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1953年に、国産第1号テレビの本格的量産を開始

2014年3月13日

著者:sharp-admin


私の家では、テレビのリモコンのことを「カチカチ」と呼びます。
昔はチャンネルを変えるために、ダイヤルをカチカチと回していましたよね。
そこからきているのだと気づいたのは、小学校高学年になってからでした。

私が産まれる30年以上も前の1953年に、当社は国産第1号テレビの本格的な量産を開始しました。



国産第1号テレビ<TV3-14T>

価格は175,000円。
当時の公務員の初任給が高校卒で5,400円の時代ですから、とても高価な買い物だったことがわかります。
そのため、一般家庭ではなく喫茶店や旅館、会社などでよくご覧いただいていたようです。
サイズも17型が主流でした。

これに対して、当社創業者の早川は小型の14型に重点をおき、業界に先駆け思い切った量産体制を敷きました。
14型なら、日本人の生活する部屋の大きさに合う上に、価格の点からも利点があると考えました。
やがてテレビが一般に普及して、「一家に一台の時代」が来ると確信していたのです。

その後、早川の予測通りに、「一家に一台の時代」へと移行していきます。

それから約60年が経ち、本年7月には4Kの試験放送が予定されています。
当社はこれからも、創業者の意思を受け継ぎ、テレビの進化に貢献していきます。

奈良県天理市にありますシャープミュージアムには、今回ご紹介したテレビの他にも、様々な製品を展示しております。
ぜひご来館願います。

(広報担当:M)



シャープミュージアム(奈良県天理市)

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