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黒カビの侵入を防ぎ、高い節水効果と洗浄能力!シャープ独自※1 の「穴なし槽シリーズ」全自動洗濯機発売

2023年7月12日

著者:広報H

「穴なし槽シリーズ」全自動洗濯機 新製品<ES-SW11H>

皆さんがお使いの洗濯機、見た目はキレイに見えるかもしれませんが、洗濯槽の外側に黒カビが発生しているかもしれません。常に水を使う洗濯機の中は、カビや雑菌が発生しやすい環境です。洗濯槽の外側に黒カビが発生すると、穴を通して洗濯槽の中に黒カビが侵入し、黒カビがまじった水で洗濯してしまうことになります。それは心配ですよね。

でも安心してください!シャープの洗濯機 「穴なし槽シリーズ(「穴なし槽」採用の全自動洗濯機とタテ型洗濯乾燥機)」は、洗濯槽に穴がない「穴なし槽」を採用しているため、黒カビの侵入を防ぎ※2、清潔な水で洗濯できるのはもちろん、高い節水効果と洗浄能力を発揮するなど多くのメリットを備えています。実は、シャープが「穴なし槽」洗濯機を販売開始してから今年で30周年を迎えました。

今回は、シャープ独自の「穴なし槽」の優れた点に加え、「穴なし槽シリーズ」30周年を記念した全自動洗濯機の新製品特長やおすすめ機能を、開発を担当した企画担当者に聞きました。

全自動洗濯機 新製品(「穴なし槽シリーズ」30周年記念モデル)

「穴なし槽シリーズ」全自動洗濯機 新製品<ES-SW11H>
Smart Appliances & Solutions 事業本部 企画担当 石川(左)、古本
  • ※1 国内で販売されている全自動洗濯機・タテ型洗濯乾燥機において。穴なし槽(2023年6月1日現在)。
  • ※2 衣類を汚す原因となる黒カビ等が侵入しにくい構造となっています。ご使用方法・ご使用洗剤によっては、パルセーターの裏に洗剤カス等を原因としたカビ状の汚れがつき、混入する場合があります。

― 「穴なし槽」とはどんなものですか?

通常の洗濯機は、穴のあいた”洗濯槽”と”外槽”の2重構造になっています。洗濯槽に洗濯物を入れ、洗濯槽と外槽の両方に水を貯めて洗濯をします。
対して、シャープは、穴のあいていない独自の洗濯槽である「穴なし槽」を採用しています。洗濯する際、洗濯槽の内壁に穴がないので外槽に水をためる必要がありません。脱水時 には、「穴なし槽」の底から集中排水したあと、衣類に残った水分は遠心力を使い槽の上部から脱水します。

― 「穴なし槽」のメリットとはどんなものですか? 

穴ありの洗濯槽は、皮脂汚れや残った洗剤などから洗濯槽の外側に黒カビが発生し、黒カビがまじった水で洗濯をしてしまう可能性がありますが、「穴なし槽」は穴がないので、汚れや黒カビが洗濯槽内に侵入することを防ぎ2、清潔な水で「洗い」・「すすぎ」ができます。

そして、洗濯槽と外槽の間のムダ水をカットすることで、穴ありの洗濯槽を利用3した場合より、1回あたり約35リットル3(=2リットルのペットボトル17本相当)の節水効果が見込めます。

また、穴がないので、水流の勢いが加速します。竜巻状に巻き上がった水流での「もみ洗い」と、洗濯槽内壁のダイヤカット形状による「こすり洗い」のW洗浄効果で、少ない水でも汚れをしっかり落とします4

●詳細はこちらのサイトで紹介していますのでご覧ください。⇒ 穴なし槽のヒミツを徹底解説

  • ※2 衣類を汚す原因となる黒カビ等が侵入しにくい構造となっています。ご使用方法・ご使用洗剤によっては、パルセーターの裏に洗剤カス等を原因としたカビ状の汚れがつき、混入する場合があります。
  • ※3 新製品<ES-SW11H>の洗濯槽に穴があった場合に外槽にたまる水量にて算出。
  • ※4当社実験による。衣類の量・素材、汚れや洗剤の種類によって洗浄効果が異なります。

― 「穴なし槽」には大きなメリットがあるんですね。では、「穴なし槽シリーズ」30周年を記念した全自動洗濯機 新製品の特長を教えてください。

「キレイにこだわる」をコンセプトに開発しました。主要な特長は、「穴なし槽」のメリットである清潔・節水・洗浄力はもちろん、洗濯を楽にする「液体洗剤・柔軟剤自動投入」機能(<ES-SW11H>のみ)の搭載と、衣類の洗浄ムラを抑制し、洗浄力強化で時間を短縮する新形状のパルセーター「パワフルドルフィンパルNEXT」を採用し、洗いにかかる時間を約155短縮したことです。

まず、ドラム式洗濯乾燥機で好評な「液体洗剤・柔軟剤自動投入」機能を、今回、全自動洗濯機で初めて、最上位モデルの<ES-SW11H>に搭載しました。粘度の高い液体洗剤や柔軟剤でも投入経路が詰まりにくい、ウォーターポンプ方式を採用しています。

イラストはイメージです。

当社クラウドサービス「COCORO WASH」から、使用する洗剤・柔軟剤を登録すれば、洗濯物の量に応じて適切な量を自動で投入してくれる便利な機能です。

液体洗剤・柔軟剤を入れ、「COCORO WASH」から登録すれば、
洗濯物の量に応じて適切な量を自動で投入してくれます

さまざまな銘柄に対応(液体洗剤は52銘柄6、柔軟剤は51銘柄6から選択可能)していることに加え、定期的に洗剤・柔軟剤の登録内容を更新しているのは当社ならではの強みだと思います。メンテも楽で、6カ月に1回程度7のお手入れだけで大丈夫です。

また、「COCORO WASH」の機能として、タンクの残量や使用量を検知し、洗剤や柔軟剤が少なくなると、「COCORO HOME」アプリや洗濯機の音声でお知らせしてくれるサービスがあります。そのまま「COCORO WASH」アプリから購入先の家電量販店ECサイトに接続し、簡単に洗剤や柔軟剤を購入することも可能です。

  • ※5  標準コース(洗濯・4kg)、給水時間を除く「洗い」工程時間。当社試験による。2022年度モデル<ES-GW11G>との比較。7分30秒→6分22秒。
  • ※6 液体洗剤・柔軟剤自動投入対応の銘柄数。2023年6月1日現在。
  • ※7 同じ液体洗剤・柔軟剤のご使用で、1日2回洗濯を行った場合の目安です。お使いの状況によってお手入れの頻度は異なります。

次に「パワフルドルフィンパルNEXT」について説明します。パルセーターは、洗濯槽の底にある回転羽で、水流によって洗濯物を撹拌(かくはん)し汚れを落とします。シャープのパルセーターには、従来から、イルカの尾びれと表皮のしわの形状を応用した当社独自の生物模倣技術「ネイチャーテクノロジー」を採用しています。今回、パルセーターの形状を改良することで、従来の巻き上げ水流に加え、衣類の上下移動を促進して洗浄ムラを抑制することが可能になりました。「穴なし槽シリーズ」30周年記念モデルということもあり、ネイチャーテクノロジーの技術者と1年以上かけ力を入れて開発したものです。なお、洗濯物に直接触れるパルセーターには、Ag+成分を配合した抗菌樹脂を採用しており、菌やカビの繁殖を抑制※8します。

  • ※8 ●対象部:パルセーター ●試験機関:(一財)ボーケン品質評価機構 ●試験方法:JIS Z 2801 抗菌性試験/JIS Z 2911 カビ抵抗性試験 ●抗菌方法:Ag+抗菌・防カビ剤練込 ●試験結果:抗菌効果およびカビ抑制効果あり。

― 紹介した特長以外におすすめの機能はありますか?

従来よりも奥行が約32mm※9拡大した「大きな開口部」を採用し、洗濯物の出し入れがラクになりました。また、裏側の布端にあて布をかぶせることで、糸くずが縫い目にたまりにくく、取り除きやすい糸くずフィルターを搭載しています。昨年発売の製品から採用し、好評なポイントです。ほかにも、脱水時の水を利用して毎回、槽の外側を洗い流す「洗濯槽 自動槽洗い」や、きれいな水で洗濯機の内部を洗い流し、汚れがつきやすいパルセーターの裏側も清潔に保つ「洗濯槽 槽クリーン」機能など、清潔にこだわった機能を搭載しています。

洗濯物の出し入れがラクになる
「大きな開口部」 
糸くずフィルター(裏側)

       

イラストはイメージです。
  • ※9 2022年度モデル<ES-GW11G>との比較。

― 先ほど「穴なし槽」は節水効果があると聞きましたが、環境への貢献度は高そうですね。

「穴なし槽シリーズ」洗濯機を販売開始してから今年で30周年を迎え、国内累計出荷台数は1,200万台10を突破しました。累積水量で約8,100億リットル11(日本総人口の飲み水の約6年分に相当12)の節水効果、また、CO2量換算では約198千トン13(約72,000世帯14/年相当の排出量)を削減し、カーボンニュートラルに貢献しています。

さらに、「穴なし槽」は、プラスチックを再利用する自己循環型マテリアルリサイクル技術15により、使用済み洗濯機の水槽を回収し、新製品の洗濯槽の材料に再利用することで、2001年4月の「家電リサイクル法」施行以来、累計で約6,566トン16のプラスチック材料を再利用しています。

(●洗濯機水槽のリサイクルについてはこちらもご参照ください ⇒洗濯機水槽のリサイクルが4巡目に入りました!

なお、新製品<ES-SW11H>では、どれだけ節水できているかを実感しながら、楽しく洗濯してもらえるようにしています。期間限定17で、「標準コース」「AI標準コース」での洗濯運転後に、「COCORO WASH」サービスのレポート画面で、穴あり槽と比較した場合の節水量を確認できるとともに、累計節水量に応じて「わくわくポイント」18が獲得できます。獲得したポイントは、会員様限定のキャンペーンでご利用いただけます。

  • ※10 1992年10月から2023年3月末までの「穴なし槽」洗濯機の国内累計出荷台数。
  • ※11 当社調べ。1日1回、7年間(全自動洗濯機の設計上の標準使用期間)、標準使用水量で洗濯する前提で洗濯槽に穴があった場合に外槽にたまる水の量より算出。
  • ※12 当社調べ。日本の一人あたりの飲み水(1日3L)を年間約1,000Lとして算出。
  • ※13 当社調べ。東京都水道局、CO2計算ツールより算出。
  • ※14 当社調べ。世帯あたりの年間CO2排出量:2,740kg(2021年度:環境省調査結果)より算出。
  • ※15 廃家電から回収された廃プラスチックを新しい家電製品の部材として繰り返し再利用すること、またその技術。当社は2001年4月の家電リサイクル法施行当初からこの技術を実用化しています。
  • ※16 2023年3月末までの実績。
  • ※17ポイントの獲得は2024年5月17日まで。わくわくポイントの交換開始時期につきましては、「COCORO HOME」アプリのタイムライン上にて通知致します。対象機種は、当社AIoT対応タテ型洗濯乾燥機とAIoT対応全自動洗濯機です。
  • ※18 COCORO MEMBERSの会員登録や製品登録、メールマガジン購読などで獲得できる当社独自のポイント。獲得したポイントは会員様限定のキャンペーンでご利用いただけます。ポイントの交換にはCOCORO MEMBERSへの会員登録が必要です。

― メリットばかりの「穴なし槽」ですが、穴がないという構造上、脱水が苦手な感じがしますがどうですか?

「穴なし槽は脱水が弱いのでは?」とよく言われますが、そんなことはありません。槽の底から排水するとともに、洗濯槽をすり鉢状に1°度傾斜させるとともに、洗濯槽を高速回転させることで、強い遠心力を作り、上部からしっかり脱水します。たったの1°と思われるかもしれませんが、大きな効果をもたらします。

― 「穴なし槽」洗濯機が優れた製品であることがよく分かりました。最後に、今後の抱負を教えてください。

「穴なし槽シリーズ」を発売して30周年、出荷台数1,200万台と多くのお客様にご愛用いただいていますが、まだまだ「穴なし槽」を認知されていない方も多いです。紹介したように多くのメリットを持った製品です。少しでも多くの方に「穴なし槽」の凄さを実感いただけるよう頑張っていきます。

― ありがとうございました。


昨今は、電気代が高騰するなど、少しでも光熱費や水道代を削減したいとお考えの方も多いと思います。節水効果の高いシャープの「穴なし槽シリーズ」はそんな要望にも応える洗濯機です。今なら、7月31日(応募は8月25日16時59分)まで、「夏目前!節電・節水応援キャンペーン」も実施しています。洗濯機のご購入・買い替えをお考えの方、清潔で節水効果に優れ、洗濯を楽にする機能を備えたシャープの洗濯機「穴なし槽シリーズ」をぜひご検討ください。

(広報H)

           

<関連サイト>
■製品情報: 穴なし槽のヒミツを徹底解説全自動洗濯機
■ニュースリリース:「穴なし槽シリーズ」全自動洗濯機5機種を発売
■キャンペーン:「夏目前!節電・節水応援キャンペーン」
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