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休止していた宮城県の放牧場を、太陽光発電所として再利用へ

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宮城県の七ヶ宿町(しちかしゅくまち)に、太陽光のエネルギーで電気を発電する太陽光発電所(メガソーラー)を建設しました。

建設した土地は、七ヶ宿町が牛の放牧場として利用していました。しかし、東京電力の福島第一原発事故の影響により、牧草から放射性物質が検出されて以来、放牧場としての運営が自粛されていました。

放牧場としての運営が困難となった土地を、太陽光発電施設として新たに活用するためには、「農山漁村再生可能エネルギー法」の適用が必要です。今回、宮城県内で初めてこの法律が適用されました。発電収入の一部は七ヶ宿町に寄付され、七ヶ宿町の畜産農業の支援など、地域の農業振興に活用されます。

※ 農山漁村再生可能エネルギー法は、農山漁村が持つ土地、水、バイオマス等の資源を活かした再生可能エネルギーの発電を促進し、発電収入の一部を地域に寄付することで、農林漁業の更なる発展等に活かす法律です。(正式名称:農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律)

約30ヘクタールの敷地に、約48,800枚の太陽光パネルを設置。出力規模は約13.9MW-dcとなり、年間で約13,000MWh/年の発電量を見込みます。これは、一般的なご家庭の約3,600世帯分の年間消費電力量に相当します。発電事業主は、芙蓉総合リース株式会社さまとシャープエネルギーソリューション株式会社が共同出資する合同会社クリスタル・クリア・エナジーです。

連結子会社クリスタル・クリア・エナジーによる太陽光発電所の商業運転開始について
(芙蓉総合リース株式会社さまリリース)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8424/tdnet/1638352/00.pdf (PDF:584KB)

当社はこれまで、国内外で約210カ所、累計容量約766MW-dcの太陽光発電所の建設に取り組んできました。宮城県の南西端に位置する七ヶ宿町は、豪雪地帯に指定された地域です。積雪荷重に耐える、雪がうまく滑り落ちるようにするなど、当社が蓄積した技術やノウハウが活かされています。

 

10月29日(月)に開催された竣工式には、関係者約60名が出席

10月29日(月)に、建設した太陽光発電所敷地内にて、竣工式が執り行われました。竣工式には、七ヶ宿町長の小関 幸一さまをはじめ、建設関係者約60名が参加されました。

竣工式では、小関町長より、「数えきれないほどの関係者が想いを込めてつくりあげたもの。七ヶ宿町の活性化に繋がると信じている」とのお言葉がありました。

シャープエネルギーソリューション株式会社 取締役社長の佐々岡より、当社創業者 早川徳次が残した「無限にある太陽光や太陽熱で電気を起こすことを考えれば、人類にどれだけ寄与するかは、はかりしれない」との言葉とともに、その言葉をしっかりと具現化していくことへの決意が述べられました。

テープカットの様子
左より、芙蓉総合リース株式会社 代表取締役社長 辻?田泰徳さま
七ヶ宿町 議会副議長 今野三喜男さま
七ヶ宿町 町長 小関幸一さま
再生可能エネルギー発電促進協議会副会長 太田幸一さま
シャープエネルギーソリューション株式会社 取締役社長 佐々岡浩

 

自治体やエネルギー関連、建設関連企業などが連携し、休止していた放牧場を、再生可能エネルギーを生み出す発電施設として新たに活用する。竣工式に参加された皆さまからは、資源を有効活用し、地域社会を更に活性化していこうという強い熱意が感じられました。

(広報担当:M)

 

 

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