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超音波ウォッシャーの魅力を再確認。できることが増えた超音波ウォッシャーが帰ってきました!

2016年に初めて発売し、累計販売台数23万台超の超音波ウォッシャー。今回、超音波ウォッシャーが、根強いファンの皆さまの声を受け、帰ってまいりました。7月14日に、新製品<UW-X1>を発売します。実は私も超音波ウォッシャーファンの1人です。もしこのまま新製品が発売されないままだったら寂しいな・・・と思っていたので、素直に嬉しいです!

まずは、超音波ウォッシャーについておさらいします

2016年に初めて発売した超音波ウォッシャーは、衣類や布製品の部分汚れを超音波の力ですばやく落とすことができます。毎秒約38,000回の超音波振動が、水を含んだ繊維の隙間に真空の泡を発生させ、泡が弾けるときに生じる強力なパワーで汚れを弾き飛ばす、部分洗いアイテムです。

超音波ウォッシャー<UW-X1>(左)と使用イメージ

今回、新しくなった超音波ウォッシャーについて、企画を担当したSmart Appliances & Solutions事業本部の金光に話を聞きました。

企画担当者に話を聞きました

Smart Appliances & Solutions事業本部 金光

――しばらく姿を見かけなかった超音波ウォッシャーですが、今回新しく登場したのはなぜですか?

(金光)
2016年に最初の機種<UW-A1>、そして2018年に<UW-A2>を発売し、その後は付属品として洗濯機に搭載しています。ただ、超音波ウォッシャー単体でご購入いただいたお客様からは、「超音波ウォッシャーが壊れたり、動かなくなったりしたら我が家の洗濯はどうなるの?」といった超音波ウォッシャーの再販を熱望する声が届けられることもありました。初期の頃から超音波ウォッシャーを継続してお使いいただいた場合、そろそろ充電池の寿命が訪れるんです※1。そういった声を受け、今回新製品をお届けすることになりました。

※1 充電池は、1日5分程度の使用で約5年お使いいただけます

――今回の超音波ウォッシャーのおすすめポイントを教えてください

(金光)
従来機と比べ、パワーアップして汚れを早く落とせるようになり、スニーカーや布製家具など丸洗いが難しいアイテムの洗浄も提案しています。また、衣料用の酸素系漂白剤※2を併用することで、黄ばみ汚れに対応しました。

※2 塩素系漂白剤は使用できません。

――ガンコな黄ばみ汚れを洗浄できるようになったのはなぜですか?

(金光)
衣類に触れるホーン(金属の先端部分)を強化アルマイト加工することによって、酸素系漂白剤の使用が可能となり、黄ばみ汚れを洗浄できるようになりました。漂白剤を使うお洗濯って、漂白剤が手につかないようにゴム手袋をはめて、30分つけおきして・・・と手間がかかりますよね。でも超音波ウォッシャーなら、汚れたところに漂白剤をかけて1分ほどおき超音波ウォッシャーでなぞるだけなので、ネイルや手肌を気にせず気軽に使っていただけると思います。スプレータイプの漂白剤だとさらにお手軽です。

黄ばみの評価試験では、周りの社員の協力で、タンスからしっかり寝かせた黄ばみシャツを探してもらい、実際の黄ばみ汚れでたくさん試しました※3。黄ばんで着なくなってしまった服をもう一度着てもらえるきっかけになれば嬉しいです。

※3 当社実験による。衣料用漂白剤(酸素系)および約40℃の温水を使用。衣類の素材、漂白剤の種類や黄ばみの程度によって洗浄効果が異なります。

――ところで、以前のモデルのスペックと比べてみると、今回のモデルの超音波振動も毎秒約38,000回と、変わっていないように思うんですが・・・

(金光)
いいところに気づきましたね!実は超音波振動の毎秒約38,000回というのは、衣類の汚れが落ちて、なおかつ衣類が傷みにくい最適な振動数だと私たちは考えています。そのため、今回の超音波ウォッシャーでも、従来機と同じ振動数にこだわりました。素材にあった振動数があるので、振動の数字が大きくなるほど汚れがよく落ちるというわけではないんですよ。

 

――なるほど、そういうことなんですね!では振動の回数は同じなのに、どうして汚れ落ちが良くなったんですか?

(金光)
この超音波振動の回数を変えないまま、電子部品の改良によって出力を高めたことで汚れ落ちスピードを約25%向上させることができました。以前の超音波ウォッシャーをお使いのお客様からの「もうちょっと早く汚れが落ちたらいいな」「ガンコな汚れも落ちたらいいな」というご要望にお応えできる製品になったと思います。

 

――どういった使い方がおすすめですか?

(金光)
充電スタンドに置くだけで簡単に充電できるようになったので、サニタリー空間を定位置にして、いつでも使えるようにしていただきたいと思っています。そのため、本体のカラーもシックなシルバーにして、サニタリー空間になじむようにしました。

洗浄するものとしては、普段の衣類はもちろんですが、個人的には車のシートがおすすめです。車のシートは絶対に丸洗いできないですけど、飲み物をこぼしてしまったとか、そういった汚れに超音波ウォッシャーを試していただきたいです。汚れの部分に霧吹きなどで水をつけて超音波ウォッシャーでなぞるだけ※4。あとはタオルを押し当てて水分を拭き取れば大丈夫です。

※4 シートの素材が水を含ませての洗浄が可能かお確かめのうえお試しください。全体に汚れが蓄積している場合は、水を加えることで汚れが広がってシミになることがあります。目立たない場所であらかじめ試すなど十分にご注意ください。

スタンドに置くだけで簡単に充電できるようになりました

――パッケージにもこだわりがあると聞きました。

(金光)
段ボールの素材を活かしつつ紫外線を照射するUV印刷で商品イメージを入れたことで、高級感のある仕上がりになりました。シンプルだけど印象的なパッケージになるようデザインしてもらいました。本体を収める緩衝材も、従来のプラスチックではなく、さとうきびの搾りかすからできたバガス配合紙を使い、エコパッケージを実現しました。バガスは天然素材なので、燃やせるゴミとして捨てることができます。

配慮が詰まったパッケージ(右)と緩衝材。
こんな素敵な箱、捨ててしまうのはもったいないですね。

――最後にお聞きしたいのですが、最初の超音波ウォッシャーの型番が<UW-A1>そして次が<UW-A2>なので、今度はA3かなと思っていました。<UW-X1>となった理由があるのですか?

(金光)
今、シャープのドラム式洗濯乾燥機の最上位機種がXシリーズなので、それに合わせたというのがあります。新しくなって、これが今の最高の超音波ウォッシャーです!という意味をこめて<UW-X1>にしました。たくさんの方に使っていただきたいですね。

――ありがとうございました。

超音波ウォッシャー、こんなふうに使います

超音波ウォッシャーの使い方、ぜひ動画でご確認ください!

できることが増え、充電も簡単になってさらに使いやすくなった超音波ウォッシャーの魅力をご紹介しました。1本あると、お洗濯の楽しさがアップすること間違いなしの超音波ウォッシャー。さまざまな汚れを落とすだけでなく、こすらずに汚れを落とせることで、大切なお洋服も長持ちします。超音波ウォッシャーのある暮らし、始めてみてはいかがでしょうか。

(広報Y)

超音波ウォッシャー製品サイト:https://jp.sharp/sentaku/uw/

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