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~シャープの目指す「AIoT World」⑤~ Society 5.0篇

2019年8月8日

著者:広報C

当社はスマートホームサービス「COCORO HOME」に繋がる自社家電の拡大を図るだけでなく、AIoTプラットフォームを軸に他社機器・サービスとの協業を進め、OFFICE事業、サービス事業、プラットフォーム事業など、「AIoT World」を拡大していきます。

最終回となる今回は、「AIoT World」の先に広がる「Society 5.0」についてご紹介します。

( ~シャープの目指す「AIoT World」①~ AIoT機器の拡充篇
  ~シャープの目指す「AIoT World」②~ AIoTサービスの拡大篇
  ~シャープの目指す「AIoT World」③~ AIoTプラットフォームの提供篇
  ~シャープの目指す「AIoT World」④~ データの利活用篇)

 

「AIoT World」の全体イメージ

「AIoT World」の全体イメージ

 

「Society 5.0」とは

「Society 5.0」は日本の内閣府が定義したもので、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済的発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society) 」を指します。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会です。

※ 内閣府の「Society 5.0」ページ

 

具体的にどんな社会になるのでしょうか?

例えば、スマートフォンと連携したウェアラブルセンサーで、脈拍や体温などのバイタルデータをクラウド上に収集し、AIで分析することで、リアルタイムでの健康管理が実現するでしょう。 AIが熱中症の兆候を検知した場合は、水分補給をすすめ、涼しいところへの移動をうながすなど体調に合わせたアドバイスを行い、さらに緊急の場合には位置情報を使って、救急車の手配や最寄りの医療機関による迅速な対応も可能になるでしょう。 また、蓄積したビッグデータから同じ病気の人を抽出し、さまざま角度から分析することで、早期発見や予防に役立てることができるかもしれません。 キッチン家電と連携すれば、日頃の栄養管理が手軽にでき、自身の体調に合わせた食事や生活の提案を受けることも可能となるなど、一人ひとりのニーズに寄り添ったサービスにも発展するでしょう。

サービスの展開イメージ

 

このような、今までになかったような規模の情報の収集、AIによる分析から、一人ひとりのニーズに寄り添ったアドバイス、サービスの提案・実施までがつながる便利な社会、それが「Society5.0」です。

 

すでに当社はスマートホームサービス「COCORO HOME」でエアコン、ウォーターオーブン ヘルシオ、冷蔵庫、洗濯機といったAIoT家電を連携させ、一括管理できるサービスをはじめています。それら家電の使用履歴をクラウド上のAIが分析し、状況に合ったおすすめの使い方を提案するサービスも実施しています。また、「COCORO HOME」のプラットフォームを開放し、他社との連携を積極的に進めることにより、見守りなどの新たなサービスも順次開始・拡充していく予定です。

今後の事業分野としては、「機器」は「AIoT機器事業」、「サービス」はコンシューマー向け「COCORO LIFEサービス事業」と法人向け「COCORO OFFICEサービス事業」、「プラットフォーム(PF)」は「AIoTプラットフォーム事業」とし、「データ利活用」はプライバシーに配慮したビッグデータを他社も含めた各事業分野でそれぞれに加工して利用する形になります。

当社はこれら4つの事業分野を拡大していくことで、「Society 5.0」実現の一翼を担い、社会に貢献してまいります。 (広報担当:C)

 

~シャープの目指す「AIoT World」①~ AIoT機器の拡充篇 ~シャープの目指す「AIoT World」②~ AIoTサービスの拡大篇 ~シャープの目指す「AIoT World」③~ AIoTプラットフォームの拡大篇 ~シャープの目指す「AIoT World」④~ データの利活用篇

 

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