「衣類乾燥」「除湿」「加湿」「空気清浄」ができるプラズマクラスター除加湿空気清浄機。便利なのは確かですが、サイズ感がちょっと…と思っていたお客さまに朗報です。4つの機能を搭載しながら業界最小サイズ※1を実現したプラズマクラスター除加湿空気清浄機<KI-LD50>が新登場しました!
開発を担当した国内空調・PCI事業部のメンバーを代表し、商品企画部門の和田、松村、技術部門の今関、黒田の4名に新商品の特長やこだわりなどについて聞きましたのでご紹介します。
―― はじめに素朴な疑問なのですが、除湿と加湿はどのような仕組みで実現しているのですか?
(松村)本機はお部屋の空気を吸い込み、集じん・脱臭一体型フィルターを通してきれいな風を出します。「除湿運転」時は、本体に吸い込んだ空気を本体内部の熱交換器で冷やし、空気中の水分を結露させて取り除きます。一方、「加湿運転」時は、吸い込んだ空気が水を含んだ加湿フィルターを通り、その水分が気化されることでお部屋を加湿します。
―― 業界最小サイズを実現するためにどんなところが難しかったのでしょうか?
(今関)本機は、除湿した水を溜める「除湿トレー」と、加湿する水を入れる「加湿トレー」を二重構造にした「除湿/加湿一体型トレー」により、コンパクト化を実現しました。
難しかったのは、お手入れのしやすさといった使い勝手の良さと、持ち運ぶ時に、除湿トレーと加湿トレーが外れない安全性を両立させることでした。複数の社員で試したり、水が入った状態での耐久テストを何度も行ったりと、試行錯誤を経てこの形にたどり着きました。
―― 「衣類乾燥」ができる空気清浄機は珍しいと思いますが、「衣類乾燥」機能を搭載しているのはなぜですか?
(松村)近年、ゲリラ豪雨や花粉の飛散、共働きで日中家にいないなどの理由から、洗濯物を部屋干しする人が増えており、「衣類乾燥」のニーズが高まっています。また、夫婦のみの世帯や一人暮らしの世帯、いわゆる少人数世帯の方が年々増加していて、このような世帯の方はマンション住まいなどで部屋に十分なスペースがないため、一台で何役もこなす「マルチユース」商品のニーズが高まる傾向にあります。そうした背景から、空気清浄機に「衣類乾燥」機能を追加し、年中活躍できる「マルチユース」商品としました。
―― 本機の「衣類乾燥」機能の特長は?
(黒田)部屋干しについてよく聞くお悩みは、「衣類が乾かない」「乾きムラがある」「いやなニオイがする」などです。本機では、除湿した風とプラズマクラスターイオンによる「プラズマクラスター干し」で、快適な部屋干しを実現します。新形状のルーバーで洗濯物に効率よく風を当て、すばやく衣類を乾燥させながら(2kgの洗濯物なら約165分※2)、除湿した風にのったプラズマクラスターイオンが衣類に付着した生乾き臭や付着カビ菌の増殖を抑制※3します。
雨で外干しできない日はもちろん、洗濯物を溜めてしまって明日着る服が無い!という時などにも便利です。
―― 従来機の「プラズマクラスター7000」から「プラズマクラスター25000」にグレードアップしていますが、どういった点が変わったのですか?
(和田) 「プラズマクラスター7000」では、浮遊しているウイルスやカビ菌、アレル物質などの作用を抑制することが出来ますが、イオン濃度をさらに高めた「プラズマクラスター25000」になったことで、付着ウイルスや付着カビ、付着花粉アレル物質※3など、フィルターでは取れない「付着してしまったもの」へも効果を発揮するようになりました。
―― 最後に、おすすめポイントなどありましたら、紹介いただけますか?
(松村)おすすめポイントは、「多機能なのにコンパクト」というところですね。
4つの機能を搭載しているので、ホコリや花粉が気になる春先は「空気清浄」、湿気が気になる梅雨時は「除湿」、エアコン暖房で乾燥する冬場は「加湿」、そして一年を通じて部屋干しの際は「衣類乾燥」と、24時間365日活躍します。
そして、コンパクトなので、寝室やサニタリールームなどスペースが限られた場所でもお使いいただけます。
除加湿空気清浄機が欲しいけど大きすぎて置けない…と思っていた方にはぜひおすすめしたいですね。
―― ありがとうございました。
振り返ると、子どもが生まれる頃にプラズマクラスター空気清浄機を使い始めました。目に見えない空気をきれいにする効果を一番実感したのが、消臭効果です。おむつの臭いや焼肉の臭い、部屋干しの生乾き臭など一年を通してプラズマクラスターの効果を実感できたことを思い出します。
プラズマクラスター発生ユニットも年々改良が重ねられました。本機にはプラズマクラスター25000のユニットを搭載しており、従来機プラズマクラスター7000の3倍以上の濃度になります。さらに、加湿機能、除湿機能も搭載したオールインワンの1台で、湿度のお悩みにも応えてくれます。梅雨の時期は特に活躍すること間違いなしです。ぜひご検討いただければと思います。
(広報担当:C)
製品情報
https://jp.sharp/kuusei/products/kild50/
※1 「除湿」「加湿」機能を搭載した国内家庭用空気清浄機(=除加湿空気清浄機)の設置面積(約998cm2)、および体積(幅×奥行×高さ、約66L)において。2020年3月26日現在。
※2 衣類乾燥性能は一般社団法人日本電機工業会 自主基準(JEMA-HD090:2017)に基づき、以下の条件のもとで試験を行った値です。試験条件●部屋の広さ6畳相当●室温20℃、湿度70%●洗濯物:2kg相当(Tシャツ3枚、Yシャツ2枚、パジャマ1組、下着7枚、靴下2足、タオル3枚)●製品位置:洗濯物の下方、外周近傍に設置●運転モード:衣類乾燥「強」運転時、60Hz運転時(実使用時の衣類乾燥時間は使用環境・使用条件により異なります)。
※3 試験空間での実証結果であり、実使用空間での実証結果ではありません。
<生乾き臭をスポット消臭>●試験機関:当社調べ●試験方法:部屋干し衣類の生乾きのニオイ成分を付着させた試験片で消臭効果を6段階臭気強度表示法にて評価。
■試験結果:約3時間で気にならないレベルまで消臭。<FU-B30>(プラズマクラスター7000搭載機種)で実施。ニオイの種類・強さ・菌の種類・対象物の素材などによって効果は異なります。吹き出す風の当たらない部分のニオイ・菌は取れません。
<付着カビ菌の増殖を抑制>●試験機関:㈱食環境衛生研究所●試験方法:JIS Z 2911を参考にしてカビ菌を付着させた試験片でカビ発育面積を比較。
■試験結果:3日後に増殖を抑制。<KI-DX50>(プラズマクラスター25000搭載機種)の風量「強」運転で実施。ニオイの種類・強さ・菌の種類・対象物の素材などによって効果は異なります。吹き出す風の当たらない部分のニオイ・菌は取れません。
<付着花粉アレル物質の作用を抑制>●試験機関:㈱ビオスタ●試験方法:約21m3(約5畳空間)の試験空間で花粉のアレル物質を付着させた試験片で、アレル物質をELISA法で測定。
■試験結果:約24時間後に抑制効果を確認。<KI-HP100>の風量「静音」運転で実施。(LD50は風量「強」運転時の効果です)
<付着ウイルスの作用を抑制>●試験機関:(株)食環境衛生研究所●試験方法:約25m3の試験空間で日本電機工業会規格(JEM1467)の性能評価試験にて実施。●試験対象:付着した1種類のウイルス。
■試験結果:約10時間で99%抑制。<KI-BX50>(プラズマクラスター25000搭載機種)の風量「強」運転で実施。
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