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空調の集中管理システムを、株式会社ケア21様の介護施設「プレザングラン門戸厄神(もんどやくじん)」に試験導入しました

株式会社ケア21様 介護施設「プレザングラン門戸厄神」
プラズマクラスター搭載のエアコン・加湿空気清浄機が設置された居室

 

当社は、本年7月、各部屋に設置されたエアコンや空気清浄機の運転状況などをAIoTにより統合管理し、遠隔で確認したり操作したりすることが可能な「集中管理システム」を、株式会社ケア21様の介護施設「プレザングラン門戸厄神」(兵庫県西宮市)に試験導入。その内容を10月に開催された国内最大規模のIoTの展示会「CEATEC 2022」で紹介しました。

 

  • ※「AIoT」は、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせ、あらゆるものをクラウドの人工知能とつなぎ、人に寄り添う存在に変えていくビジョンです。「AIoT」はシャープ株式会社の登録商標です。

 

このシステムは、管理室など離れた場所から、タブレットやPCを活用することにより、「各部屋が快適な状態に保たれているか」「エアコン・空気清浄機が正常に運転しているか」といったことを一括で確認することに加え、必要に応じて機器の運転を制御することも可能です。施設に入居する方たちの健康維持に貢献するとともに、介護施設やオフィス、宿泊施設などにおける管理スタッフの方々の業務効率化や運用コストの削減をめざします。実用化に向けて、今後も様々な施設への試験導入を図ってまいります。

株式会社ケア21様のコメント

介護施設のスタッフが、離れた場所から複数の部屋のエアコンや空気清浄機の運転状況、温度・湿度をタブレットのカラー表示や数字で一目で確認できるのはとてもありがたいです。各部屋の空気環境に応じた色で一覧表示されるので、業務の合間などに一目で確認できます。暑い日や忙しいときでも、スタッフが安心して業務に集中できました。

入居者様が、エアコンのリモコンを間違って操作されて夏場に暖房運転になっていたり、停止されていたりすることもありますが、そのような場合にも、素早く対応できるシステムはこれまでありませんでした。

離れた場所から、タブレットなどで各部屋の機器の状況確認や設定変更を一括管理できます。それぞれの部屋の温度や湿度が正常なときは緑、危険なときは赤というように、カラー表示でお知らせするので、ひとめで状況が確認できます。

CEATEC2022での反響

この「集中管理システム」はCEATECのブースでも、管理業務の効率化を図りながら、オフィスや施設の快適な空気環境向上を願うたくさんのお客様の関心を集めました。「ITに詳しくない現場の人でもわかりやすく、現場の業務改善に繋がるというコンセプト」「色で全体を瞬時に把握して、必要に応じて詳細な数字を見るという使い方」「わかりやすいユーザーインターフェースと、必要な情報に絞り込まれた表示画面」という点を高く評価いただきました。

 

当社はこれからも、「人に、社会に寄り添う企業」をめざし、当社の技術でお客様一人ひとりの健康的な生活を支援していく「デジタルヘルスケア」に取り組んでまいります。

(広報Y)

<リンク>

「CEATEC 2022」シャープブースのご紹介:https://corporate.jp.sharp/news/220930-a.html

シャープのAIoTスマート家電のご紹介:https://jp.sharp/aiot/

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