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AIを活用し画質・音質をおまかせ調整。見る以外の楽しみや使い勝手も考えた4K液晶テレビ『AQUOS』新製品を発売!

新製品 4K液晶テレビ『AQUOS』<FN1ライン>

テレビは、より高画質・高音質へ進化しています。せっかく見るなら、映画やスポーツなど視聴シーンに合わせた画質・音質で視聴したいですよね。もちろん、テレビの設定画面で調整できますが、わざわざ番組やシーンが変わるたびに調整するのも手間ですよね。最近、ChatGPTなどAI(人工知能)が話題になっていますが、AIを活用してテレビの映像や音を自動で調整できたら便利ですよね。

そこで当社は、AIとセンシング機能により、面倒な設定をしなくても、おまかせでコンテンツや視聴環境に適した画質や音質に自動調整してくれる、4K液晶テレビ『AQUOS』3ライン<FN1FN2FL1ライン>を開発、発売しました。

また、放送番組やネット配信動画の視聴だけではなく、ほかの機能や楽しみ方を提供したいと考え、テレビの大画面でのビデオ通話など、番組視聴以外のリビングライフを楽しめる機能も充実させました。

今回は、高画質、高音質、高機能でコストパフォーマンスにも優れた新製品の特長やこだわりについて、商品企画を担当した小林に聞きました。

4K液晶テレビ『AQUOS』FN1ライン<4T-C65FN1>
TVシステム事業本部 Global商品企画統轄部 国内商品企画部 課長 小林 一哉

― 新製品の特長を紹介してください。

最大の特長は、100万以上の映像を学習したAIが人の顔や空などを検知するとともに、映画やドラマ、スポーツなど、放送番組のジャンル情報もあわせて判断し、画質や音質を自動で調整することです。画質のAI調整は、昨年発売の製品から対応していましたが、最新のAIプロセッサー採用の新画像処理エンジン「Medalist S4」搭載により、新たに音質の自動調整も可能になりました。

例えば、スポーツのジャンルだと色鮮やかでダイナミックな映像にします。音質面では、スポーツで芝生が映っていると試合中だと判定し、臨場感をより高める処理を入れながら、実況の声をよりクリアに聞きやすくするといった調整も行います。また、ニュースのジャンルで人の顔を検出すると、人が話しているシーンだと判断し、人の声をより聞き取りやすい音質へと調整します。映像・音声ともに急に変わると違和感を覚える場合があるので、徐々に自動調整する仕組みにしています。

さらに、さまざまな視聴環境下でディスプレイ性能を最大限に引き出し、最適な画質に自動調整する「環境センシング」機能により、お部屋の明るさに応じて映像の輝きや質感を最適化します。

このように、新製品はおまかせで画質・音質を自動調整してくれるとても便利なテレビなんですよ。

  • * 特長の詳細は製品情報ページ(⇒ FN1FN2FL1)でご確認ください。

― 画質や音質の進化について教えてください。

4K液晶テレビの最上位モデル<FN1ライン>は、当社の最高峰フラッグシップモデル『AQUOS XLED』の開発で培ったバックライト制御技術を応用した「アクティブLED駆動」を採用しています。直下型LEDバックライトの光量をエリアごとに細かく制御し、コントラスト性能を高めました。

加えて、外光の反射や照明の映り込みを抑える「N-Blackパネル」を搭載しており画質に自信があります。

ハイグレードモデル<FN2ライン>は「アクティブLED駆動」は採用していませんが、「N-Blackパネル」を搭載し、スタンダードモデル<FLライン>も、くっきりクリアな映像を実現する「120スピード※1」技術等を搭載しています。

  • ※1 毎秒60コマの映像に、LEDバックライトの点滅を連動させ動画再現性を高める技術。

音質についても、<FN1/FN2ライン>は、臨場感豊かな音を届ける高音質設計「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用しています。音を前方に導く機構なので、音抜けが良く聞き取りやすくなっています。また、新製品全ラインで「Dolby Atmos®に対応し、劇場にいるような立体音響をご家庭で手軽に楽しめます。

― 番組視聴以外にどんなことができるのですか?

ビデオ通話アプリ「Google Meet TM」に対応しており、別売のUSBカメラを接続することで、テレビの大画面でビデオ通話が可能です。高精細な大画面テレビで見ると、表情やしぐさが良く分かり、ご家族の通話で喜ばれるのではないでしょうか。複数のUSBカメラ2が動作確認済みですので、ご活用ください。

また、テレビ画面を鏡のように使用(ミラー機能)して身だしなみを確認したり、リビングで家族写真を撮影できたりする自社開発のカメラアプリ「リビングカメラ」が進化し、YouTube TM 動画とミラーの同時表示が可能になりました。例えば、ヨガやダンス等のインストラクターが実演する動画を大画面で視聴しながら、自身のポーズやフォームの確認ができます。

さらに、歩数や心拍数、体重、血圧などの変化をわかりやすくグラフで表示する「AQUOSヘルスビューアー」アプリを開発し、プリインストールしています。「Google Fit」対応機器と連携し、各機器が測定した情報をグラフでテレビの大画面にわかりやすく表示し、日々の健康管理をサポートします。家族でコミュニケーションを取りながら、健康意識を高めるアプリを作れないかとの考えで開発しました。また、家族や周りに見せたくない方のために、アカウントにパスワードをかけることも可能です。

放送や動画アプリをどのぐらい視聴しているかを確認できる「AQUOSスクリーンタイム」アプリも新開発、搭載しています。

― ほかに便利な機能は搭載されていますか?

Google TV 」を搭載しているほか、 Google アシスタント 」にも対応しています。<FN1>ラインはハンズフリー音声操作対応で、テレビに話しかけることで、リモコンに触れずに、映画検索、音楽再生、音量操作、電源のオン・オフなどができます。映画や動画、ゲーム、その他アプリ等、スマホの画面を直接テレビにキャストできる「 Chromecast built-inTM 」も搭載しています。「 Google TV 」については、テレビ向けに公開されているネット動画のアプリはほぼ使えると思います。対応アプリの多さには自信があります。

ほかにも、USBハードディスク(別売)の録画番組を番組名ごとにフォルダ表示する「まと丸」機能や、誤操作による大音量を抑制する「最大音量の制限」機能電源のLEDを消去し映像への没入感を高めることができる「電源LED消灯」、画面を左右に計30度調整できる「回転式スタンド」(FN1(75V型除く)/FN2ライン)など、お客様の声から生まれた、使い勝手を高める様々な便利機能を採用しています。

― 開発時に苦労したところやこだわったところなどがあれば紹介ください。

比較的手の届きやすい価格で、機能やデザインなど全ての面で満足してもらえるように頑張りました。私は、子どものいるファミリー層を意識して企画することが多いのですが、例えば、先ほど紹介した「最大音量の制限」機能は、リモコン好きの子どもが目を離している隙に音量ボタンを押し続けて爆音になり、家族がびっくりしてしまうといったことがあると聞き、それを防ぐために付けました。派手な機能ではないですが、個人的には一押しの機能です。

また、「回転式スタンド」は、回転しないよう固定する「回転ロック機能」にも対応しています。幼児は画面に近づいていくことが多く、つい画面に触れてしまった時にスタンドが回転して転倒してしまうといった事故が起きるようです。そういうご家庭のために、ねじでロックできるようにしています。ロックしておけば、もたれかかっても倒れにくくなります。

「回転式ロック機能」に対応した「回転式スタンド」 

デザイン面では、<FN1ライン>のディスプレイ部にこだわりました。フルフラットデザインのディスプレイの外周は黒いアルミフレームで包んでいます。映像に集中して欲しい(画面に没入して大好きなコンテンツを楽しんでほしい)というデザイナーの想いをカタチにしたもので、シンプルでノイズレスなデザインです。個人的にはAQUOS一のイケメンだと思っています(笑)。 

ディスプレイの外周を黒いアルミフレームで包んだフルフラットデザインのディスプレイ(FN1ライン)

― 環境にも配慮した製品なんですよね。

もちろんです。スタンドカバー、スタンドベースの一部に、使用済み家電をリサイクルした再生プラスチック素材を使用しています。さらに、<FL1ライン>では梱包を小型化し、50V型では、同グレードの従来機種比で、梱包容積を約34%削減※3しました。その分多くトラックに積み込めるので輸送にかかるCO2の削減に寄与します。緩衝材も約60%※3削減し、より環境に配慮したパッケージとなっています。

  • ※3 新製品<4T-C50FL1>と<4T-C50EL1>(2022年発売)の容積と緩衝材質量の比較。

― 最後に、今後の抱負を教えてください。

新製品は、シニアの方はもちろん、子育て世代など、多くの層に喜んでもらえるように開発を行いました。是非店頭でご覧になって、『AQUOS』の良さを実感してください。今後も、更に多くのお客様に満足いただける製品を創出すべく、常にお客様目線での製品開発を進めていきます。

― ありがとうございました。


今回、紹介した『AQUOS』新製品は、AIを活用し画質・音質を自動調整する機能に加え、ネット接続を活かした便利機能を搭載しています。さらに、さまざまな家庭のシチュエーションに配慮した設計もされています。最新技術を搭載しながら、かゆいところに手が届く、まさに買いの製品です。テレビ購入をお考えの方、ぜひ『AQUOS』2023年新製品をご検討ください。

(広報H)

<関連サイト>
■製品情報:テレビAQUOSサイトFN1FN2FL1ライン>
■ニュースリリース:4K液晶テレビ『AQUOS』3ライン9機種を発売
■受賞表彰:
「VGP2023 SUMMER」で「アクティブmini LED駆動」と『AQUOS』<FN1/FN2ライン>が企画賞を受賞
AV専門誌「HiVi」主催「2023 夏のベストバイ」で、『AQUOS XLED』<8T-C85DX1/4T-C65EP1/4T-C55EP1>、『AQUOS』<4T-C50FN2>の4機種が1位を獲得  

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