天理古墳シャープの森で、笹ユリが開花しました!
2015年6月25日
天理古墳シャープの森で、2009年に種まきをした笹ユリが初めて開花しました!
奈良県にある天理事業所には、敷地内に古墳があります。
竹林が広がる古墳を“天理古墳シャープの森”と定め、敷地内に自生する笹ユリの育成・保護活動をはじめ、
高瀬川や事業所周辺の清掃など、様々な美化活動を行っています。
昨年12月6日に、希少種である笹ユリの「さく果」の採取に参加させていただきました。
天理古墳シャープの森 「笹ユリ育成区域の整備」に参加してきました!(昨年12月26日公開)
「さく果」は2枚以上の心皮で包まれた果実で、成熟すると乾燥して裂開して、種子を飛散させる役割があります。
乾燥した「さく果」(12月6日に行われた活動の様子)
5月27日、敷地内に15本の笹ユリの蕾を観測しました。
色づきはじめた笹ユリの蕾
敷地内には笹ユリが自生するエリアの他に、採取した種をまいた育成エリアがあります。
15本のうち3本は、2009年に育成地へ種まきをしたもので、6年目で初めての開花となります。
6月1日、育成エリアにて2本の笹ユリの開花を観測。
残りの1本も、先に咲いた2本の笹ユリを追うように開花したそうです。
育成地に咲いた笹ユリ
100個の種をまき、6年後に開花したのはそのうちの3本。
育成・保護活動の担当者は、育成の難しさと自然の奥深さを改めて感じたそうです。
6年の月日をかけて咲いた笹ユリの花は、その時間に比例するようにとても美しいですね。
「森・いきもの・人のつながりを理解し、きずなを深め、地球環境への優しい心をはぐくむ森」をテーマに、
今後も様々な活動を通して、生物多様性保全に貢献してまいります。
(広報担当:M)
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