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迫ってくるような立体感と躍動感。人生観を変えるほどの映像美を感じて欲しい!
― 8K液晶テレビ『AQUOS 8K』CX1シリーズ登場 ①映像編 ―

2020年7月13日

記事:広報担当:H

BS8Kチューナー内蔵 8K液晶テレビ『AQUOS 8K』CX1シリーズ<8T-C60CX1>を 紹介する国内TV事業部の西本さん

BS8Kチューナー内蔵 8K液晶テレビ『AQUOS 8K』
CX1シリーズ<8T-C60CX1>を紹介する国内TV事業部の西本さん

 

当社は、2015年10月に発売の世界初 8K規格に準拠した「85V型8K映像液晶モニター」を皮切りに、2016年には8K(スーパーハイビジョン)放送の受信が可能な「高度広帯域衛星デジタル放送受信機」を開発、同年6月には「70V型8K映像モニター」を発売するなど、他社に先駆けて8K関連商品を数多く創出してきました。
また、2018年には、同年12月1日スタートの新4K8K衛星放送受信に対応した世界初の8Kチューナー内蔵テレビ『AQUOS 8K』 AX1シリーズを発売。
そして、2020年4月25日、一層の進化を遂げた、8Kチューナー内蔵の8K液晶テレビ フラグシップモデル『AQUOS 8K』CX1シリーズ<8T-C70CX1/C60CX1>を発売しました。
今回は、新製品CX1シリーズの特長や開発に込めた想いなどを、企画担当者に聞きました。2回に分けてご紹介します。

 


<『AQUOS 8K』CX1シリーズの主な特長>
●8K放送を楽しめるBS8Kチューナーを内蔵し、8K放送の録画※1にも対応
●新開発の「8K Pure Colorパネル」を搭載。8K放送がさらに色鮮やかに
●8K画像処理エンジン「Medalist Z1」を採用
●スポーツ観戦を臨場感豊かに楽しめる「8Kスポーツビュー」映像モードを搭載
 ※1 別売の外付けUSBハードディスク<8R-C80A1>が必要です。

>『AQUOS 8K』CX1シリーズ製品詳細はこちら


 

― そもそも、なぜ、8Kだとリアリティのある画像を表現できるのですか?

8Kは横7,680×縦4,320ピクセルで、総画素数は約3,300万です。現在、広く普及している2K(フルハイビジョン)は横1,920×縦1,080で約200万、4Kが横3,840×縦2,160で約830万。8Kはフルハイビジョンに比べて16倍、4Kに比べても4倍の画素数と圧倒的な情報量を持ち、画素密度が高く、テレビ画面を見ると、人間の目では画素のドットを識別できないほどのきめ細かさです。その分、細かく描くことが可能で、輪郭のギザギザ感も抑えられます。この約3,300万画素 それぞれが、明暗や色彩をなめらかに表示できることで、人物や風景があたかも目の前にいるかのように感じられるのです。脳が騙され、錯覚をおこすような状態になるのかもしれません。画面を通してでも、肉眼とほとんど変わらないような奥行き感・立体感を体感できるのです。
8K解像度の説明  

4k画質

8K解像度だと線や文字のギザギザ感がなくなります (上:4Kテレビの画面 下:8Kテレビの画面)

8K解像度だと線や文字のギザギザ感がなくなります
(上:4Kテレビの画面 下:8Kテレビの画面)

 

― 新製品CX1シリーズの最も進化した部分を教えてください。

色の純度を高める新技術として、新開発の「8K Pure Colorパネル」を搭載しました。色を表示する場合、光の3原色である赤・緑・青の組み合わせで発色するのですが、3原色に余分な波長が混じると、鮮明な色を発色しづらくなります。「8K Pure Colorパネル」は、この純度の低い光波長を取り除くことで「真っ赤」など、まじりっけのない純度の高い色を描くことが可能になりました。光の3原色の純度が高まり、色域が従来の当社4Kテレビ※2と比較して約16%拡大しています。色域を広げる、ダイナミックな色再現を可能にすることで、より臨場感豊かな映像を実現しました
 ※2 ITU-R BT.2020 u’v’色域において、2018年3月発売の『AQUOS 4K』<4T-C60AJ1>との比較です。

新開発「8K Pure Colorパネル」

 

― 臨場感ある映像には純度の高い色は不可欠なんですね。どのように実現したのでしょうか?

液晶パネルは、バックライトから発せられた光が映像として液晶パネルの表面に出てくるまでに、さまざまな光学処理層を通過して高画質化されるのですが、CX1シリーズは、この中に新しい機能層を追加することで色純度の高さを実現しました。新しい機能層は、映像の光から不要な色成分の波長を取り除く機能に加え、パネル表面から出る光を上下左右全方位に広げる機能を持っていますので、色純度が上がるだけでなく、視野角性能も向上させることができました。そのため、ご家族でCX1シリーズを視聴する際、座る位置に関わらず美しい映像を楽しめます。

新開発「8K Pure Colorパネル」色純度高める

 

「8K Pure Colorパネル」は、従来、搭載されていた低反射「N-Blackパネル」の映り込みの少なさを継承しつつ進化したパネルで、満を持してCX1シリーズに搭載しました。

 

― CX1シリーズは、従来機種(BW1シリーズ※3)で好評だった8K画像処理エンジン「Medalist Z1」を採用しているんですよね? その特長・技術を紹介して下さい。

8K画像処理エンジン「Medalist Z1」は、映像の明暗レベルに応じてコントラストを自動で調整し、クリアで自然な8K映像を表示します。さらに、2K4K映像を超解像アップコンバートすることで高画質化処理するものです。これにより、地上デジタル放送やYouTubeなどのネット動画までも、8Kの高精細映像にアップコンバートして楽しめます。
評論家の先生方からの評価も高く、国内最大級をほこるオーディオビジュアル機器の総合アワード「VGP2020」(2019年11月発表)で「Medalist Z1」は開発賞を受賞しています。その技術について紹介します。
 ※3 2019年11月発売 『AQUOS 8K』BW1シリーズ(8Kチューナー非搭載)

8K画像処理エンジン「Medalist Z1」

 

① 精細感復元アップコンバート
映像信号を8K解像度にアップコンバートする場合、特にフルハイビジョンを8K解像度にするにはフルハイビジョンの1画素の信号を、8Kの16画素分に高精細化して表示する必要があります。単に各画素を16画素分に表示させるだけでは映像が荒くなり、キレイな映像になりません。もとの被写体が本来持っている精細感を推測、微細情報を復元し、細かい一本一本の線(例えば髪の毛など)を細く描く処理を行います。

 

② リアリティ復元アップコンバート
原画が本来持っている形状を推測し、アップコンバートの過程で情報を復元する技術です。
映像信号は多くの斜め線で構成されています。その一つひとつの斜め線を単純に拡大した場合、斜め線がギザギザに表示されてしまいます。人間の目の特性として線の段差や1画素単位の欠け等の認識力は非常に高く、この斜め線のギザギザを感じることで一気に実物感がなくなってしまいます。今回のMedalist Z1では、この斜め線のギザギザ感をリアリティ復元アップコンバートで処理することにより、8Kならではの本物感を再現します。

 

③ 3Dノイズリダクション
映像信号のノイズ成分を解析し、それぞれの映像に合わせた動的なノイズ低減処理を行うことで、精細感を落とすことなくノイズ低減を行います。
例えば、映像を見ていると撮影側のレンズ性能等により暗部でじりじりとしたノイズが出てくることがあります。こうしたノイズが出やすい部分を想定し3Dノイズリダクション処理を行うことで、暗部ノイズを削減し自然でクリアな映像を実現します。

 

④ アクティブコントラストプロ
シーン毎に映像の信号成分を解析、最適な階調の割り当てをおこない、明暗のメリハリをつけコントラスト感を高めることで、立体的な映像を再現しています。

 

⑤ スポーツビュー(モード)
スポーツを見るのに最適な画質設計です。スポーツは動きが激しいので、どうしても動きぼやけが発生してしまいます。それを防ぐためにまず、Medalist Z1の映像信号処理で高精細化を行います。
その後、倍速技術(120Hz)で被写体の動きを予測して中間映像を補間し、動きの滑らかな映像を映し出します(動きのボヤケを低減)。
加えて、ここには、倍速補間された1枚1枚の映像の切り替わりにあわせ、黒部分を挿入することで、動きのボヤケを低減する黒挿入技術も採用しているのですが、黒挿入のために画面全体が暗くなる場合があります。CX1シリーズでは、黒挿入により余ったバックライトの電力を、通常映像の明るい部分を補うように最適化することで、画面の明るさを保ったまま、視覚上の動きのボヤケを抑え、見やすい映像を実現しています。

音声も臨場感には大切です。「Medalist Z1」の技術ではありませんが、映像をスポーツビューモードにすると、自動的に音声サラウンドをスタジアム設定にして、会場の歓声に包まれるような音場を再現します。

8kスポーツビュー

 

こうした5つの技術からなる8K画像処理エンジン「Medalist Z1」と、最初にご紹介した「8K Pure Colorパネル」を組み合わせることで、より色鮮やかで高精細な映像を映し出すことが可能になりました。

 

― なるほど。「8K Pure Colorパネル」と「Medalist Z1」がCX1シリーズの映像において重要な部分を担っているんですね。

はい。「8K Pure Colorパネル」と「Medalist Z1」が搭載された8Kプレミアムテレビであることが評価されて、今年6月25日発表の「VGP2020 SUMMER」では、CX1シリーズが特別大賞を受賞しました。

もちろん、それだけではなく、豊かでリアルな色を表現する技術「リッチカラーテクノロジープロ」、光の透過率が非常に高く高輝度を実現するUV2A液晶技術、映像信号を解析して光源や反射部などの輝き成分を検出し、LEDバックライトを部分制御することにより輝きを復元する「メガコントラスト」などのテクノロジーがベースにあってこそ、フラッグシップモデルにふさわしい映像美を実現できるんです。   

メガコントラスト技術

「リッチカラーテクノロジープロ」によって、新4K8K衛星放送で使用される広い色域(ITU-R BT.2020)を豊かに表示し、10億色以上の色を表現します。さらに、UV2A液晶技術と「メガコントラスト」により、陽の光が当たるような屋外の明るい風景から、屋内のわずかな光の中にたたずむ人物まで、高い明暗表現力を実現しています。
   

― ありがとうございました。

今回は、CX1シリーズの圧倒的な映像を実現するさまざまなテクノロジーについて紹介しました。次回は、CX1シリーズの音響や8K普及に向けたシャープの取り組みなどについてご紹介しますので、お楽しみに!

 

(広報担当:H)

          
<関連サイト>
■ニュースリリース
8K液晶テレビ『AQUOS 8K』2機種を発売

■製品情報
AQUOSサイト

■受賞・表彰
「VGP2020 SUMMER」で8K液晶テレビ『AQUOS 8K』CX1シリーズが特別大賞を受賞

「VGP2020」で8K対応液晶テレビ『AQUOS 8K』BW1シリーズ<8T-C70BW1/C60BW1>が特別大賞を受賞(「Medalist Z1」開発賞受賞)

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