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「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」開催中!~シャープが考える「近未来の世界観」を提案~

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<2024年9月17日>

「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」会場

本日9月17日(火)から18日(水)まで、東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて、シャープの“Next Innovation”を体感できる、当社単独の大規模技術展示イベント「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」を開催しています。

独自特長技術に裏付けられたシャープの「近未来の世界観」を、お客様やお取引先様、協業パートナー様など、さまざまなステークホルダーと共有するなかで、次のイノベーションを加速させたいとの想いから、この世界観を提案する場として本イベントを実施しています。

この「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」のトピックをいくつかご紹介します。

■基調講演

一般オープンに先立ち、当社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO沖津 雅浩、続いて、当社 専務執行役員 CTO 兼 ネクストイノベーショングループ長 種谷 元隆より、開会の挨拶とSHARPのAIについての取り組み方針を説明しました。

代表取締役 社長執行役員 兼 CEO沖津 雅浩

基調講演<動画>(上記クリックしてご覧ください)

次に、京都芸術大学 小笠原 治 教授と、種谷が、首にかけるだけで、手軽に音声による生成AIとの自然なコミュニケーションを実現するウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」を共同開発したことを発表しました。

* 詳細は、ニュースリリース「ウェアラブルデバイス『AIスマートリンク』を開発」をご覧ください。

ウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」を首にかけて説明する種谷

■「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」出展内容

東京国際フォーラム 地下2階のE2ホール(展示ホール)と地下1階のロビーキャラリーの2か所の展示会場を使い、「Next Innovation “EV”」・「Next Innovation “AI”」・「Smart Living」・「Next Communication」・「Smart Industry」の5つのエリアに区分けし、昨年を上回る50以上のテーマのAI活用技術・ソリューションを展示しています。

●「Next Innovation “EV”」エリア

シャープがNext Innovationの1つに見据えるEVのコンセプトモデルをご紹介します。

・EVコンセプトモデル「LDK+

初公開した「LDK+」は、車内を「リビングルームの拡張空間」としてとらえ、“止まっている時間”にフォーカスしたEVです。
鴻海科技集團※1(Foxconn)と連携し、EVのオープンプラットフォーム※2をベースに企画・開発。フォロフライ株式会社※3の協力も得て実現しました。
当社独自のエッジAI技術「CE-LLM」やAIoT技術、センシング技術 などを活用し、EVと“住空間・人・エネルギー”をつないだ快適でサステナブルな暮らしを提案します。

車内後方に65V型ディスプレイ搭載
後部座席が後ろ向きに回転(机も前方に移動可能)

* 詳細は、ニュースリリース「EV(電気自動車)のコンセプトモデル「LDK+」を「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」で公開」をご覧ください。

※1 本社:台湾新北市、董事長:劉揚偉
※2 鴻海科技集團が開発したEVプラットフォームです。
※3 本社:京都市下京区、代表取締役:小間裕康。EVの開発や販売、アフターサービスのほか、充電インフラサービスなどを手掛ける企業です。
● シャープ株式会社は、商標「LDK+」を出願中です。
● AIoTは、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット化)を組み合わせて創った造語であり、シャープ株式会社の登録商標です。

 

●「Next Innovation “AI”」エリア

シャープが目指すAI実装の方向性とともに、エッジAI技術「CE-LLM※4」をはじめ、さまざまな事業領域でAIを活用できる技術を紹介しています。

・ウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」 

昨年も展示した独自エッジAI技術「CE-LLM」がさらに進化。その「CE-LLM」を搭載し、首にかけるだけで、手軽に音声による生成AIとの自然なコミュニケーションを実現するウェアラブルデバイスを展示しています。利用者の問いかけに対し、内蔵したマイクとカメラで周囲環境を把握した上で、音声で応答します。

ウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」
(左:カメラ非搭載モデル、右:カメラ搭載モデル)
「AIスマートリンク(プロトタイプ)」を用いたデモ(料理サポート)の様子

* 詳細は、ニュースリリース「ウェアラブルデバイス『AIスマートリンク』を開発」をご覧ください。

※4 「Communication Edge-Large Language Model」の略。大規模言語モデル(LLM)をエッジAIとして活用する当社独自のAI技術です。入力情報に応じて、エッジAIとクラウドAIを効率よく使い分けることができ、端末で処理を行うためリアルタイム性が高く、より自然なコミュニケーションが可能です。
●「CE-LLM」は、シャープ株式会社の登録商標です。

・その他 注目展示

「CE-LLM」技術を搭載したバーチャル説明員が展示内容を紹介する「AI Avatar 4K」
Dynabook株式会社が手掛ける「Dynabook XRソリューション」
高い光学性能(高MTF/低歪み)を実現し、
使用者の意思をAI世界に伝える“かけ橋”となる「超小型カメラ」

●「Smart Living」エリア

AIにより私たちの暮らしがどのように変化するのか。スマートホーム、ヘルスケアやエネルギー分野の技術をご覧いただけます。

・「AIヘルスケアトレーナー2.0」(生成AIを用いた対話型UX)

大画面テレビとカメラを活用し、AIトレーナーとの自然な会話から、リビングで気軽にエクササイズなどができます。
例えば、○kgダイエットしたいと目標を伝えれば、それに応じた運動メニューを提案してくれます。

テレビに表示される画面イメージ
「AIヘルスケアトレーナー2.0」でのデモの様子

・「エリア別選択加熱技術」

複数の食品をエリア別にそれぞれ最適な状態に解凍・あたためできる技術です。冷凍状態で保存した料理や弁当の異なる食材を、同時に適度な状態で温めることができれば、冷凍食材活用のシーンが広がり、フードロス削減にも繋がるものと考えています。

冷凍食材をエリア別に加熱(解凍・あたため)するデモを実施
加熱した食材を上からサーモグラフィーの機械を当てて見ると、
エリア別に解凍・あたためが出来ていることがわかる

・その他 注目展示

さまざまな機器とつながり、グリーンで快適な生活を実現する
「スマートホームソリューション」

* 詳細は、ニュースリリース「「COCORO HOME」と新開発のスマートホームゲートウェイを活用したデベロッパー向けの新「スマートホームソリューション」を開発」をご覧ください。

食材の魅力を引き出す新乾燥技術「真空減圧による高品位乾燥」
高品質な冷凍による新たな調理・保存習慣で食品ロス低減を実現する
「急速凍結ソリューション」
ニオイを見える化する「空気清浄機ニオイセンシング」

●「Next Communication」エリア

通信技術とAIの組み合わせにより、公共空間をはじめとしたさまざまな場所で新たな産業の活性化を目指します。

・「XRグラス「MiRZA(ミルザ)」」(スマートフォン接続型の新XRグラス)

当社とNTTコノキュー※5が共同で設立した合弁会社NTTコノキューデバイスが6開発したXRグラスです。ワイヤレスかつ約125gの軽量なメガネ型のデザインを実現しており、装着者の位置や動きを、上下・左右・前後の6方向で空間認識できる6DoF※7搭載により、現実空間に溶け込んだような没入感のあるコンテンツ体験が可能になります。

当社スマートフォン「AQUOS R9」と無線接続するデモの様子
XRグラス「MiRZA」の中に文字

* 「MiRZA」の詳細は、NTTコノキューデバイス社ニュースリリース「軽量でワイヤレス、高性能なXRグラス「MiRZA」を発表」をご覧ください。
また、当社ニュースリリース「シャープの「AQUOS R9」が、NTTコノキューデバイスのスマートフォン接続型の新XRグラス「MiRZA(ミルザ)」にいち早く対応」にご参考となる情報がありますので、こちらもご覧ください。

※5  株式会社NTTコノキュー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:丸山 誠治)
※6 株式会社NTTコノキューデバイス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:堀 清敬)
※7 「DoF」はXR体験において対応できる動きの方向の数を表す言葉で、6DoFはX軸・Y軸・Z軸方向の移動と回転に対応しています。

・その他 注目展示

デバイス上で動作する生成AI技術を活用した「生成AI搭載スマートフォン」
迷惑電話対策機能を実演
高精度な位置情報、スマートフォン内の情報、生成AIを組み合わせた
「UWBによる高精度屋内位置測定ソリューション」
基地局装置とコア装置を小型防水トランクケースに収納。
簡単に持ち運べて、どこでも簡単にローカル5Gエリアを構築可能な「Instant 5G Network」
最新のPhased Array Antenna技術を使った小型軽量の「LEO(低軌道)衛星通信端末」

* 詳細は、ニュースリリース「古野電気とLEO(低軌道)/MEO(中軌道)衛星通信アンテナ開発における協業を開始」をご覧ください。

●「Smart Industry」エリア

オフィスや工場などのワークプレイスやモビリティ空間に新しい価値を提供するAI活用技術、ソリューションを紹介します。

・「次世代SQAロボットストレージシステム」

物流倉庫で増大する日々の複雑なオペレーションの効率化を図るため、「シミュレーテッド量子アニーリング(SQA)」技術を応用した業務革新の一例として紹介する、自動搬送ロボットを使った商品の保管/搬送システムです。

* 詳細は、ニュースリリース「量子アニーリングを応用した自動搬送ロボットの多台数同時制御エンジンの開発に成功」をご覧ください。

・その他 注目展示

「AIゼロショット画像認識・課題対策提案」
画像をインプットするだけで、AIが状況を把握し、予測される課題について原因や対策を提案
光源分離型の「小型プロジェクションヘッド(Omjectコンセプト)」
薬剤を使用することなく、レーザー光での害虫駆除、害鳥忌避、除草を実現する
「農業用途向け半導体レーザーモジュール」
「農業用途向け半導体レーザーモジュール」害虫を追尾するデモ

今年は進化した「CE-LLM」を中心に多くのAI関連ソリューションやEVのコンセプトモデルなどを出展しており、シャープが見据える次世代の技術が楽しめます。また、2日目の明日9月18日は、当社の事業責任者が登壇する5つのビジネスセッションを開催予定です。まだ、どうしようか迷われている方、将来の夢がつまったイベント(入場無料)ですので、ぜひ、会場までお越しください。

(広報H)         

<関連サイト>
SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”(特設ウェブサイト)

■ニュースリリース:
ウェアラブルデバイス『AIスマートリンク』を開発
「COCORO HOME」と新開発のスマートホームゲートウェイを活用したデベロッパー向けの新「スマートホームソリューション」を開発
軽量でワイヤレス、高性能なXRグラス「MiRZA」を発表 (NTTコノキューデバイス社)
シャープの「AQUOS R9」が、NTTコノキューデバイスのスマートフォン接続型の新XRグラス「MiRZA(ミルザ)」にいち早く対応
EV(電気自動車)のコンセプトモデル「LDK+」を「SHARP Tech-Day’24 “Innovation」で公開
古野電気とLEO(低軌道)/MEO(中軌道)衛星通信アンテナ開発における協業を開始
量子アニーリングを応用した自動搬送ロボットの多台数同時制御エンジンの開発に成功
「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」を開催

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