SHARP Blog

マスク生産開始1周年!あらためてシャープマスクの特長に迫ります
―<マスクで社会貢献①>―

シャープマスク
昨年3月24日にシャープがマスクの生産を始めて
から、今日でちょうど1年が経ちました。電機メーカーのシャープがマスクを作ると聞いて、みなさんビックリされたんじゃないでしょうか。

その後、4月28日より一般のお客様向けにも抽選販売をスタートし、現在も高い関心をいただいていますが、電機メーカーのマスクってどうなの? どんな特長があるの? 信頼性は?といった疑問をお持ちの方も、たくさんいらっしゃると思います。そこで、生産1周年を機にシャープマスクのことをもっと深く知っていただこうと、本ブログで連載することにしました。第1回目の今回は、マスクの特長を紹介するとともに、この1年間の取り組みを振り返ります。次回以降、どうやって作られているのか、生産・販売での取り組みや苦労、担当者の熱い想いなどを紹介していきます。

まずは、シャープマスクの特長をあらためて説明します。(⇒製品情報はこちら

 

■シャープマスク(不織布マスク)の特長

①シャープ三重工場のクリーンルームで製造

シャープマスクがどこで作られているかご存知ですか? 実は、液晶パネルを製造する三重工場(三重県多気郡多気町)なんです。液晶パネルはクリーンルームと呼ばれるチリやホコリなどが極端に少ない環境で製造していますが、シャープマスクもそのクリーンルームで製造しています。電機メーカーのマスク?!と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、精密機器である液晶パネルの製造は、不純物が極めて少ない清浄な環境を24時間維持する工場で行わなければいけません。マスクを製造する際には、作業者は防塵服や手袋、フェイスシールド、マスクを着用するなど徹底した対策を取っており、シャープマスクは、非常に衛生的に作られています。

シャープ三重工場のマスク製造ライン(右上:クリーンルーム内で防塵服を着て作業する担当者)

シャープ三重工場のマスク製造ライン(右上:クリーンルーム内で防塵服を着て作業する担当者)

クリーンルームに入る前も衛生対策を徹底<左:抜けたまゆ毛が入り込まないよう粘着性のあるシールで除去 右:(素手での消毒後)手袋をした後にも消毒>

クリーンルームに入る前も衛生対策を徹底
<左:抜けたまゆ毛が入り込まないよう粘着性のあるシールで除去 右:(素手での消毒後)手袋をした後にも消毒>


②ウイルス・細菌・花粉などを99%カット※1

マスクの素材としては、ガーゼ(布)や不織布、ウレタンなど、いくつかの種類がありますが、シャープは、一般的にガーゼより目が細かい不織布を用いています。高密度フィルターを採用した立体三重構造で、PM2.5や花粉、それより小さいウイルスや微粒子などの侵入をしっかりガードでき、咳やくしゃみによる飛沫の拡散を防ぐのにも効果的です。

立体三重構造のイメージ図

立体三重構造のイメージ図

使用されている3層の不織布 <左から スパンポンド(口側)、メルトブロー(内側)、スパンポンド(外側)>

使用されている3層の不織布 <左から スパンポンド(口側)、メルトブロー(内側)、スパンポンド(外側)>

VFE試験やPFE試験で99%以上をカット※1するフィルター性能を確認しているほか、米国の医療用マスク(サージカルマスク)に使用される材料の性能を表す「ASTM F2100-11(レベル1)」相当の基準を満たしています※2

研究機関が素材ごとの飛沫防止効果のシミュレーション結果も紹介しており、ガーゼやウレタンよりも不織布の方が、「吐き出し飛沫量」、「吸い込み飛沫量」のいずれのカット率とも優れているという結果も出ているようです。通気性の面ではガーゼやウレタンの方が優れていますし、洗って繰り返し使用できるというメリットもありますが、ウイルスなどのカット性能では一般的には不織布の方が高性能といえそうです。マスクは感染(侵入)を完全に防ぐものではありませんが、不織布の立体三重構造となっているシャープのマスクは、安心してお使いいただけると思います。

※1(一財)カケンテストセンター試験結果にもとづく。
・ウイルスろ過効率99%(VFE試験)/・細菌ろ過効率99%(BFE試験)/・花粉99%カット(花粉捕集効率試験)/・微粒子ろ過効率99%(PFE試験)(VFE:Viral Filtration Efficiency、BFE : Bacterial Filtration Efficiency、PFE:Particle Filtration Efficiency)
※2 (一財)カケンテストセンター試験結果にもとづく。
・圧力損失(mmH2O/cm2):<4.0 / ・人工血液バリア性(80mmHg):浸透なし / ・可燃性:クラス1


③ぴったりフィットのノーズフィッターを採用

いくら素材の性能が高くても、マスクと顔の間に隙間が多ければ意味がありません。シャープマスクは、形状保持力が高く、鼻のラインにぴったりフィットするノーズフィッターを採用していますので、マスクと顔の隙間を減らし、ウイルスや微粒子などの侵入を抑制します。


④ つけごこちの良い、柔らか耳ひも※3を採用

マスクへの不満としてよく挙げられるのが、耳ひもの装着部分と擦れて、肌が赤くなったり、痛くなったりすることです。マスクの着用が一般的な習慣となった現在、肌が弱い方は大変つらいですよね。シャープはそこにも配慮して、長時間の着用でも耳に負担がかかりにくい太めの柔らか耳ひも※3を採用しました。

ノーズフィッターと柔らか耳ひも(右)

ノーズフィッターと柔らか耳ひも(右)

※3 生産ロットにより耳ひもなどマスク形状が異なる場合がありますが、基本性能は同じです。


⑤小さめサイズもラインアップ

当初、製造・販売していたふつうサイズでは、女性や子供には少し大き過ぎるというご意見に応え、小さめサイズ<MA-1050S>(約145×95mm)を新たにラインアップ、昨年9月より販売しています。ふつうサイズ<MA-1050>(約175×95mm)の性能はそのままに、女性や小学校高学年以上のお子様の顔にしっかりとフィットする大きさとして仕上げました

左:ふつうサイズ<MA-1050> 右:小さめサイズ<MA-1050S>

左:ふつうサイズ<MA-1050> 右:小さめサイズ<MA-1050S>

 


次に、マスクに関するシャープのこれまでの取り組みを紹介します。

■マスクに関するこれまでの取り組み

昨年2月、新型コロナウィルス感染症の拡大により市場でのマスクの需給が逼迫し、手に入れるのが困難な状況となりました。当社は日本政府から要請をいただき、2月28日にマスク生産の方針を決定。1ヶ月足らずの短期間で生産体制を構築し、3月24日に三重工場で生産を開始することができました。

その後、4月28日に当社のECサイト「COCORO STORE」で一般のお客様向けに抽選販売をスタート。第1回目の抽選では、3万箱の販売予定に対し、470万6,385件のご応募をいただく(実際は4万箱に増量して対応)など、非常に大きな反響をいただきました。

徐々に生産能力を増強し、女性やお子様の声に応えた小さめサイズを9月にラインアップに加える一方、シャープマスクを毎日利用したいというお客様のニーズにお応えし、必要な数量を確実に入手でき、買い忘れも防ぐことができる「マスク定期便サービス」を12月1日に開始しました。また、今年2月には、三重県多気町のふるさと納税の返礼品にご採用いただくとともに、3月5日には、企業や自治体などからの大口注文(1箱1,200枚)に対応するなど、より多くのみなさまに日本製の高性能なマスクをお届けできるよう、現在も取り組みを進めています。

マスクに関するこれまでの取り組み

マスク出荷累計1億枚達成式典の様子

マスク出荷累計1億枚達成式典の様子

「マスク定期便サービス」のイメージ(毎月自宅のポストに到着)

「マスク定期便サービス」のイメージ(毎月自宅のポストに到着)

          


シャープにとって、不織布マスクは前例のない挑戦でした。担当したメンバーたちが、マスクで社会貢献を果たしたいとの強い想いと絶え間ない努力を重ねたことで、短期間で高品質なマスクを生産し、多くの皆さまにお届けすることができました。
そのシャープマスクがどんなプロセスで製造されているのか、みなさんも興味ありますよね。次回、生産現場の三重工場に迫り、どうやってマスクを作っているのかを紹介します。お楽しみに!

(広報担当:H)

<関連サイト>

■製品情報:不織布マスク
■ECサイト:COCORO STORE(個人向けマスク販売 / マスク定期便 /大口注文向けマスク販売
■ニュースリリース:
 マスク生産開始のお知らせ
 個人のお客様向け ECサイトでのマスク販売開始のお知らせ
 個人のお客様向け「不織布マスク(小さめサイズ)」を発売
 「マスク定期便サービス」を開始
 三重県多気町のふるさと納税の返礼品に「不織布マスク」が採用

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