【シャープ横断♪バトンリレー】第12走者◆ハイクックレディ出身、子供をせったろうて宴会参戦していたママのシャープ物語

ESG・品質推進室 ESGグループの山本です。

2022年4月に、近藤さんの“残り9か月をきりました”で始まったシャープ横断♪バトンリレー、楽しく読ませていただいていたら、第11走者のKeiちゃん(京嶋さんの新入社員時代のニックネーム)からバトンがとんできました。私は残り7か月です。。。

1986年に当時の電化システム事業本部 調理システム事業部(現、SAS事業本部 キッチン事業部)の営業ハイクックレディとして、入社しました。

“ハイクックレディ”、若い方はご存じないと思いますが、オーブンレンジや調理小型(炊飯器やトースターなどなど)の新製品の特長や使い方をお客様や販売店のMDさんに説明する仕事をする専門職です。

私の入社前年にカプセルレンジ、入社年に業界初のトースターレンジが発売されました。入社してすぐにトースターレンジの商品企画会議に参加したのですが、トースターレンジを初めて見た時に、ターンテーブルもないし、こんなの売れるんだろうかと正直思いました。

※ターンテーブル、こちらも死語かもです。最近のオーブンレンジは回らないものが主流のようです。


私は売れないのではと思ったトースターレンジですが、、、
でも、売れたんです!!!
実は2004年に発売したウォーターオーブンヘルシオも電子レンジ機能がついていなかったため売れるの?と思ったのですが、売れましたよね。私には先を見る目がないのかなぁなんて思ったりしています(笑)

業界初のトースターレンジU’s-102 <RE-102>



電子レンジとトースターを一体にしたU’s-102 <RE-102>を発売した頃、シャープは冷凍冷蔵庫と電子レンジを一体にしたU’s-103 <SJ-30R7> 、乾燥洗濯機のU’s-104 <ES-X1>も発売しています。その後、シャープのキャッチフレーズになった“目のつけどころがシャープでしょ”は、私の長男の保育園ママ友だちが素敵なフレーズと褒めてくれてました。私も大好きな言葉です。彼女は旦那さまが松下にお勤めだったのですが、一時ブームにもなった自宅で食パンを作るホームベーカリーに炊飯と餅つき機能をつけたシャープ製品を買ってくれました。シャープに勤務して、調理商品に関わって、よかったなと思えたできごとです。

(左)U’sシリーズとして発売されたクッキング冷蔵庫U’s-103 <SJ-30R7>
(右)社内報「窓」vol.254 1987年3月号より、乾燥洗濯機U’s-104 <ES-X1>


1993年に調理商品企画部へ異動するまでの7年間の営業ハイクックレディ時代には、全国津々浦々 北は北海道から南は沖縄まで出張して、商品説明や配荷応援にまわりました。ときに出張チケットを忘れて空港バスに乗ってしまったり、帰りの便が雪や霧で飛ばなくなりそうになったり、当時は携帯電話もなくホントに慌てたエピソードがいろいろありますが、たくさんの方々に出会い、親切にしていただいたことに今でも感謝しています。

私の第2のシャープ人生1993年~2000年の調理商品企画時代は、1994年第1子長男、1998年第2子長女を出産し、約1年ずつの産育休をいただいたので、実質は5年くらいです。長男は保育園に預けだして毎週発熱、遂に入院することになり育休明け1か月で介護休職をとることに、、、また長女が1歳になるころに長男がもやもや病を発症して2回手術、この時は育児短時間勤務制度やフレックスタイム制度を利用、職場の上司、先輩、同僚のあたたかい理解につつまれて、何とか続けることができました。

インターネットレンジ(インターネットからレシピを取り込んでレンジを動作できる)<RE-M210>の紹介ビデオに娘を出演させました


私が入社した1980年代後半は、ご結婚や出産で、退職される女性社員が多かったのですが、私以降の方々は出産後も仕事を続けられている女性が多くなってきていると思います。そんな中、子育てしながらの仕事 たいへんですねとの声掛けをいただくことがあったのですが、私の子供たちは保育園に育ててもらったのだと思っています。おむつをとるトイレ訓練などした記憶がありませんから(笑)

社内報「窓」vol.448 2003年5月号、
シャーププラザ「おもしろ子育て日記」に掲載されました



私のシャープ人生の第3コーナーは、2000年~2011年の人事本部海外人事です。

英語のできない私がなんで海外人事なの~と心で叫びつつ(ときには声もだしましたが)、 会社代表電話に英語でかかってきたら、会社交換は有無をいわさず、海外人事に電話転送してくる時代だったのでホントまいりました。会社PCのデスクトップに英語の問答集を自作したりの工夫をしたり、当時の海外人事の有志でお昼休みに英語勉強会を開いてもらったりしたのは、よい思い出です。

自作のデスクトップ英語問答集

子供の話に戻りますが、調理商品企画時代、女性が多い職場で理解がえやすかったこと、自宅や保育園が会社に近かったこともあり、やむない残業でその日の保育園が閉まる時間になり、保育園から会社に子供を連れてきて仕事をしたことがあります。今では考えられませんね。

この頃から職場の宴会に子供を連れて行っていたのですが、人事に異動後はさすがに暫く自粛していました。当時は、人事はお堅いイメージがあって、かつ異動前には仕事中は笑い声をあげてはいけない、くしゃみもひかえねばならないなどと半分はジョークでしょうが脅されたものですから。でもこともあろうか当時の人事本部長から期初のキックオフ宴会の時に“子供をせったろうて(背負って)参加しなさい”と言われたことをきっかけに、何度も子供と一緒に参加するようになりました。宴会後の駅からの帰り道、駅においた自転車に長女を載せ、ふらついてコケかけたことがあったんですが、そのときのことを長女は今でも「ママは酔っぱらって子をコケさせた」(ホントはコケてないんですよ)って言いふらすんです。なので、お酒を飲んだら決して自転車には乗りません!今では自転車も酒気帯び運転は違反ですものね。



最後、第4コーナーです。2011年にCSR推進室(その後、部になり2016年内部統制部に名称変更)へ異動、2022年の組織変更でESG・品質推進室に移りましたが、一貫してCSR推進企画、サステナビリティレポート制作、社会貢献活動に携わっています。

2022年に就任されたCEOが掲げておられるESG経営ですが、ESGって何?CSRって何?SDGsって?何をどうしていくの?と思われている方がたくさんいらっしゃると思います。ESG経営をしなければこれから取引ができなくなる!?とも言われるようになってきています。ESG・品質推進室では、これらを皆さんに知ってもらうような仕事をしていこうとしています。



さて、定年まで残り7か月、その日を迎えることは入社した頃は想像だにしていませんでした。やがてはその日を迎えて、あっというまに通り過ぎて行ってしまうと思います。

いろいろな方と出会い、助けていただき、育ててもらったたくさんの思い出とともに、これからも一瞬一瞬を大切にしながら、またその先の楽しみを見つけながら、歩んでいこうと思います。

次は、調理商品企画時代の同僚、

SAS キッチン事業部 調理ソリューション企画開発部(B to B)
奥田美和さん

(このバトンリレーのおかげ?で、すっごく久しぶりに会えました♪)
へバトンをお渡しします。


(山本悦子/ESG・品質推進室 ESGグループ)

≪シャープ横断♪バトンリレー≫とは…?
みなさんの人脈を駆使しバトンのようにコラムを繋いでいくという、太古の昔からある数珠つなぎ企画!第12走者はESG・品質推進室 ESGグループの山本さんでした。第13走者は、山本さんからバトンを託された奥田さんです。お楽しみに♪

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