことを表明しました。

AIoTクラウド 代表取締役社長 松本さん

続いて、AIoTクラウド プロダクトマネージメント部 部長の宇徳さんより、製造現場では人手不足が深刻化しており、工場の設備点検業務の負担が大きくなっていることを背景に、工場設備のメーターなどをカメラで撮影しAIで読み取ることで、巡回点検業務を効率化する『WIZIoT遠隔監視サービス』の特長について説明。また、固定カメラ・スマホカメラのハイブリッド利用に対応したSaaS型の遠隔監視サービスとしては、業界初※2の取り組みであることを紹介しました。

AIoTクラウド プロダクトマネージメント部 部長 宇徳さん

最後に、ゲスト登壇いただいたソラコム執行役員 日本事業責任者の齋藤洋徳氏より、連携の狙いや『WIZIoT遠隔監視サービス』に対する期待についてお話しいただきました。

ソラコム 執行役員 日本事業責任者の齋藤洋徳氏

■主な特長

1.カメラによるメーター撮影・AI読取で巡回点検業務を効率化

2.固定カメラ・スマホカメラのハイブリッド対応で、導入のしやすさと低コストを実現

3.SaaS型なので読み取り対象(モニター表示・ランプ※3)の拡張など機能アップデートも容易

 

※1 Software as a Service の略で、ソフトウェアをインターネット経由で利用できるサービスのこと。

※2 巡回点検業務を効率化するAIによるメーター読取サービスにおいて、固定カメラとスマホカメラを組み合わせて利用できる遠隔監視SaaS型サービスとして(2024年1月29日現在。AIoTクラウド調べ)。

※3 モニター読取:2024年上期対応予定。ランプ読取:2024年3月開始予定。

 

1.カメラによるメーター撮影・AI読取で巡回点検業務を効率化

工場設備などのメーター表示をカメラで撮影し、クラウド上でAIが値を読み取り、その結果を自動で点検台帳に記録します。

固定カメラでは、予め設定した点検スケジュールに従って定期的に自動撮影・AI読取・記録するので、巡回による点検業務が不要になります。また、1台の固定カメラで複数メーターの同時読み取りに対応できるので、カメラの初期導入コストを低減させることができます。さらに、AI読取・自動記録によって、従来の目視による読み取りミスや、手書きによる記録ミスなどのヒューマンエラーを削減し、再点検といった手戻りを抑止します。点検データはCSV形式で抽出可能なので、報告書への活用も容易です。

 

●さらにリーズナブルに導入でき、設定も簡単なクラウド型カメラ「ソラカメ」に対応

 

2.固定カメラ・スマホカメラのハイブリッド対応で、導入のしやすさと低コストを実現

固定カメラの自動読み取りにより巡回業務を大幅に削減できますが、すべてのメーターに固定カメラを設置するのは、コストや設置環境の問題で困難との現場の声が多くあります。

『WIZIoT遠隔監視サービス』はSaaS型なので、固定カメラ利用プランとスマホカメラ利用プランを、現場ニーズに合わせてご利用いただくことができます。

高所や暗所など点検が危険な箇所は固定カメラ利用プラン、メーターが多いエリアはスマホカメラ利用プランなど、現場の状況に応じて幅広いニーズに対応できます。また、スマホカメラ利用プランは専用カメラが不要なので、低コストでご利用いただけます。 さらに、ハイブリッド利用でも点検データはクラウドで統合管理が可能。いつでもオフィスなど離れた場所からでもWeb管理画面を遠隔確認できるため、管理者の業務を効率化できます。

 

●固定カメラはこんなところにおすすめ

 

●スマホカメラはこんなところにおすすめ

スマホアプリの展示

 

3.SaaS型なので読み取り対象(モニター表示・ランプ)の拡張など機能アップデートも容易

『WIZIoT遠隔監視サービス』では、クラウドのAIが進化することで、順次監視対象を拡大することができます。監視対象は、メーターに加えて、モニターに表示された文字や、ランプ表示の色など、今後、幅広く拡張してまいります。また、複数の監視対象のデータもまとめて統合管理できます。

 

読取対応メーター

アナログからデジタルまでさまざまなタイプのメーターに対応可能※4です。

メーター例の展示

※4 設置された環境や照度などにより読み取りが困難またはできない場合があります。

 

<関連リンク>

・ニュースリリース

業界初 固定カメラ・スマホカメラをハイブリッドで利用できるメーターのAI読取 遠隔監視サービス(SaaS型)『WIZIoT(ウィジオ)』を提供開始

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