【シャープ横断♪バトンリレー】第26走者◆POS開発から労働組合 専従まで。和・つながりに感謝感謝。

郡山さんから「社内報のバトンリレーっていう企画知ってますか?」という何気ない会話で「知ってますよ!良い企画ですよね」と軽い会話の後、まさかの私にバトンが…。私は現在、組合の専従者として会社を休職している身の為お断りしたのですが、直ぐにバトンリレーの編集部に確認をされ、再び依頼。熱意におされてお受けすることになりました。
せっかくいたただいた機会なので、私の元職場での担当していた業務と、組合活動について皆さんにご紹介したいと思います。

さて、気を取り直して。
みなさんこんにちは。シャープ労働組合 専従 東日本支部 真鍋です。

私は2004年にシャープシステムプロダクト株式会社(現シャープマーケティングジャパン株式会社)に入社しました。当時を振り返ると約半年もの長い間、新入社員研修を実施いただいたのが懐かしく、その研修を共にした同期とは今も繋がっており、大切な仲間となっています。

新入社員の皆さん、ぜひ横のつながりを大切にしてくださいね♪

2004年矢板研修後、同期と日光旅行

■入社後、ガソリンスタンドのPOSシステムを開発する職場にSEとして配属

皆さんシャープのガソリンスタンドのシェアをご存じですか?

入社する前は知らなかったのですが、シャープで下記の図のようなシステムを導入しています。国内のシェアも30%を超えており、業界でもトップとなっています。いつも使っているガソリンスタンドが実は自社のシステムかもしれませんよ。

SSの信頼性と業務効率を高める多彩なシステム
(参照元:https://smj.jp.sharp/bs/ss/

当時の思い出と言えば、プログラムの交換時などには各営業担当や店舗からの電話が鳴り続け、市ヶ谷ビルの本館と別館を行き来しながら、一緒に配属になった新入社員二人で必死に電話の取次ぎ対応をしていたのが懐かしいです。今ではコールセンターなどにノウハウを集約し、業務委託されていると聞いています。

2年間という短い時間でしたが、セルフレジの外接機インターフェースの企画・開発と動作検証を行いました。その後、社内公募にてMicrosoftの.NET Frameworkという新しい技術を用いた新POSパッケージの開発を担当することになりました。かなり忙しい状況の中、公募により職場を離れ、周りの方々には大変ご迷惑をお掛けしました。今回のガソリンスタンドの資料の相談に伺った際にも、「いつでも戻ってきて」と笑顔で声をかけて頂いており、優しさに感謝しております。

公募先では、開発も経験が浅い上に新しい技術を学ぶ必要があり、右も左も分からない中、先輩社員の方々に優しく教えて頂き、多くの事を学ぶことが出来ました。この職場においては、新入社員研修時代にお世話になった先輩と同じ職場となり、丁寧に教えて頂きました。
開発したPOSシステムのファーストユーザーは、東急電鉄様の駅売店への導入で、電子マネーのPASMO決済に対応しました。現在はコンビニエンスストアのPOSが駅売店で利用されるようになってしまい、残念ながら今稼働している店舗はありません。

今は皆さんにとって当たり前のように利用されていると思いますが、駅売店での電子マネー決済やPOS本体の背面(お客様側)へのサイネージでの広告表示は当時新しいものでした。その後、ドラッグストアやアパレル、書籍など複数の業種にも対応できるように開発をすすめ、「RETAILACE21 ver.3」というPOSシステムとして現在も利用されています。

流通業向けPOSシステム RETAILACE21
(参照元:https://smj.jp.sharp/bs/pos/retailace21/

■開発部門から営業推進部へ

開発が一段落したところで営業推進部へ配属となり、開発したソフトの販売を推進することになりました。営業推進部では厳しい上司に指導を頂きながら、ソフトだけではなく、シャープのシステム商品の販促を行うために全国で開催されるBtoBフェアなどで説明員として参加したり、営業に同行して提案支援などを行いました。この新しいPOSシステムでは、マルチハード対応という自社のPOSターミナルだけでなく、他社の機器やパソコンやタブレットでも動作可能となりました。営業担当と相談しながら、それぞれのお客様にとって、どのような機能や機器での提案が必要なのか、よりイメージしてもらいやすいようにデモ用の商品マスタや背面ディスプレイへ表示するコンテンツを考え、準備したりと大変ではありましたが、多くの社員と関われ、様々な業種の事を学ぶことができました。

営業推進部における業務は全国にわたり、各拠点の営業やサービスの従業員と関わることができたことが、その後の組合活動において、職場の声を頂いたり、会社側との労使協議を行う上で、大変役立っていると思います。

話始めると、長くなってしまいますね。元職場での経験はここまでとします。

■職場を離れ、労働組合へ

ここからは、これまでの組合活動を通して、どんな経験をさせて頂いたのかをご紹介します。

組合活動を活発に行い始めたきっかけは、先ほどの元職場の厳しい上司が管理職への昇格に伴い、労働組合の役員を退任するので、後任としてやってみないかというお誘いがきっかけでした。「全社の会社の動きを知ることができるので、ぜひ経験した方がいい。」という勧めから、執行委員として活動を始めました。

そこから専従になるにあたっては、ここでは色々ありすぎて書ききれないので割愛します(笑)そこが聞きたいという方は、ぜひ組合事務所にお越しください♪

組合活動を通して、職場では経験できない貴重な経験をさせて頂いていますので3点ご紹介します。

  1. 上司から頂いたアドバイス通り、全社の動きを確認し組合員へ伝えられた。
    特に担当する東日本支部は複数の事業本部および関係会社の組合員で構成されており、会社全体の動きを確認させて頂いています。ちょうど経営危機の直後から、コロナ過を経て現在まで、いろいろなことを知ることができ、組合員へもお伝えすることができました。

  2. 労働組合について学び、セミナーなどを通じて他労組ともつながりを持てた。
    業務しながらでは参加しづらい、長期の研修やセミナーに参加させて頂きました。
    会社の業務上はライバルとなる会社も、組合活動としては同じ仲間です。この時に出会った他労組の役員と、組合活動での悩みや意見など、様々な情報交換をさせて頂いております。下記の電機連合の上部団体である金属労協での他社労働組合役員と3週間にわたる研修を受講し、労働組合について学ぶ機会を頂きました。
    金属労協/JCM : 第48回労働リーダーシップコースへ参加

  3. 試行錯誤しながら組合員に喜んで頂けたコミュニケーションが実施できた。
    職場の要望を聞きながら、従業員のコミュニケーションイベントの企画や開催を行っています。準備などは大変ですが、支部執行委員等と連携して、参加者の皆さんに喜んでもらった際には、また実施したいという気持ちになります。コロナが明けて昨年実施したUSJバスツアーについては、久々の団体行動で大変でしたが、参加した皆さんの笑顔やダンスミュージックで皆さんが踊っている姿をみて、やって良かったと感じました。

最後に、東日本支部として、東日本大震災や台風などの災害について「被災地支援」と「防災・減災への呼びかけ」の取り組みを続けております。東日本大震災復興支援ボランティアは支部として21回実施し、北海道胆振地震や千葉県の台風被害のボランティアなどを実施しました。今後、能登半島地震ボランティアも検討しています。

■新たな労働組合の新体制へ


現在、労働組合としては大きな組織変更を予定しており、9月1日から事業体毎の新体制になる準備をすすめています。もし、この文章を読んで組合活動にご興味が湧いて一緒に活動していただけるという方は、各支部の組合事務所にご相談ください♪
ともに考え、ともに行動しましょう。

長い文章をお読みいただきありがとうございました。

次のバトンは、組合のボランティアに積極的に参加いただいている東日本支部 組合員の

SMJ-CS 湘南SS
渡邉麻衣子さん


にバトンをお渡ししたいと思います。宜しくお願いします。
このような機会を頂いた郡山さん、ありがとうございました。

(真鍋宗行/シャープ労働組合 専従 東日本支部)

≪シャープ横断♪バトンリレー≫とは…?
みなさんの人脈を駆使しバトンのようにコラムを繋いでいくという、太古の昔からある数珠つなぎ企画!第26走者はシャープ労働組合 専従 東日本支部の真鍋さんでした。第27走者は、真鍋さんからバトンを託された渡邉さんです。お楽しみに♪

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