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「生理痛体験を通した想い合い研修」を実施!-相手を想い合うきっかけに-

2024年3月8日

著者:広報H

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生理痛VR体験デバイスによる生理痛疑似体験の痛みで
下腹部をおさえ下を向いてしまう方も

働く女性にとって、生理痛は大きな悩みの一つと聞きます。しかし、男性の私は生理痛がなく、身をもってそのつらさを体験することがありません。男性比率が高い当社では、そうしたつらい状況にある女性への配慮が足りないこともあるのかもしれません。また、痛みに個人差があるため、同じ女性でも生理痛が軽い女性からは、理解されないこともあるようです。

そこで、女性特有の生理痛を疑似的に体験することで、相手を想い合うきっかけになればと、当社は国際女性デー(3月8日)※1を前に、3月1日に大阪ヒートクール株式会社(以下、大阪ヒートクール)を招き、該社の生理痛VR体験デバイスを用いた従業員対象の「生理痛体験を通した想い合い研修」(生理痛体験会)を八尾事業所(大阪府八尾市)で実施しました。

※1 女性の地位向上や性差のない社会に向け、国際的な連帯と統一行動を行う日。1977年の国連総会で制定が議決されました。

 

当社は、多様な人材を活かす戦略としてダイバーシティ2・マネジメントを進めています。

当社のダイバーシティの考え方は、1973年に制定された経営理念の中で「会社に働く人々の能力開発と生活福祉の向上に努め、会社の発展と一人一人の幸せとの一致をはかる」として明示され、従業員が互いの個性を尊重し合うことで新しい価値を生み出し、お客様と共にひとつ先の未来を作る「生活創造商品」の開発とサービスの提案につなげることを目指しています。

また、国籍、人種、民族、肌の色、性別、健康状態などによる差別の禁止や、多様な属性をもつ従業員が十分に能力を発揮できる職場環境整備を「シャープ行動規範」に定めています。

「生理痛体験を通した想い合い研修」はこうしたダイバーシティ・マネジメントの取り組みの一環でもあり、生理痛のつらさを認識することで、従業員が互いに尊重し想い合い、より良い職場環境を醸成することを目的として実施しました。今回はその研修の様子を紹介します。

※2 “ダイバーシティ(Diversity=多様性)”とは、人種や性別、障がいの有無、価値観などさまざまな違いのある人が組織や集団の中でそれぞれの違いを尊重しながら、共存している状態のことを言い、ビジネスの現場でもダイバーシティの推進が不可欠となっています。


■「生理痛体験を通した想い合い研修」の様子

さまざまな企業で生理痛体験研修を実施している大阪ヒートクール様をお迎えし、疑似体験を希望する当社従業員47名[男性39名/女性8名]が参加しました。

研修には多くの従業員が参加しました
冒頭に研修の目的を説明

日程:2024年3月1日(金)18:00-18:30


場所:シャープ株式会社 八尾事業所 食堂Isshoku(大阪府八尾市)


内容:① ダイバーシティ促進意義/生理についての講義


   ② 生理痛VR体験デバイス「ピリオノイド」を用いた生理痛体験


講義/研修:大阪ヒートクール 久保田 千晶 様、作田 詩織 様


参加者:疑似体験を希望する従業員 47名[男性39名/女性8名]


<①ダイバーシティ促進意義/生理についての講義>

大阪ヒートクール 久保田様から、ダイバーシティの促進意義についてのお話の後、生理について詳しく講義いただきました。約1ヶ月毎の生理サイクルや、3~7日間 出血をともないながら、腹痛や吐き気、気分が悪くなるといった症状が生じること、生理前にも月経前症候群(PMS)として、イライラや抑うつ状態、むくみなどが起こること、その症状に個人差があることなどを紹介いただきました。

続いて、これから体験する生理痛VRデバイスについて説明がありました。

講義を行う大阪ヒートクールの久保田様

使用するデバイスは「ピリオノイド」。筋電気刺激(EMS)を用いることで、生理時に生じる腹部の痛みを疑似再現できるVR装置です。甲南大学と奈良女子大学による、生理痛再現の可能性と効果を検証する研究の中で開発された装置をもとに、大阪ヒートクール様がよりUIを簡易化し、ウェアラブル装置として使用できるように改良したものだそうです。

生理痛VR体験デバイス「ピリオノイド」
(稼働している時は赤く光ります)
大阪ヒートクール 作田 詩織 様(左)、久保田 千晶 様

<②生理痛VR体験デバイス「ピリオノイド」を用いた生理痛体験>

本研修のメインであるピリオノイドを使用しての生理痛の疑似体験です。

ケーブルで繋いだ電極パッドを下腹部(腹直筋下部)に貼り付け、操作スイッチを入れると、下腹部に電気刺激が起きる仕組みです。


ピリオノイドの刺激は「弱」「中」「強」と3段階。まずは、「弱」から順に体験していきます。

スイッチを入れるとすぐ『痛い痛い・・・』と声を上げる者や、『痛くないけどなんか気持ち悪い』『「中」までならなんとかいけるけど、「強」はとても無理かも』とつぶやく者、刺激がある下腹部をおさえながら下を向いてしまう者など、初めて体験する痛みに様々な感想が寄せられました。

想像を超える痛みに思わずお腹をおさえる参加者

女性参加者の中にも顔をしかめ、「中」の刺激はリアルの生理痛に近いと感じる者もいたようです。

顔をしかめる女性参加者
研修会の前に飛び入りで生理痛が体験できる自由体験会も実施
研修の中で当社のFemtech事業に関する取り組みも紹介しました

研修後に実施した参加者アンケートでも、男性の参加者からは「想像を超える痛みだった」「思っていたより刺激が強く、この苦痛に毎月襲われることは憂鬱だと実感した」「生理痛に対して大げさだと思っていたが、本当につらいのが理解できた」といった生理痛のつらさを理解するコメントが多く寄せられ、さらに、「日々の業務の中で、女性へのコミュニケーションの意識が変わりそう」という意見も得られました。

研修前には参加者の37%が「生理についての知識が十分でなかった」としていましたが、研修後には、そのうち90%以上が「生理についての理解が深まった」という回答をするなど、この研修を通して従業員が互いを尊重し、相手を想い合う良いきっかけになったようです。

また、女性参加者も「私は生理痛が重い方なので「強」でも痛いと思わなかったが、一緒に参加した男性が「弱」でギブアップしたのを見て、(本当に辛いときは)無理に我慢しなくても良いのかなと思った」との意識の変化もありました。


私は、生理痛とは、何となく気分が悪い感じが続くのかなとイメージしていたのですが、疑似体験して想像以上に強い痛みであることを実感しました。これが何日か続くと、集中して仕事するのが難しいのが分かります。まして、毎月やってくるなんて・・・。実はつらい思いをしながらも仕事に従事している人がいることを、これからもっと意識しないといけないなと感じました。

また、こうした取り組みの積み重ねが、より良い職場環境づくりにつながればと思います。

(広報H)

<関連サイト>
■シャープサイト
・経営理念:https://corporate.jp.sharp/info/philosophy/
・行動規範:https://corporate.jp.sharp/info/charter/ac/
・ダイバーシティ・マネジメント:https://corporate.jp.sharp/eco/social/diversity/
・ワーク・ライフ・バランスの取り組み: https://corporate.jp.sharp/eco/social/work_life_balance/
 (ダイバーシティ推進の基盤ともなる「働きがいを生む職場」づくりに向けた取り組み)
■シャープFemtechの取り組み:生理用ナプキンIoTディスペンサー
■シャープ公式note:妻は生理やPMSの時、どんな気持ちなんだろう?
大阪ヒートクール株式会社

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