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マスクをたくさんの方に届けたい!その思いを実現するため日々挑戦中です。
――<マスクで社会貢献④>

2021年5月24日

著者:広報Y

今回は実際にマスクの販売に関連する業務を担当している6人に集まってもらいました。シャープの連結子会社である、株式会社SHARP COCORO LIFE(以下、ココロライフ)の4人と株式会社AIoTクラウドの2人です。

――まず、担当している業務についてお聞かせください。

(丸山)マスクを商品化するために、商品パッケージの検討、生産を担当する三重工場とのやりとり、小さめサイズのマスクなどの新製品の立ち上げ、販売方法の検討など、幅広い業務でさまざまな調整を行っています。

(森)当社のECサイトであるCOCORO STORE(ココロストア)の運営を担当しています。実際にお客様が訪れるWEBサイトに掲載する製品情報の作成や、抽選ページの週次更新など、お客様から見える部分です。実店舗でいうと接客に相当します。

(佐々木)私は昨年4月に入社してまだ1年を少し過ぎたところです。同じ部門の森さんに教えてもらいながら仕事をしており、日々勉強中ですが、今は毎日の受注をとりまとめる業務などを担当しています。

(丸木)COCORO STOREの開発運用の責任者という立場で、指揮をとりました。ECサイトは作ったら終わりではなく、色々なトラブルなどに対応し、改善していく必要がありますが、そういったことの全体最適化を図っています。

(江口)丸木さんのもとで、COCORO STOREの開発と保守を担当しました。当初予定していた先着順での販売から抽選販売にしたり、定期便の仕組みを追加したりといったことを行いました。また、システム全体の効率化を進めています。

(高尾)私が担当したのはCOCORO STOREのシステムに関する企画です。どういうふうにストアを見せるかといったことを企画し、開発担当部門と一緒にそれをカタチにしていきました。森さんのところと江口さんのところをつなぐような役割です。

――マスクの販売を担当すると聞いて、最初にどう思いましたか?

(丸山)ココロライフでやると聞いた時は、正直言ってびっくりしました。でも社会的に求められているものなので、なんとかしないといけないという思いは強かったです。まったく予定していない業務でしたが、後退は許されない、とにかくやるしかないと思いました。

(森)多くの方が感じたと思いますが、なぜシャープがマスクを?とびっくりしたのがいちばんでした。でもマスクを販売するからには、皆でやるぞ!という一丸となった雰囲気がありました。

(佐々木)私は、入社直前の昨年3月末にシャープがマスクの生産を始めるというニュースを目にしました。シャープは独創性のある会社だと感じて入社を希望していたので、入社後にマスクに関連する部署に配属されることがわかり、すごく楽しみになりました。

(丸木)マスクを生産すると聞いてシャープらしいと思ったし、マスクが品薄な状態で生産に乗り出すというのはとてもいいことだと思いました。それまでCOCORO STOREには、ここにいる江口さんや高尾さんのような技術力のある若い人たちを中心に進めていましたが、今回のマスクの件に関しては私も参加することになりました。そして気づいたらライフワークのようになってしまいました。この1年は会社に入ってからいちばん働いたと思います(笑)

(江口)最初マスクを扱うと聞いた時は、これまで扱ってきた商品がひとつ増えるだけという感覚でした。サイトがアクセス増加の負荷に耐えることさえできれば問題ないだろうと思っていたのですが、これだけ多くのお客様に注目していただけるとは想像していませんでした。結果的に、サーバーダウンしてお客様にご迷惑をおかけしてしまったことは非常に心残りです。

(高尾)COCORO STOREでマスクを売るとは思ってなかったので、おお来たか!という感じでした。たくさんの方にマスクをご提供することになるので、不安なところがありましたが、同時にスキルアップになると思いました。

――ご家族や知人の方からはマスクの販売に関して、何か声をかけられましたか?

(丸山)当社がマスクを販売すると決まった時から親戚や知人などから買いたいと連絡がありました。シャープ製品に関してこれまでこんなに問い合わせを受けたことはありませんでした(笑)。

(森)どうやったら買えるの?社員ならすぐに買えないの?と聞かれることもありました。もちろん社員でも抽選に当たらないかぎり買えなかったのですが・・。

(江口)家でマスクマスクって話をしていましたが、一向にマスクを持って帰ってこないので、本当にマスクを作っているのか、家族には疑われていたみたいですね。また、以前の部門の上司から「マスクに関わっているんだね、すごいね」といったメールをもらいました。

(高尾)マスクには、今までのシャープ商品にはない社会貢献ということがプラスされています。そういう業務に関われたのは良かったと家族とは話しています。

――マスクの販売を始める際、着用シーンのモデルを担当したのが佐々木さんですが、モデルを頼まれた時、驚きましたか?その後も多くのメディアに写真が掲載されましたが、ご家族やご友人からどういった反応があったのでしょうか?

(佐々木)最初は自分でいいのかなと少し不安でした。マスクに関する報道が増えるにつれ、仲の良い友達だけでなく、学生時代お世話になった方々からも連絡をもらい、反響の大きさに驚きました。祖父母は喜んでネットの記事を印刷してくれていたので、少し祖父母孝行できたかなと思っています。こんなことになるとは思っていなかったけどいい経験になりました。

――マスク販売は大きな話題となり、先着順でマスクの販売を開始したところアクセス集中によりサーバーがダウンしてしまうなどといったことがありました。システムに関する裏話を教えてください。

(丸木)サーバーがダウンしてしまった時は、正直に言って「終わった・・・」と思いましたね。これはえらいことになってしまったなと。みんなが協力してくれて、改善をしつつ頑張ったのですが、それでも全然システムが動かない。そこでやり方を変えようと抽選方式で進めることになりました。ただ、コロナ禍の影響で在宅勤務をしており、今までのように集まって相談することができませんでした。そんな中、オンラインでやりとりして、システムができたときは感動しました。コミュニケーションの取り方として、従来と違う仕事のやり方を体験しながら進めていったところも印象に残っています。

(江口)当時マスクは品薄だったので、アクセスは多くなるだろうと思っていました。その上で大量のアクセスに耐えられる対策をとっていたつもりでしたが、予想をはるかに上回る反響がありました。また、フィッシングメール対策として、当選メールに購入ページのURLを記載しないことにしました。それまではお客様がアクセスしやすいようメールにURLを書くというのは当たり前でしたが、あえてそれをしない選択をしたのです。今回のマスク販売を通して自分の中の常識がかわったというのも大きな出来事でした。

(高尾)アクセス集中でお客様に大変迷惑をかけてしまったことが、とても申し訳なく早く復旧しなければと思いました。これまでCOCORO STOREでは、ヘルシオデリやペットケアモニター、ロボホンといった、シャープ独自の製品を扱ってきましたが、アクセス数はそこまで多くなかったんです。ところが急に多くのお客様がWEBサイトにアクセスしてくださったことで、いままでなかった検討項目が次々に出てきました。それを一つひとつ解決していくことで大きく進化してきました。お客様にとって、ECサイトは24時間利用できて当然です。今回の経験を活かし、お客様に安心してサイトをお使いいただけるよう日々努力を続けているところです。

――マスク販売を担当して、印象的だったことは何でしょうか?

(丸山)やはりスタートがいちばん大変だったのですが、サーバーダウンから、ほんの数日で抽選販売に切り替えるにあたり、丸木さんを始め、江口さん、高尾さんを中心に一気にやりきってくれ、そこから毎週抽選販売を続けるというスキームを立ち上げました。ストアに投入したら売れると思っていたのが、いろんな課題にぶちあたっていったわけですが、皆で協力し、走りながら解決していくことができたことが印象に残っています。

(森)抽選販売など、運用のところをやっているので、実際にお客様の姿は見えないのですが、当選メールの配信直後から、どんどんオーダーが入ってくるのを目の当たりにしています。とても多くの方がCOCORO STOREに来て下さっているのがわかり、やりがいを感じることができました。また、メールの文章の言葉を少し変えることによってアクセス数が急に増えるなど、影響の大きさを実感しました。何万人という方に当選メールをお送りするので、無事にオーダーが入っているか今でも毎回緊張します。大変でしたが、この1年間、細かいことも皆で議論し、アイデアを出し合いながら、乗り越えることができたと感じています。

――マスクの販売に関わったことを振り返って、感想を聞かせてください。

(高尾)マスクの販売に関われたということを、自分の中ではすごく誇りに思っています。自分の関わったシステムを通じ、多くの方にご購入いただいたことは感慨深いです。マスクをご購入くださったお客様には引き続き使っていただきたいし、まだシャープのマスクを使っていない方にも使っていただきたいと思っています。そのためにはシステムをどうすればいいか考え、よりよいサービスを目指していきます。

(江口)これからもマスクをたくさんのお客様に届けたいというのが目標ですが、そのためにたくさんの方にマスクのことを知ってもらわなければなりません。ただ、それは私の力だけでは難しいので、皆さんとアイデアを出し合いながら取り組んでいきたいですね。また、一度ご購入いただいたお客様に次も購入していただけるような、魅力的なサービスをカバーできる技術を身につけたいです。まだまだできることはいっぱいあると思っています。

(丸木)これまで様々な製品に携わってきましたが、マスクの販売に関わったことで大変貴重な経験をさせてもらったと思います。これまで直接お客様とやりとりをすることがありませんでしたが、ECサイトはお客様との距離が近く、お客様の声にすぐに対応できるというのはとても勉強になりました。今後は、お客様との双方向のコミュニケーションを進化させていきたいと思います。また、マスクはAQUOSやプラズマクラスターといったシャープを表すブランドの一つになり得ると思っています。今回、ココロライフの皆さんと一緒に仕組みを作り上げていきましたが、マスクをシャープブランドのひとつとして育てていくために、これからも色んなアイデアを出していきたいですね。

(森)今回、マスクを通じて多くの方にCOCORO STOREを知っていただけたのがとても嬉しいですし、大きな反響があったことに関われたということに、とてもやりがいを感じました。また、マスク関連商品として、光触媒スプレーやマスクケースなどの販売の企画をしました。現在、マスクケースはマスクとセットにして販売しています。こういった新しいことにもどんどん取り組むとともに、COCORO STOREに来てくださったお客様に、マスクだけでなく他のシャープ製品にも興味を持っていただけるようなサイトにしていくのが目標です。

マスクと一緒に使っていただこうと企画したマスクケース

(佐々木)販売開始の時はまだ新入社員としての研修を受けていて、皆さんがずっと会議しているのを見ていたのですが、あっというまに販売が開始されていくのを目の当たりにして、スピード感を感じました。この1年、先輩方が新しい仕事を進めていく姿を見ることができたのは貴重な経験になりましたし、やりがいのある仕事に携われることに意欲がわいてきました。これから自分自身が色々な業務ができるように、がんばりたいと思っています。

(丸山)多くの方に使っていただけるよう、定期便サービスや、大口のお客様向けの販売といった、お客様の希望するスタイルでマスクを提供できるように工夫してきましたし、これからも改善していきたいと思っています。そして、今回マスクの販売に携わったことで、お客様から感謝される喜びを感じました。おおげさかもしれませんが、今までの仕事で感じたことはなく、こんな喜びがあるんだと思ったのです。次も感謝されるものを手がけたいという気持ちが沸いてきました。

―――ありがとうございました。

今回、三重工場で生産したマスクを、実際にお客様に届ける役割を担った担当者たちの声をお届けしました。販売を開始してからの1年間を振り返ってもらいましたが、皆さんがそれぞれ充実した表情をしていたのがとても印象的で、頼もしく感じました。

次回は、生産を担当した三重工場の担当者の話をお届けします。

※  記載されている内容は、掲載日時点の情報です。

(広報担当:Y)

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■製品情報:不織布マスク
■ECサイト:COCORO STORE(マスク抽選販売 / マスク定期便)
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