SHARP Blog

使用済みの家電は再資源化されているんです!家電リサイクル工場の様子をご紹介(2/2)ー 薄型TV編ー
<SDGs※1実現に向けたシャープの取り組み>

前回は、家電リサイクルの仕組みと、当社の関係会社である関西リサイクルシステムズ株式会社(以下、KRSC)2で、ご家庭から排出された使用済み洗濯機がどのように処理されているのかをご紹介しました。今回は三重県伊賀市のKRSC第二工場で行われている薄型テレビのリサイクルの様子をお見せします(洗濯機のリサイクルは前回ブログをご参照ください)。

KRSC 第ニ工場(三重県伊賀市)

KRSC 第ニ工場(三重県伊賀市)

※1 SDGs(Sustainable Development Goals):2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2030年までの15年間で達成するために掲げた持続可能な開発目標です。17の開発目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。
※2 関西リサイクルシステムズ株式会社(https://www.krsc.co.jp/):使用済み家電製品の再商品化等を事業内容として、当社・三菱マテリアル株式会社を中心に大阪府枚方市に1999年12月に設立(2001年4月操業開始)。担当エリアは、大阪府・京都府・奈良県・和歌山県(新宮市除く)・滋賀県(大津市のみ)。

 

■家電リサイクル工場での薄型テレビのリサイクル処理

<薄型テレビの処理工程>

  • ● 手分解工程:高品位に素材を回収するため、最初に手作業で薄型テレビを解体します。
主な回収物

①家電リサイクル券照合

②薄型テレビを解体。キャビネットやスピーカー、ハーネス3、液晶パネルなどを取り除きます。
KRSCでは、薄型テレビの大型化に対応して、50インチ以上の液晶テレビ(LEDバックライトタイプのみ)については薄型テレビ油圧切断機を設置。作業負担を軽減することで、1人での作業を可能とし、解体効率の向上に繋げています。

※3 電源供給や信号通信に用いられる複数の電線を束にした集合部品のこと

     キャビネット取り外し                              ハーネス・スピーカー取り外し       

薄型テレビ油圧切断機                                          回収したパネル

③液晶テレビのバックライトのうち、蛍光管を回収


破砕・選別工程プラスチック破砕工程

 


  • ●破砕・選別工程
    基板が付いた薄型テレビのシャシーは、破砕機によって細かく破砕された後に各種選別装置によって分類され、鉄・アルミ・破砕基板として回収されます。
主な回収物

④破砕

竪型破砕機

⑤金属などを磁力選別機や色彩選別機などで選別・回収

色彩選別機

 


  • プラスチック破砕工程キャビネットは、プラスチック破砕機にかけられ回収されます。
主な回収物(各プラスチック)

⑥プラスチックを破砕・回収

破砕プラスチック

 


2回にわたってKRSCでのリサイクル処理の模様を紹介しました(薄型テレビや洗濯機以外のリサイクルの様子はKRSCサイトをご参照ください)。サステナブル(持続可能)な環境を維持するため、使用済み家電はこのように分解・選別され、再利用されています。

不法投棄したり、違法回収業者に引き渡したりしてしまうなど、適正なルートで処理されないと、環境汚染につながってしまう恐れもあります。ぜひ、家電リサイクルにご協力お願いします。

シャープならびにKRSCでは、単なる再利用からさらに一歩先へ進み、プラスチックを繰り返し再生・利用する自己循環型マテリアルリサイクル技術を開発・実用化。使用済み家電の再商品化率を向上させています(2018年には、エネルギー及び環境の分野で優れた技術を開発し、産業上の貢献が認められたことを表彰する「岩谷直治記念賞」を受賞)。こうした環境へ配慮した活動を継続的に行うことで、地球規模で問題となっているプラスチックごみ問題や地球温暖化の防止に少しでもお役に立てればと考えています。

KRSCのリサイクルの様子を紹介する動画がありますので、こちらもご参照ください。

  •  
  • ●KRSCでは工場見学を受け付けております。現在は、感染症拡大に配慮して一時中止しておりますが、ご興味をお持ちの方は、こちら(KRSCサイト)よりお申し込みください。

  (広報担当:H)

<関連サイト>

使用済みの家電は再資源化されているんです!家電リサイクル工場の様子をご紹介(1/2)ー洗濯機編ー <SDGs実現に向けたシャープの取り組み>

■関西リサイクルシステムズ株式会社(KRSC):公式サイト(https://www.krsc.co.jp/)
プラスチックの自己循環型マテリアルリサイクル技術(シャープサイト)
「劣化誘導期法を用いた家電系廃ポリプロピレンリサイクル材料の余寿命評価技術」が、第44回(平成29年度)「岩谷直治記念賞」を受賞(シャープサイト・受賞表彰) 

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